がんクエスト6~プリケの冒険
2020年11月10日
体調悪くヨレヨレの中、
無理して書かんでもエエのに、
またまた、ごくごくごく
ご~~~~~くわずかの
読者のみなさまのために
書いてしまいました。
がんクエストシリーズ第6弾!!
まずは、これまでのあらすじ。
★★★★★★★★★★★★★★★
がんに苛まれる勇者プリケ。
一念発起して、元凶であるがん大魔王を
倒す旅に出ることにした。
仲間を少しずつ増やし、
プリケを含めて5人のチーム・プリケが
結成された。
数々の試練を通し、
ようやくがん大魔王の居場所の
入口が三井寺の三井の晩鐘にある
ということがわかった。
その準備として、ブースカはカリン様に
仙豆をもらいに、ナースすずちゃんは
スニフとメソメソと一緒にイオンへ
武器や防具等の調達に、
そしてプリケとドクター亮、腰のあんばいは
先に三井寺に向かった。
★★★★★★★★★★★★★★★
ブースカは天高くそびえ立つ
カリン様のいるカリン塔へ
一直線に飛んで行った
ブースカ:
あっ!見えてきたゾ。
あれがカリン様のいる所だ。
カリン様:
ん?お前は誰じゃ?
ブースカ:
ボク、ブースカです。
カリン様:
ブースカ?
ん?
おお~っ!お前はあの円谷プロの
快獣ブースカか?!
ブースカ:
そうです、そうです!
カリン様:
ワシもあの番組はよく見ておったゾ。
ブースカ:
エッ?!こんな空中高いカリン塔でも
テレビを見られるんですか?
カリン様:
もちろんじゃ。
今やamazon prime videoや
Netflix、YouTubeも見られるゾヨ。
ブースカ:
それじゃあ、ドラゴンボールも
見られるんですね。
カリン様:
もちのろんじゃ!
特にワシの登場場面は録画して
永久保存にしてあるゾヨ。
ところで、今日は何の用じゃ?
かくかくしかじか、あれやこれやと
ブースカはこれまでのいきさつを
カリン様に話した。
ブースカ:
というわけで、仙豆をできれば
いただきたいんです。
カリン様:
そうか、そんな事情であれば
仕方ないのぉ~。
仙豆と言うからには1,010円ぞよ。
ハハハハ、冗談じゃ、冗談じゃ。
今、14粒あるから持っていくがよい。
お~い、ヤジロベー!
仙豆を持ってきてくれ!!
ヤジロベー:
はいよ。これが仙豆だ。
大切に扱えよ。

ブースカ:
おお~っ!あなたがヤジロベーさん!!
ドラゴンボールでは中盤からたしか
ほとんど活躍しなかったキャラですね。
ヤジロベー:
悪かったナ!!
鳥山先生に文句を言ってくれ!!
ブースカ:
カリン様、ありがとうございました。
カリン様:
勇者プリケ達によろしくナ。
ブースカはカリン塔から急降下していった。
カリン様:
しかし、やつらは大変な敵を相手にしたもんじゃ。
大魔王と言えば、かつてはピッコロ大魔王が
有名じゃが、今度はがん大魔王か・・・。
う~~む、強敵じゃのぉ~。
プリケ達が勝つチャンスはごくわずかじゃのぉ。
それだけ、がん大魔王は強大な敵じゃ。
一方、イオンに武器や防具等を調達に行った
ナースすずちゃん一行。
おおよそ、望む物は調達できた。
ナースすずちゃん:
しかし、よくイオンにくさりかたびらとか
太陽の盾、鋼鉄の兜とかが売ってたよね。
普段なら売ってないのに・・・。
スニフ:
バッタもん、ちがうか?
メソメソ:
今日はG.G感謝デーだから特別に
マニア向けコーナーが開催されていたメソ。
スニフ:
ちょっと、おなかへったから、
軽く何か食べていこうよ。
ナースすずちゃん:
たこ焼き、食べに行こうよ。
4階のフードコートで食べられるメソ。
あそこのたこ焼き、おいしいメソよ。
スニフ:
すずちゃん、あんたメソメソの話し方に
なってるメソ。
ナースすずちゃん:
スニフ、あんたもそうだよ。
とまあ、こんな危急存亡の時に
のんきで平和な会話が交わされていた。
さて、三井寺に先に着いていた
プリケ、ドクター亮、腰のあんばいの3名は
三井の晩鐘のみならず、
その他の場所も念のため
下調べをしておいたが、
別に変わったところはなく、
またがん大魔王の手下達が
襲ってくることもなかった。
プリケ:
なんか、静かすぎてかえって
不気味ですね
その後しばらくして、三井の晩鐘に
仲間が集まってきた。

三井の晩鐘。1回、300円でつくことができます
ブースカ:
カリン様から仙豆14粒、もらってきたよ。
ナースすずちゃん:
ブースカ、ありがとう!!
あ~、たこ焼き、おいしかった・・・。
じゃなくて、いい武器や防具が売ってたよ。
G.G感謝デーだから結構混んでたよ。
各戦士たちは自分に適した
武具や防具を身に付けた。
プリケ:
さぁ~て、いよいよ「なんちゃって
がんワールド」に突入するゾ。
ドクター亮:
みんな、心してかかれ!!
ナースすずちゃん:
スニフとメソメソとはここでお別れね。
助かったよ。ありがとう。
ドクター亮:
ホント、ホント。
それじゃあ元気でな。
フィンランドに戻ったら、ムーミンやミィ、
スナフキン達、その他ムーミン谷の
みんなによろしく伝えてくれ。


スニフ:
こちらこそ、ありがとう!
みんなの健闘を祈るよ。

メソメソ:
なんか、ちょっと寂しいメソ。
本当なら一緒に行きたいけれど、
ボク達なんか足手まといになってしまうからね。
みんな!気を付けて!!
プリケ:
よし!みんな、行くゾ!!
えっと、たしか鐘を3回、鳴らすんだったな。
プリケ:
あれっ?その横にある黄色いボタンは何だろう?
腰のあんばい:
何じゃかわからんが、そんなものは
放っておけ!!
さっさと3回、鐘を鳴らそうぞよ。
ゴ~ン!
ゴ~ン!
プリケ:
カルロス(笑)
ゴ~ン!
ドクター亮:
おや?何も起こらんじゃないか。
ナースすずちゃん:
そりゃそうよ。
プリケさんがカルロスって余計な言葉を
発したからだよ。
プリケ:
あっ!ごめん、ごめん。
じゃあ、気を取り直して・・・
ゴ~ン!
ゴ~ン!
ナースすずちゃん:
たんすに(笑)
ゴ~ン!!
プリケ:
すずちゃん!!
駄目だって言うのに!!
ナースすずちゃん:
ごめん、ごめん、この音につられて
つい言っちゃうんだよね(笑)
プリケ:
よ~し、今度こそ!!
ゴ~ン!
ゴ~ン!
ゴ~ン!
ドクター亮:
Gone with the wind(笑)
風と共に去りぬ。
あの映画は良かったなぁ~。
ブースカ:
も~ぉ、先に進まないじゃないか。
腰のあんばい:
ちなみに、こんなのもあるわい。
ゴ~ン!
ゴ~ン!
ゴ~ンじりはうまい!(笑)
ごんじり

