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Posted by 滋賀咲くブログ at

自分の好きなことを仕事にする(第2回目)

2008年10月06日

(昨日の続き)

皆さんはデジカメを買う時、どのように買われるでしょうか?
様々なメーカーの中から、何を基準に選択されるでしょうか?
ある人は、家電量販店に行き、直接現物に触ってみて
決めるでしょう。
ある人は、店員さんにアドバイスをもらいながら
決めるでしょう。
またある人は、友人に聞いてから決めるでしょう。

では、私の場合はどうでしょうか。
私はまず、お店に行って各メーカーの商品説明カタログを
集めます。
その後、「有効画素数」、「開放F値」、「液晶モニターサイズ」等々、
項目をいくつか挙げながら比較表を作成します。
さらに、各種情報誌を読み、価格.comのコメントや
様々なレビューも参考にして、前述の比較表に
書き込んでいきます。
そして、自分なりに最終的に2~3機種に絞り込み、
ようやくお店に行って現物を見ます。
実際に持ってみた感触や操作性を確認し、
最後に、店員さんに質問をします。
それで納得して、やっと購入です。

随分と手間暇をかけるように見えるかもしれませんが、
実は小さい頃から私はこの作業が大好きでした。
購入してその商品を使う時よりも、
購入するまでのこのプロセスが、
実は一番ワクワク、ドキドキしている時で、
私にとっては一番楽しい時間
なんです。


さて、第1回目でお話しましたあのご老人、
お帰りいただいてから、
このことを思い出したのです!!
そうだ!あのご老人にこれを応用しよう!!

そこでまず、私はお昼休み等を利用して
近所の銀行まわりを始めました。
預金者の一人として窓口で説明を受け、
各銀行の商品説明パンフレットを収集しました。
そして、それらを持ち帰って前述の比較表作成に着手しました。
いやぁ~これは大変面白かった。
なぜかというと、前述のように商品の比較表作成は
私にとってはとっても楽しい作業だったからです。
ましてや、これがあのご老人のためになると思うと、
力のかけ方が違いました。
自分でもワクワク、ドキドキしながら作成していた
あの感覚は今でも忘れることはありません。
なぜなら、それは入社2年目にして初めて自らが考え
行動したことだったからです。
上司に言われてしたことではなく、
自分が好きなことを生かしながらの行動だったからです。

やがて、あのご老人が来店されました。
プリケ「おばあちゃん、先日お聞きになっていたことですが、
こういうのを作りました」
と言って比較表をお見せしました。
ご老人「あーこれこれ、こういうのが見たかったの。
ありがとう、プリケさん!」
おばあちゃんは満面の笑みを浮かべながら、
私が作成した比較表をご覧になっていました。
そのおばあちゃんがその後、
私の固定客様となっていただいたのは言うまでもありません。
(ただし、この出来事は今から20数年前の話なので、現在、こうしたことが認められているのかどうかは、分かりません)

私はその時、知りました。
それまでは会社に仕事をさせられているという感覚でしたが、
自分の考えで工夫しながら前向きにお客様に接した時、
何倍もの喜びや感動があることを。
その時、初めて仕事をする面白さ、楽しさ、喜びを感じたのです。
そして、<自分の好きなことを仕事にするのは難しい>ことかもしれませんが、<好きなことを応用して仕事に生かす>ことならできるということに気付きました。

そのような感覚で仕事に接し始めてから、
仕事が俄然面白くなってきました。
会社にやらされているというのではなく、
<自分の好きなことを応用して仕事に生かし、
仕事の中に遊びをつくりながら、その中で自ら楽しむ>

という取り組み方です。
幼少の頃から好きだったことを思い出し、
それを仕事にも応用することによって私は仕事の楽しさが
分かるようになったのです。
今から20数年前、入社2年目の冬のことでした。
  
タグ :仕事


自分の好きなことを仕事にする(第1回目)

2008年10月06日

<自分の好きなことを仕事にする>、
これができればホントにいいですね。
でも、好きなことを仕事にすることは、
なかなか難しい。。。
9月6日のブログにも書きましたが、
野球が好きだからプロ野球選手になれるとは限らない。
歌が好きだからプロの歌手になれるとは限らない。
むしろそれは大変難しいこと。

振り返れば、銀行勤務時代、最初の頃は何か仕事を
させられているという感覚でした。
大きな組織の中で、決められたことを正確かつ迅速に
こなして目標数字を達成していく。
入社2年目あたりまでは、そのように考えていました。

ある時、窓口に座っていたらひとりのご老人が来店されました。
ご老人「プリケさん、預金をしたいんだけど、
特徴を説明してくれる?」
プリケ「はい、分かりました。てまえどもの預金は・・・・・」

一応預金の説明を終えた私に、そのご老人は、
「プリケさん、あなたの銀行の預金の特徴はよく分かったわ。
あと私が知りたいのは、お隣とか前にある別の銀行の預金と
どのように違うのか知りたいの」

・・・・・・・・・・・・

う~~む、困った。
おおよそのことは分かるが、
お客様にはうまく説明できるほど知識がない・・・。

というわけで、その日はきちんとした説明ができないまま
お客様に引き取ってもらいました。
これではいけない!
と思い、私はある行動に出ました。
続きはまた明日。







  
タグ :仕事