これ、ホンマにうまいんです。
特にこのスモーク風味。
お酒やお茶にも合いますよん
ドクター亮:
さぁ~、そろそろ茶番劇は
おしまいにしようか!
腰のあんばい:
もともと、このストーリー自体が茶番劇
みたいなもんじゃがの
ドクター亮:
ちなみに忘れていたけれど、
鐘が3回鳴ったら、全員で
「開いてちょんまげ」と唱えることを
忘れずにな。
プリケ:
ではみなさん、いよいよ異世界へ突入です!!
こんな重大局面にテレビ局がどこも
来ていないなんて。
せめて、びわ湖放送ぐらい
来てくれてもよかったのに・・・。
どこのテレビ局も、Go to トラベルや
Go to イートの取材で忙しいんだろうな。
ゴ~ン!!
ゴ~ン!!
ゴ~ン!!
全員:
「開いてちょんまげ」
荘重な響きがあたり一面に響き渡った。
すると鐘の中から白いもやのようなものが
現れ始め、パーティ一行を包んだ。
メンバー全員は一瞬めまいのようなものを感じた。
プリケ:
しもた
ハリウッド映画「ゴジラ vs コング」を
観ないまま異世界ワールドに
来てしまった
観ておきたかったなぁ~

「ゴジラvsコング」のイメージ
なんてことを勇者プリケが考えている間に、
あたりが徐々に見え始めた。
ドクター亮:
おお~っ!ここが「なんちゃってがんワールド」か。
プリケ:
なんか、ちょっと空気が悪いな。
ナースすずちゃん:
みんな!気を付けて!!
がん菌がふわふわ飛び回ってるよ。
ブースカ:
まずい。これを吸い込んじゃいけないゾ!!
ナースすずちゃん:
任せて!!
私を誰だと思ってんの?
その他全員:
ナースすずちゃんで~~~す
ナースすずちゃん:
アハハ、みんな、毎回同じこと言うね。
ナースでもあるけれど、
私は神に選ばれた聖魔道士よ!!
ナースすずちゃんは魔法を唱えた。
ナースすずちゃん:
がん菌イヤヨ、がん菌撤退!!
ブヨヨヨヨ~~~ン!!
さわやかな光がプリケ達一行を
包み込んだ。
ナースすずちゃん:
もうこれで大丈夫よ。
メンバーはがん菌に攻撃されない体質になった。
ドクター亮:
すず!そんな魔法知ってるんなら、
病院でも唱えてくれよ!!
ナースすずちゃん:
駄目なんです。これは「なんちゃってがんワールド」
のような6Gの世界でしか使えない魔法なんです。
病院はまだ5Gどころか4Gの世界でしょ。
がん菌が次々に襲ってきたが、
すずの強力魔法「がん菌イヤヨ、がん菌撤退」が
見事にはね返し続けた。
腰のあんばい:
さすが、聖魔道士の魔法じゃ。
見事なもんじゃ焼き
がんゾンビも次々に襲ってきたが、
パーティ一行の敵ではなかった。
いまやこのようなザコ敵と
プリケ達とはレベルが違い過ぎた。。
がんゾンビ:
ウギャア~!くっそ~、
俺たちにはまったく見せ場がないゾ~。
すると、その奥から凄まじく大きな「気」を
もった者が近づいてきた。
プリケ:
♪この~「気」なんの「気」、
気になる「気」~。
感じたことない「気」ですから~♪
ナースすずちゃん:
♪経験したことない~
災いふりかかります~♪
あっ!ちょっと、字余りだね。
ドクター亮:
何をのんきそうに歌ってるんだ。
今はそんな時じゃないゾ。
ブースカ:
エッ?今はどんな時?
ドクター亮:
う~ん・・・、君らに一から説明していては
時間がいくらあっても足らんわ。
おや?腰のあんばいがいないゾ。
奴はどこに行ったんだ?
白いもやの中にいる凄まじく大きい
気の持ち主が現れた。
それは腰のあんばいだった。

これ
、「ドラゴンボール」の
亀仙人ですが・・・、
まあそうかたいことは言わんと
ナースすずちゃん:
あれっ?!
腰のあんばいのじっちゃん!!
なんでそんなにぎょうぎょうしく
現れてんのうじ駅?
腰のあんばい:
ムフフフ。
お前達、本当に鈍感じゃなごや名物ソーツカツ丼。
これまでずっと行動を一緒にしてきたのに、
まったく気付かんとは!!
プリケ:
エッ?何を言ってんの?じいさん!!
腰のあんばい:
ホンマにのんきな奴らじゃーじゃー麺。
今こそ、教えてやろう!
これがワシの本当の姿じゃ!!
ググググググッ!
腰のあんばいの身体がみるみるうちに
大きくなり始めた。
頭からは触覚がはえ、腰のあんばいの
姿はまったく別の者になり始めた。
ナースすずちゃん:
キャア~!
何?これ?
じっちゃん、変身するの?
腰のあんばいの姿は白いもやに包まれたが、
やがてメンバーの前に現れたその姿は
この世のものではなかった

がん大魔王:
我こそが、がん大魔王じゃ!
(東映映画「宇宙大怪獣ギララ」のフィギュアです
)
ブースカ:
ワ~、円谷プロにいそうな怪獣だ~。
がん大魔王:
円谷プロとちゃいまんねん!!
ナースすずちゃん:
ということは、これまで腰のあんばいという
普通のじっちゃんと思っていたのが、
本当はがん大魔王だったの?
プリケ:
見事にだまされてしもた。
がん大魔王!お見事!!
あんたが仮装大賞、チャンピオンだぁ~!!
優勝者はGo to eat 食事券、1万円分らしいよ。
うらやましい~!!
チーム全員:
パチパチパチ!おめでとう~
がん大魔王:
お、おおっ~、おおきに~!!
しかし、お前達といると、なんか、
調子、くるってしまうワイ。
それに、これ、仮装と違うし・・・。
着ぐるみじゃないゾ。
なぁ!ブースカ?
お前もそれ、着ぐるみじゃないジャロ?
ブースカ:
うん、これ生身の身体だよ。
ラスボスと初めて対峙したはずなのに、
まったく緊張感なしの最終場面。
そんな雰囲気の中で最終決戦が始まった。
ドクター亮の流星メス攻撃、
ブ-スカの怪力にものを言わせた体当たり、
ナースすずちゃんのちはやふる投げ。
そして、プリケの傾聴姿勢(←これ、攻撃か?)
次々と得意技が繰り出されたが、
まったくがん大魔王には効き目がない。
軽くいなされてしまい、両者の間には
アリとゴジラぐらいのレベル差があった。
プリケ:
う~ん、困った・・・。
何をしてもまったく歯が立たないゾ。
そうこうしている内に、がん大魔王の
触覚が光り出した。
ナースすずちゃん:
みんな!気を付けて!!
突然、触覚から激しい光線が
一行にめがけて「放たれた」。
ブースカ:
エッ?!
ボク、「鼻たれてない」よ。
プリケ:
エエナァ~、この絶対絶命の際にも
冗談が出てくるこのチーム!!
バチバチバチバチ。
鋭い光線が全員に当たった。
チーム全員:
ワ~
ムムム
キャア〜
シオシオのパ〜
全員のHPがゼロになった。
そして・・・
Game Over
の表示・・・
エッ?!
どうなるんだ?このファンタジーRPGストーリー。
これで、あっけなく終わり?????
無理して書かんでもエエのに、
またまた、ごくごくごく
ご~~~~~くわずかの
読者のみなさまのために
書いてしまいました。
がんクエストシリーズ第6弾!!
まずは、これまでのあらすじ。
★★★★★★★★★★★★★★★
がんに苛まれる勇者プリケ。
一念発起して、元凶であるがん大魔王を
倒す旅に出ることにした。
仲間を少しずつ増やし、
プリケを含めて5人のチーム・プリケが
結成された。
数々の試練を通し、
ようやくがん大魔王の居場所の
入口が三井寺の三井の晩鐘にある
ということがわかった。
その準備として、ブースカはカリン様に
仙豆をもらいに、ナースすずちゃんは
スニフとメソメソと一緒にイオンへ
武器や防具等の調達に、
そしてプリケとドクター亮、腰のあんばいは
先に三井寺に向かった。
★★★★★★★★★★★★★★★
ブースカは天高くそびえ立つ
カリン様のいるカリン塔へ
一直線に飛んで行った

ブースカ:
あっ!見えてきたゾ。
あれがカリン様のいる所だ。
カリン様:
ん?お前は誰じゃ?
ブースカ:
ボク、ブースカです。
カリン様:
ブースカ?
ん?
おお~っ!お前はあの円谷プロの
快獣ブースカか?!
ブースカ:
そうです、そうです!
カリン様:
ワシもあの番組はよく見ておったゾ。
ブースカ:
エッ?!こんな空中高いカリン塔でも
テレビを見られるんですか?
カリン様:
もちろんじゃ。
今やamazon prime videoや
Netflix、YouTubeも見られるゾヨ。
ブースカ:
それじゃあ、ドラゴンボールも
見られるんですね。
カリン様:
もちのろんじゃ!
特にワシの登場場面は録画して
永久保存にしてあるゾヨ。
ところで、今日は何の用じゃ?
かくかくしかじか、あれやこれやと
ブースカはこれまでのいきさつを
カリン様に話した。
ブースカ:
というわけで、仙豆をできれば
いただきたいんです。
カリン様:
そうか、そんな事情であれば
仕方ないのぉ~。
仙豆と言うからには1,010円ぞよ。
ハハハハ、冗談じゃ、冗談じゃ。
今、14粒あるから持っていくがよい。
お~い、ヤジロベー!
仙豆を持ってきてくれ!!
ヤジロベー:
はいよ。これが仙豆だ。
大切に扱えよ。

ブースカ:
おお~っ!あなたがヤジロベーさん!!
ドラゴンボールでは中盤からたしか
ほとんど活躍しなかったキャラですね。
ヤジロベー:
悪かったナ!!
鳥山先生に文句を言ってくれ!!
ブースカ:
カリン様、ありがとうございました。
カリン様:
勇者プリケ達によろしくナ。
ブースカはカリン塔から急降下していった。
カリン様:
しかし、やつらは大変な敵を相手にしたもんじゃ。
大魔王と言えば、かつてはピッコロ大魔王が
有名じゃが、今度はがん大魔王か・・・。
う~~む、強敵じゃのぉ~。
プリケ達が勝つチャンスはごくわずかじゃのぉ。
それだけ、がん大魔王は強大な敵じゃ。
一方、イオンに武器や防具等を調達に行った
ナースすずちゃん一行。
おおよそ、望む物は調達できた。
ナースすずちゃん:
しかし、よくイオンにくさりかたびらとか
太陽の盾、鋼鉄の兜とかが売ってたよね。
普段なら売ってないのに・・・。
スニフ:
バッタもん、ちがうか?
メソメソ:
今日はG.G感謝デーだから特別に
マニア向けコーナーが開催されていたメソ。
スニフ:
ちょっと、おなかへったから、
軽く何か食べていこうよ。
ナースすずちゃん:
たこ焼き、食べに行こうよ。
4階のフードコートで食べられるメソ。
あそこのたこ焼き、おいしいメソよ。
スニフ:
すずちゃん、あんたメソメソの話し方に
なってるメソ。
ナースすずちゃん:
スニフ、あんたもそうだよ。
とまあ、こんな危急存亡の時に
のんきで平和な会話が交わされていた。
さて、三井寺に先に着いていた
プリケ、ドクター亮、腰のあんばいの3名は
三井の晩鐘のみならず、
その他の場所も念のため
下調べをしておいたが、
別に変わったところはなく、
またがん大魔王の手下達が
襲ってくることもなかった。
プリケ:
なんか、静かすぎてかえって
不気味ですね

その後しばらくして、三井の晩鐘に
仲間が集まってきた。

三井の晩鐘。1回、300円でつくことができます

ブースカ:
カリン様から仙豆14粒、もらってきたよ。
ナースすずちゃん:
ブースカ、ありがとう!!
あ~、たこ焼き、おいしかった・・・。
じゃなくて、いい武器や防具が売ってたよ。
G.G感謝デーだから結構混んでたよ。
各戦士たちは自分に適した
武具や防具を身に付けた。
プリケ:
さぁ~て、いよいよ「なんちゃって
がんワールド」に突入するゾ。
ドクター亮:
みんな、心してかかれ!!
ナースすずちゃん:
スニフとメソメソとはここでお別れね。
助かったよ。ありがとう。
ドクター亮:
ホント、ホント。
それじゃあ元気でな。
フィンランドに戻ったら、ムーミンやミィ、
スナフキン達、その他ムーミン谷の
みんなによろしく伝えてくれ。



スニフ:
こちらこそ、ありがとう!
みんなの健闘を祈るよ。

メソメソ:
なんか、ちょっと寂しいメソ。
本当なら一緒に行きたいけれど、
ボク達なんか足手まといになってしまうからね。
みんな!気を付けて!!
プリケ:
よし!みんな、行くゾ!!
えっと、たしか鐘を3回、鳴らすんだったな。
プリケ:
あれっ?その横にある黄色いボタンは何だろう?
腰のあんばい:
何じゃかわからんが、そんなものは
放っておけ!!
さっさと3回、鐘を鳴らそうぞよ。
ゴ~ン!
ゴ~ン!
プリケ:
カルロス(笑)
ゴ~ン!
ドクター亮:
おや?何も起こらんじゃないか。
ナースすずちゃん:
そりゃそうよ。
プリケさんがカルロスって余計な言葉を
発したからだよ。
プリケ:
あっ!ごめん、ごめん。
じゃあ、気を取り直して・・・
ゴ~ン!
ゴ~ン!
ナースすずちゃん:
たんすに(笑)
ゴ~ン!!
プリケ:
すずちゃん!!
駄目だって言うのに!!
ナースすずちゃん:
ごめん、ごめん、この音につられて
つい言っちゃうんだよね(笑)
プリケ:
よ~し、今度こそ!!
ゴ~ン!
ゴ~ン!
ゴ~ン!
ドクター亮:
Gone with the wind(笑)
風と共に去りぬ。
あの映画は良かったなぁ~。
ブースカ:
も~ぉ、先に進まないじゃないか。
腰のあんばい:
ちなみに、こんなのもあるわい。
ゴ~ン!
ゴ~ン!
ゴ~ンじりはうまい!(笑)
ごんじり


これ、ホンマにうまいんです。
特にこのスモーク風味。
お酒やお茶にも合いますよん

ドクター亮:
さぁ~、そろそろ茶番劇は
おしまいにしようか!
腰のあんばい:
もともと、このストーリー自体が茶番劇
みたいなもんじゃがの

ドクター亮:
ちなみに忘れていたけれど、
鐘が3回鳴ったら、全員で
「開いてちょんまげ」と唱えることを
忘れずにな。
プリケ:
ではみなさん、いよいよ異世界へ突入です!!
こんな重大局面にテレビ局がどこも
来ていないなんて。
せめて、びわ湖放送ぐらい
来てくれてもよかったのに・・・。
どこのテレビ局も、Go to トラベルや
Go to イートの取材で忙しいんだろうな。
ゴ~ン!!
ゴ~ン!!
ゴ~ン!!
全員:
「開いてちょんまげ」
荘重な響きがあたり一面に響き渡った。
すると鐘の中から白いもやのようなものが
現れ始め、パーティ一行を包んだ。
メンバー全員は一瞬めまいのようなものを感じた。
プリケ:
しもた

ハリウッド映画「ゴジラ vs コング」を
観ないまま異世界ワールドに
来てしまった

観ておきたかったなぁ~


「ゴジラvsコング」のイメージ

なんてことを勇者プリケが考えている間に、
あたりが徐々に見え始めた。
ドクター亮:
おお~っ!ここが「なんちゃってがんワールド」か。
プリケ:
なんか、ちょっと空気が悪いな。
ナースすずちゃん:
みんな!気を付けて!!
がん菌がふわふわ飛び回ってるよ。
ブースカ:
まずい。これを吸い込んじゃいけないゾ!!
ナースすずちゃん:
任せて!!
私を誰だと思ってんの?
その他全員:
ナースすずちゃんで~~~す

ナースすずちゃん:
アハハ、みんな、毎回同じこと言うね。
ナースでもあるけれど、
私は神に選ばれた聖魔道士よ!!
ナースすずちゃんは魔法を唱えた。
ナースすずちゃん:
がん菌イヤヨ、がん菌撤退!!
ブヨヨヨヨ~~~ン!!
さわやかな光がプリケ達一行を
包み込んだ。
ナースすずちゃん:
もうこれで大丈夫よ。
メンバーはがん菌に攻撃されない体質になった。
ドクター亮:
すず!そんな魔法知ってるんなら、
病院でも唱えてくれよ!!
ナースすずちゃん:
駄目なんです。これは「なんちゃってがんワールド」
のような6Gの世界でしか使えない魔法なんです。
病院はまだ5Gどころか4Gの世界でしょ。
がん菌が次々に襲ってきたが、
すずの強力魔法「がん菌イヤヨ、がん菌撤退」が
見事にはね返し続けた。
腰のあんばい:
さすが、聖魔道士の魔法じゃ。
見事なもんじゃ焼き

がんゾンビも次々に襲ってきたが、
パーティ一行の敵ではなかった。
いまやこのようなザコ敵と
プリケ達とはレベルが違い過ぎた。。
がんゾンビ:
ウギャア~!くっそ~、
俺たちにはまったく見せ場がないゾ~。
すると、その奥から凄まじく大きな「気」を
もった者が近づいてきた。
プリケ:
♪この~「気」なんの「気」、
気になる「気」~。
感じたことない「気」ですから~♪
ナースすずちゃん:
♪経験したことない~
災いふりかかります~♪
あっ!ちょっと、字余りだね。
ドクター亮:
何をのんきそうに歌ってるんだ。
今はそんな時じゃないゾ。
ブースカ:
エッ?今はどんな時?
ドクター亮:
う~ん・・・、君らに一から説明していては
時間がいくらあっても足らんわ。
おや?腰のあんばいがいないゾ。
奴はどこに行ったんだ?
白いもやの中にいる凄まじく大きい
気の持ち主が現れた。
それは腰のあんばいだった。

これ

亀仙人ですが・・・、
まあそうかたいことは言わんと

ナースすずちゃん:
あれっ?!
腰のあんばいのじっちゃん!!
なんでそんなにぎょうぎょうしく
現れてんのうじ駅?
腰のあんばい:
ムフフフ。
お前達、本当に鈍感じゃなごや名物ソーツカツ丼。
これまでずっと行動を一緒にしてきたのに、
まったく気付かんとは!!
プリケ:
エッ?何を言ってんの?じいさん!!
腰のあんばい:
ホンマにのんきな奴らじゃーじゃー麺。
今こそ、教えてやろう!
これがワシの本当の姿じゃ!!
ググググググッ!
腰のあんばいの身体がみるみるうちに
大きくなり始めた。
頭からは触覚がはえ、腰のあんばいの
姿はまったく別の者になり始めた。
ナースすずちゃん:
キャア~!

じっちゃん、変身するの?
腰のあんばいの姿は白いもやに包まれたが、
やがてメンバーの前に現れたその姿は
この世のものではなかった


がん大魔王:
我こそが、がん大魔王じゃ!
(東映映画「宇宙大怪獣ギララ」のフィギュアです

ブースカ:
ワ~、円谷プロにいそうな怪獣だ~。
がん大魔王:
円谷プロとちゃいまんねん!!
ナースすずちゃん:
ということは、これまで腰のあんばいという
普通のじっちゃんと思っていたのが、
本当はがん大魔王だったの?

プリケ:
見事にだまされてしもた。
がん大魔王!お見事!!
あんたが仮装大賞、チャンピオンだぁ~!!
優勝者はGo to eat 食事券、1万円分らしいよ。
うらやましい~!!
チーム全員:
パチパチパチ!おめでとう~

がん大魔王:
お、おおっ~、おおきに~!!
しかし、お前達といると、なんか、
調子、くるってしまうワイ。
それに、これ、仮装と違うし・・・。
着ぐるみじゃないゾ。
なぁ!ブースカ?
お前もそれ、着ぐるみじゃないジャロ?
ブースカ:
うん、これ生身の身体だよ。
ラスボスと初めて対峙したはずなのに、
まったく緊張感なしの最終場面。
そんな雰囲気の中で最終決戦が始まった。
ドクター亮の流星メス攻撃、
ブ-スカの怪力にものを言わせた体当たり、
ナースすずちゃんのちはやふる投げ。
そして、プリケの傾聴姿勢(←これ、攻撃か?)
次々と得意技が繰り出されたが、
まったくがん大魔王には効き目がない。
軽くいなされてしまい、両者の間には
アリとゴジラぐらいのレベル差があった。
プリケ:
う~ん、困った・・・。
何をしてもまったく歯が立たないゾ。
そうこうしている内に、がん大魔王の
触覚が光り出した。
ナースすずちゃん:
みんな!気を付けて!!
突然、触覚から激しい光線が
一行にめがけて「放たれた」。
ブースカ:
エッ?!
ボク、「鼻たれてない」よ。
プリケ:
エエナァ~、この絶対絶命の際にも
冗談が出てくるこのチーム!!
バチバチバチバチ。
鋭い光線が全員に当たった。
チーム全員:
ワ~

ムムム

キャア〜

シオシオのパ〜

全員のHPがゼロになった。
そして・・・
Game Over
の表示・・・
エッ?!
どうなるんだ?このファンタジーRPGストーリー。
これで、あっけなく終わり?????
がんクエスト5~プリケの冒険
2020年10月19日
さぁ~やって来ました。
ごくごくごくご~~~~~くわずかの
読者に支えられている
「がんクエスト~プリケの冒険」の第5弾。
広瀬すずさんがコロナから
無事復帰
したことを受けて、
再び、チーム・プリケが
がん大魔王討伐に向けて動き出す。
今後の驚天動地の展開に
ご期待あれ!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ナースすずちゃん:
みなさ~ん!すみませんでした~~!!
ご迷惑をかけちゃって。
ブースカ:
バラサ、バラサ!!
すずちゃん、もう治ったんだね
ナースすずちゃん:
うん!ありがとう!
ブースカは元気だった?
ブースカ:
すずちゃんが休んでいる間は
シオシオノパ~だったけれど
こうして元気そうな
すずちゃんを見られて
ボクも元気百倍だよ
ドクター亮:
すず、もう戦いに参加していいのか?
ナースすずちゃん:
ハイ!へっちゃらです
看護師長の許可ももらってきました。

プリケ:
でも、すずちゃん、無理しちゃ駄目だよ。
ナースすずちゃん:
無理します!
だって、私がコロナにかかって
休んでいたせいで、
このRPGストーリーを楽しみに
待っていたごくごくご~くわずかの
読者のみなさんに申し訳なく思うし、
さらに、そんな読者の一人、
源治さんも話の続きを楽しみに
時々ブログにコメントまで
してくれていたんだもの。
ここで頑張って、聖魔道士の名に
恥じないようにしたいです!!
腰のあんばい:
まっ!酒でも一杯、かぁ~って
かっくらって勢いをつけるんじゃ!
ホレッ!さっき、ファミマで買ってきた
酒じゃが、一杯どうじゃ?
ナースすずちゃん:
あっ!イエ、勤務中ですから・・・

そんないつもと変わらぬ会話をしながら、
一行は遂に近江神宮に到着した。
プリケ:
さぁ~、着いたゾ!!
脱毛イヤヨが教えてくれた
がん大魔王の居場所のヒントとなる
地図が「時計館博物館」にあるらしい。
早速調べてみよう。
ナースすずちゃん:
ここは思い出深い所なんです。
私がカルタ大会に出場した場所・・・。
ドクター亮:
エッ?!
激務の看護師業の間に
よくそんな時間があったな。
ナースすずちゃん:
エヘヘ。これ、師長には内緒ですよ。
一行はほどなく、「時計館博物館」に着いた。
腰のあんばい:
みんな!日本の時刻制度について
知っとるケ~?
他の全員:
知ら~ん
腰のあんばい:
何じゃお前達!そんなことも知らんのかい。
え~、ゴホン。
わが国の時刻制度はじゃな、今をさかのぼること
1350年の昔、天智天皇の御代に大津の都に
漏刻(ろうこく)を設置され時間を知らされた
御事績に始まるんじゃ。漏刻とは水時計のことであり、
日本書紀には、初めて漏刻を用い鐘鼓を
鳴らして時を知らされた、と記録され、
時の記念日の由来となったわけじゃ。
ナースすずちゃん:
すご~い!腰のあんばいのじっちゃん!!
物知り~~~
腰のあんばい:
イヤ、それほどでも・・・
近江神宮のホームページを見て
読んだだけじゃ
プリケ:
そんなことだと思いましたよ
まあいい、よし!中に入るゾ!!
中にはたくさんの時計が展示してあった。
ブースカ:
ひぇ~っ!これ全部、調べるの~
ドクター亮:
こりゃ大変だな
ナースすずちゃん:
はいはい、見せ場、見せ場。
みんな!私を誰だと思ってるの?!
その他全員:
ナースすずちゃんで~す
ナースすずちゃん:
じゃなくて・・・
私は神に選ばれた「聖魔道士」だよ!!
地図を探すぐらいわけないよ。
「地図よ、地図よ、どこにある~?
バターではなく、チーズだよ」
プリケ:
なんかへんてこりんな呪文だなぁ~。
ナースすずちゃん:
プリケさん、バカにしてるね。
でも、この呪文の威力は強力だよ!!
あたりが霧のようなものにおおわれ始めた。
その中に緑色に光る場所が現れた。
ナースすずちゃん:
そこ!そこに地図が隠されている!!
ドクター亮が緑色に光っている
時計の後ろを開けてみると、
案の定、中に地図が隠されていた。
腰のあんばい:
すごいゾ、すずちゃん。
また魔法の腕を上げたな。
ナースすずちゃん:
はい、コロナで入院中、暇だったので、
毎日ハリー・ポッターの魔法の書を
読みあさっていたんです。
ちょっとでもみなさんのお役に立ちたく思って。

ブースカ:
さっすが、すずちゃん!
プリケ:
さて、なになに・・・。
地図には何が書かれてある?
地図は三井寺内の案内図だった。
その中で、三井の晩鐘の所に
星印が記されていたと共に、
以下の文章が添えられていた。
【この地図を探し当てた者に告ぐ】
ラスボス「がん大魔王」は恐いゾよ
おそらくお前達が考えている以上に
がん大魔王は強敵じゃ
ちょっとやそっとの攻撃では
びくともせん
金で解決しようと思っても無駄じゃ
がん大魔王は金には興味がない。
この世に<がん菌>をまき散らし、
人々をがんゾンビと化して、
がん帝国を作ることが目的じゃ。
それでも倒したいという、
ごくごくご~くわずかな者達よ!
三井寺に行くがよい。
そして、三井の晩鐘を3回突いてみよ。
さすれば、がん大魔王が住む
「なんちゃってがんワールド」の
入口が見つかろうゾ。
ただし、言っておく。
一歩でも「なんちゃってがんワールド」に
踏み込んだら、もう2度とこの世には
戻ってこられないかもしれぬ。
これまで多くの勇者達が足を踏み入れてきた。
千代の富士や星野仙一、石原裕次郎も
残念ながら2度とこの世には
戻ってこなかった。
だから、それだけの覚悟があるなら行くがよい。
腰のあんばい:
やめじゃ、やめじゃ。
ワシはそんなリスキーなことは嫌じゃ
プリケ:
じいさん!何を言ってるんですか今さら。
もうあとには引けないんですよ。
ドクター亮:
イヤ、いつでもあとに引けると思うが・・・。
プリケ:
先生まで何を言うんですか!!
それじゃ、これまでの僕らの冒険は
何だったんですか。
腰のあんばい:
まあ、あれじゃ・・・。
これまでの冒険はちょっとマンネリ化してきた
ブログに新しい風を吹かせようと書き手が考え、
道楽の一つで始めたものじゃて。
なんとか、ごくごくご~くわずかの読者の
楽しみにもなったと思うゾよ。
プリケ:
そ、そんな・・・。
でも、ボクは一人でも行きます
三井寺に!!
そして「なんちゃってがんワールド」に!!
ナースすずちゃん:
プリケさん、私はお供します。
プリケさんが初めて私が勤務する病院に
入院された時、何かの縁で私がプリケさんの
担当になりました。
そして、一緒に病気と戦っていくと
心に決めたんです。
結果がどうなろうと最後まで私はお供します。
ブースカ:
プリケさんというより、ボクはすずちゃんを
守ると誓ったんだ。すずちゃんがプリケさんの
お供を最後までするというなら、
ボクも最後まで戦うよ。
ドクター亮:
君たちのその覚悟を知りたかった。
ボクもプリケさんの主治医として
最後までつきあうよ。
プリケ:
ありがとう!ありがとう!みなさん!!
腰のあんばい:
オイオイ、ちょっと待て。
お前達、正気か?
もう2度とこの世に戻れないかもしれんのだゾ。
・・・・・・・・・・
ええ~い、面倒くさい!
どうせこのままでも、いつかがん大魔王に
がんゾンビにされてしまうのなら、
老人の意地を見せてやろうかいの。
しゃあ~ない。プリケよ、お前についていくゾよ。
プリケ:
ありがとう!ありがとう!腰のあんばいのじいさん。
老体にむち打ってまで・・・。
腰のあんばい:
何を言うか!お前だって、あと10年もすれば
今のワシと同じようになるぞえ。
ガッハハハ
ドクター亮:
さて、それじゃあ三井寺に向かうことにするか。
プリケ:
亮先生、何に乗って行くんですか。
ドクター亮:
もちのろん・・・
京阪電車だ。
ブースカ:
エッ?!
京阪電車!!
せっかくファンタジーRPGストーリーなんだから、
ここは笛を吹いたら翼がはえた白馬が
やって来るとか、馬車で行くのが
普通なんじゃないの?
ドクター亮:
ブースカ、それはフィクションの世界。
我々はノンフィクションだ。
地道に京阪電車に乗って
三井寺前駅まで行くんだ。
プリケ:
でも、この格好で電車に乗るんですか?
ナースすずちゃん:
まあいいんじゃない。コスプレだと周りの人は
思ってくれるよ。
時々、大津港あたりにもコスプレの人達が
いるから、別にへんだとは思われないよ。
と、その時だった。
いきなり5人のゾンビ化した人間が
林の中から現れ、襲ってきた。
(ホンマに急な展開ですなぁ~
)
腰のあんばい:
なんじゃ?こいつら?
ワシが酔拳でやっつけてやる!
ドクター亮:
腰のあんばいのじいさん、気を付けろ!
やつらにかみつかれたら
じいさんもゾンビになってしまうゾ。
腰のあんばい:
ひぇ~、そりゃ、たまらんわい。
まあ、もうゾンビみたいなもんじゃがの
ブースカ:
プリプリノキリリンコ、カッカッカ

みんな、ここはボクに任せて!!
突然、ブースカは空に舞い上がった。
ナースすずちゃん:
エッ?!
ブースカって空、飛べるの?
みんな知ってた?
他の全員:
知ら~ん
(参考)
ウィキペディア(Wikipedia)によると・・・
ブースカは人間並みの知能と
百トン力(りき)の怪力、
飛行能力や透明化、分身、光線発射など、
様々な超能力を持っている。
頭に生えている角のような「ブー冠」を
温めると大学教授以上に頭が冴えるが、
逆に冷やされると幼稚園児並みに
頭が悪くなってしまう。
また、前述した超能力はここで作られる
ブースカニウムという物質をエネルギー源に
使っているため、ブー冠が取れると
全ての超能力が使えなくなる。
というわけで、ブースカは空に舞い上がり、
飛行しながらがんゾンビに向けて
光線を発射した。
がんゾンビ:
ギャア~~~。
またたく間にがんゾンビ達はやられてしまった。
プリケ:
す、凄いゾ、ブースカ!!
さっすが円谷プロ!!
ブースカ:
エヘヘ。
すずちゃんの入院中に秘かに鍛錬していたんだ。
ドクター亮:
ブースカ!やる時にはやるな。
ナースすずちゃん:
ブースカ、ありがとう!

ところでところでところてん、
薬草とか武器、防具等、
もう少し買い揃えなくちゃね。
仙豆も必要だよね。
ブースカ!カリン様の所までひとっ飛びして、
仙豆をもらってきてくれる?
ブースカ:
がってん、がってん、ためしてガッテン
その代わり、ランチはボクの大好物、
ラーメンを食べようね。
ブースカは力強く飛び立った
プリケ:
じゃあ僕たちは、京阪電車に乗って
京阪大津京駅まで行き、
途中下車してイオンスタイルで買物をしよう。
ドクター亮:
そんな時間はないゾ。
ここは誰かに買物に行ってもらうしかない。
謎の生き物2匹:
あの~、もしよかったら僕たちが
買ってきますけど・・・。

プリケ:
あっ!君たちはムーミン谷に住む
スニフとメソメソじゃないか!!
どうして君たちがこんな所ジョージにいるんだい?
スニフ:
今年はムーミン75周年なんです。
だからアンバサダーとして
ムーミン谷の住民達は
世界各地に出向いているんです。
プリケ:
アンバサダー・・・
ナースすずちゃん&腰のあんばい
ネスカフェアンバサダー
ドクター亮:
君たち、ホントにノリがいいな。
メソメソ:
たまたま、僕たちがここ大津京に来ていて、
今、ブースカさんの戦いを見て感激したところメソ。
ナースすずちゃん:
そうなんだ!
私、ミィのぬいぐるみ、持ってるよ。
スニフ:
ミィはムーミン谷の住民の中でも
メジャーなんだ。ムーミンはもちろん、
スナフキンもメジャーな存在なんだけど、
僕らはどちらかと言えばマイナーな存在。
だから、僕たちを見て、すぐにスニフと
メソメソってわかってくれたプリケさんに感謝です。
だから、みなさんのためにも、代わりに買物に
行ってきます。
【施されたら、施しがえす。恩返しです!!】
ナースすずちゃん:
ありゃ?あんた達も「半澤直樹」、見てたんだね。
フィンランドでは放送してないんだね。
スニフ:
うん。あんな面白い番組、フィンランドでは
放送していないよ。
フィンランドにも銀行はあるけれど、
やっぱりあんな人達がいるのかなぁ~。
ドクター亮:
ヨシ、それじゃあ、スニフとメソメソには
イオンスタイルで武器や防具、その他
諸々の物を調達してきてもらおう。
今日は15日でG.G感謝デーだから
混んでるかもな。
ホラ、ボクのイオンカードを貸してやる。
無駄遣いはするなよ。
メソメソ:
ひぇ~、お医者さんだけあって
プラチナカード
いっぱいいっぱい買えるメソ。
ドクター亮:
高額商品はリボ払いにしておけよ。
4Kテレビとか洗濯機とか
フィンランドのお土産に
余計な物は買うなよ。
スニフ:
そんなことはしないよ。
ケンタ君とかマックでつまみ食い
ぐらいはするかも・・・。
ドクター亮:
まあそれぐらいは許してやろう。
ナースすずちゃん:
ちょっと心配だから、私もついていこうかな。
プリケ:
すずちゃんがついていったら、
余計に無駄遣いしそうだね。
ナースすずちゃん:
失礼な。
私はスニフとメソメソの保護者として
ついてくメソ。
あれっ?メソメソの口癖がうつっちゃった
さて、カリン様の所に仙豆を
もらいに行ったブースカ。
イオンスタイル大津京に武器等を
調達に行くナースすずちゃん、
スニフ、メソメソ。
三井寺に直接向かうプリケ、
ドクター亮、腰のあんばい。
次に集合するのは三井寺大門前。
はたして、三井の晩鐘を3回突くと
何が起こるのか、チーム・プリケの一行は
がん大魔王に勝てるのか?
怒濤の展開の次回を待て!!
ごくごくごくご~~~~~くわずかの
読者に支えられている
「がんクエスト~プリケの冒険」の第5弾。
広瀬すずさんがコロナから
無事復帰

再び、チーム・プリケが
がん大魔王討伐に向けて動き出す。
今後の驚天動地の展開に
ご期待あれ!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ナースすずちゃん:
みなさ~ん!すみませんでした~~!!
ご迷惑をかけちゃって。
ブースカ:
バラサ、バラサ!!

すずちゃん、もう治ったんだね

ナースすずちゃん:
うん!ありがとう!
ブースカは元気だった?
ブースカ:
すずちゃんが休んでいる間は
シオシオノパ~だったけれど

こうして元気そうな
すずちゃんを見られて
ボクも元気百倍だよ

ドクター亮:
すず、もう戦いに参加していいのか?
ナースすずちゃん:
ハイ!へっちゃらです

看護師長の許可ももらってきました。

プリケ:
でも、すずちゃん、無理しちゃ駄目だよ。
ナースすずちゃん:
無理します!
だって、私がコロナにかかって
休んでいたせいで、
このRPGストーリーを楽しみに
待っていたごくごくご~くわずかの
読者のみなさんに申し訳なく思うし、
さらに、そんな読者の一人、
源治さんも話の続きを楽しみに
時々ブログにコメントまで
してくれていたんだもの。
ここで頑張って、聖魔道士の名に
恥じないようにしたいです!!
腰のあんばい:
まっ!酒でも一杯、かぁ~って
かっくらって勢いをつけるんじゃ!
ホレッ!さっき、ファミマで買ってきた
酒じゃが、一杯どうじゃ?
ナースすずちゃん:
あっ!イエ、勤務中ですから・・・


そんないつもと変わらぬ会話をしながら、
一行は遂に近江神宮に到着した。
プリケ:
さぁ~、着いたゾ!!
脱毛イヤヨが教えてくれた
がん大魔王の居場所のヒントとなる
地図が「時計館博物館」にあるらしい。
早速調べてみよう。
ナースすずちゃん:
ここは思い出深い所なんです。
私がカルタ大会に出場した場所・・・。
ドクター亮:
エッ?!
激務の看護師業の間に
よくそんな時間があったな。
ナースすずちゃん:
エヘヘ。これ、師長には内緒ですよ。
一行はほどなく、「時計館博物館」に着いた。
腰のあんばい:
みんな!日本の時刻制度について
知っとるケ~?
他の全員:
知ら~ん

腰のあんばい:
何じゃお前達!そんなことも知らんのかい。
え~、ゴホン。
わが国の時刻制度はじゃな、今をさかのぼること
1350年の昔、天智天皇の御代に大津の都に
漏刻(ろうこく)を設置され時間を知らされた
御事績に始まるんじゃ。漏刻とは水時計のことであり、
日本書紀には、初めて漏刻を用い鐘鼓を
鳴らして時を知らされた、と記録され、
時の記念日の由来となったわけじゃ。
ナースすずちゃん:
すご~い!腰のあんばいのじっちゃん!!
物知り~~~

腰のあんばい:
イヤ、それほどでも・・・

近江神宮のホームページを見て
読んだだけじゃ

プリケ:
そんなことだと思いましたよ

まあいい、よし!中に入るゾ!!
中にはたくさんの時計が展示してあった。
ブースカ:
ひぇ~っ!これ全部、調べるの~

ドクター亮:
こりゃ大変だな

ナースすずちゃん:
はいはい、見せ場、見せ場。
みんな!私を誰だと思ってるの?!
その他全員:
ナースすずちゃんで~す

ナースすずちゃん:
じゃなくて・・・

私は神に選ばれた「聖魔道士」だよ!!
地図を探すぐらいわけないよ。
「地図よ、地図よ、どこにある~?
バターではなく、チーズだよ」
プリケ:
なんかへんてこりんな呪文だなぁ~。
ナースすずちゃん:
プリケさん、バカにしてるね。
でも、この呪文の威力は強力だよ!!
あたりが霧のようなものにおおわれ始めた。
その中に緑色に光る場所が現れた。
ナースすずちゃん:
そこ!そこに地図が隠されている!!
ドクター亮が緑色に光っている
時計の後ろを開けてみると、
案の定、中に地図が隠されていた。
腰のあんばい:
すごいゾ、すずちゃん。
また魔法の腕を上げたな。
ナースすずちゃん:
はい、コロナで入院中、暇だったので、
毎日ハリー・ポッターの魔法の書を
読みあさっていたんです。
ちょっとでもみなさんのお役に立ちたく思って。

ブースカ:
さっすが、すずちゃん!

プリケ:
さて、なになに・・・。
地図には何が書かれてある?
地図は三井寺内の案内図だった。
その中で、三井の晩鐘の所に
星印が記されていたと共に、
以下の文章が添えられていた。
【この地図を探し当てた者に告ぐ】
ラスボス「がん大魔王」は恐いゾよ

おそらくお前達が考えている以上に
がん大魔王は強敵じゃ

ちょっとやそっとの攻撃では
びくともせん

金で解決しようと思っても無駄じゃ

がん大魔王は金には興味がない。
この世に<がん菌>をまき散らし、
人々をがんゾンビと化して、
がん帝国を作ることが目的じゃ。
それでも倒したいという、
ごくごくご~くわずかな者達よ!
三井寺に行くがよい。
そして、三井の晩鐘を3回突いてみよ。
さすれば、がん大魔王が住む
「なんちゃってがんワールド」の
入口が見つかろうゾ。
ただし、言っておく。
一歩でも「なんちゃってがんワールド」に
踏み込んだら、もう2度とこの世には
戻ってこられないかもしれぬ。
これまで多くの勇者達が足を踏み入れてきた。
千代の富士や星野仙一、石原裕次郎も
残念ながら2度とこの世には
戻ってこなかった。
だから、それだけの覚悟があるなら行くがよい。
腰のあんばい:
やめじゃ、やめじゃ。
ワシはそんなリスキーなことは嫌じゃ

プリケ:
じいさん!何を言ってるんですか今さら。
もうあとには引けないんですよ。
ドクター亮:
イヤ、いつでもあとに引けると思うが・・・。
プリケ:
先生まで何を言うんですか!!
それじゃ、これまでの僕らの冒険は
何だったんですか。
腰のあんばい:
まあ、あれじゃ・・・。
これまでの冒険はちょっとマンネリ化してきた
ブログに新しい風を吹かせようと書き手が考え、
道楽の一つで始めたものじゃて。
なんとか、ごくごくご~くわずかの読者の
楽しみにもなったと思うゾよ。
プリケ:
そ、そんな・・・。
でも、ボクは一人でも行きます

三井寺に!!
そして「なんちゃってがんワールド」に!!
ナースすずちゃん:
プリケさん、私はお供します。
プリケさんが初めて私が勤務する病院に
入院された時、何かの縁で私がプリケさんの
担当になりました。
そして、一緒に病気と戦っていくと
心に決めたんです。
結果がどうなろうと最後まで私はお供します。
ブースカ:
プリケさんというより、ボクはすずちゃんを
守ると誓ったんだ。すずちゃんがプリケさんの
お供を最後までするというなら、
ボクも最後まで戦うよ。
ドクター亮:
君たちのその覚悟を知りたかった。
ボクもプリケさんの主治医として
最後までつきあうよ。
プリケ:
ありがとう!ありがとう!みなさん!!
腰のあんばい:
オイオイ、ちょっと待て。
お前達、正気か?
もう2度とこの世に戻れないかもしれんのだゾ。
・・・・・・・・・・
ええ~い、面倒くさい!
どうせこのままでも、いつかがん大魔王に
がんゾンビにされてしまうのなら、
老人の意地を見せてやろうかいの。
しゃあ~ない。プリケよ、お前についていくゾよ。
プリケ:
ありがとう!ありがとう!腰のあんばいのじいさん。
老体にむち打ってまで・・・。
腰のあんばい:
何を言うか!お前だって、あと10年もすれば
今のワシと同じようになるぞえ。
ガッハハハ

ドクター亮:
さて、それじゃあ三井寺に向かうことにするか。
プリケ:
亮先生、何に乗って行くんですか。
ドクター亮:
もちのろん・・・
京阪電車だ。
ブースカ:
エッ?!
京阪電車!!
せっかくファンタジーRPGストーリーなんだから、
ここは笛を吹いたら翼がはえた白馬が
やって来るとか、馬車で行くのが
普通なんじゃないの?
ドクター亮:
ブースカ、それはフィクションの世界。
我々はノンフィクションだ。
地道に京阪電車に乗って
三井寺前駅まで行くんだ。
プリケ:
でも、この格好で電車に乗るんですか?
ナースすずちゃん:
まあいいんじゃない。コスプレだと周りの人は
思ってくれるよ。
時々、大津港あたりにもコスプレの人達が
いるから、別にへんだとは思われないよ。
と、その時だった。
いきなり5人のゾンビ化した人間が
林の中から現れ、襲ってきた。
(ホンマに急な展開ですなぁ~

腰のあんばい:
なんじゃ?こいつら?
ワシが酔拳でやっつけてやる!
ドクター亮:
腰のあんばいのじいさん、気を付けろ!
やつらにかみつかれたら
じいさんもゾンビになってしまうゾ。
腰のあんばい:
ひぇ~、そりゃ、たまらんわい。
まあ、もうゾンビみたいなもんじゃがの

ブースカ:
プリプリノキリリンコ、カッカッカ


みんな、ここはボクに任せて!!
突然、ブースカは空に舞い上がった。
ナースすずちゃん:
エッ?!
ブースカって空、飛べるの?
みんな知ってた?
他の全員:
知ら~ん

(参考)
ウィキペディア(Wikipedia)によると・・・
ブースカは人間並みの知能と
百トン力(りき)の怪力、
飛行能力や透明化、分身、光線発射など、
様々な超能力を持っている。
頭に生えている角のような「ブー冠」を
温めると大学教授以上に頭が冴えるが、
逆に冷やされると幼稚園児並みに
頭が悪くなってしまう。
また、前述した超能力はここで作られる
ブースカニウムという物質をエネルギー源に
使っているため、ブー冠が取れると
全ての超能力が使えなくなる。
というわけで、ブースカは空に舞い上がり、
飛行しながらがんゾンビに向けて
光線を発射した。
がんゾンビ:
ギャア~~~。
またたく間にがんゾンビ達はやられてしまった。
プリケ:
す、凄いゾ、ブースカ!!
さっすが円谷プロ!!
ブースカ:
エヘヘ。
すずちゃんの入院中に秘かに鍛錬していたんだ。
ドクター亮:
ブースカ!やる時にはやるな。
ナースすずちゃん:
ブースカ、ありがとう!

ところでところでところてん、
薬草とか武器、防具等、
もう少し買い揃えなくちゃね。
仙豆も必要だよね。
ブースカ!カリン様の所までひとっ飛びして、
仙豆をもらってきてくれる?
ブースカ:
がってん、がってん、ためしてガッテン

その代わり、ランチはボクの大好物、
ラーメンを食べようね。
ブースカは力強く飛び立った

プリケ:
じゃあ僕たちは、京阪電車に乗って
京阪大津京駅まで行き、
途中下車してイオンスタイルで買物をしよう。
ドクター亮:
そんな時間はないゾ。
ここは誰かに買物に行ってもらうしかない。
謎の生き物2匹:
あの~、もしよかったら僕たちが
買ってきますけど・・・。

プリケ:
あっ!君たちはムーミン谷に住む
スニフとメソメソじゃないか!!
どうして君たちがこんな所ジョージにいるんだい?
スニフ:
今年はムーミン75周年なんです。
だからアンバサダーとして
ムーミン谷の住民達は
世界各地に出向いているんです。
プリケ:
アンバサダー・・・
ナースすずちゃん&腰のあんばい


ドクター亮:
君たち、ホントにノリがいいな。
メソメソ:
たまたま、僕たちがここ大津京に来ていて、
今、ブースカさんの戦いを見て感激したところメソ。
ナースすずちゃん:
そうなんだ!
私、ミィのぬいぐるみ、持ってるよ。
スニフ:
ミィはムーミン谷の住民の中でも
メジャーなんだ。ムーミンはもちろん、
スナフキンもメジャーな存在なんだけど、
僕らはどちらかと言えばマイナーな存在。
だから、僕たちを見て、すぐにスニフと
メソメソってわかってくれたプリケさんに感謝です。
だから、みなさんのためにも、代わりに買物に
行ってきます。
【施されたら、施しがえす。恩返しです!!】
ナースすずちゃん:
ありゃ?あんた達も「半澤直樹」、見てたんだね。
フィンランドでは放送してないんだね。
スニフ:
うん。あんな面白い番組、フィンランドでは
放送していないよ。
フィンランドにも銀行はあるけれど、
やっぱりあんな人達がいるのかなぁ~。
ドクター亮:
ヨシ、それじゃあ、スニフとメソメソには
イオンスタイルで武器や防具、その他
諸々の物を調達してきてもらおう。
今日は15日でG.G感謝デーだから
混んでるかもな。
ホラ、ボクのイオンカードを貸してやる。
無駄遣いはするなよ。
メソメソ:
ひぇ~、お医者さんだけあって
プラチナカード

いっぱいいっぱい買えるメソ。
ドクター亮:
高額商品はリボ払いにしておけよ。
4Kテレビとか洗濯機とか
フィンランドのお土産に
余計な物は買うなよ。
スニフ:
そんなことはしないよ。
ケンタ君とかマックでつまみ食い
ぐらいはするかも・・・。
ドクター亮:
まあそれぐらいは許してやろう。
ナースすずちゃん:
ちょっと心配だから、私もついていこうかな。
プリケ:
すずちゃんがついていったら、
余計に無駄遣いしそうだね。
ナースすずちゃん:
失礼な。
私はスニフとメソメソの保護者として
ついてくメソ。
あれっ?メソメソの口癖がうつっちゃった

さて、カリン様の所に仙豆を
もらいに行ったブースカ。
イオンスタイル大津京に武器等を
調達に行くナースすずちゃん、
スニフ、メソメソ。
三井寺に直接向かうプリケ、
ドクター亮、腰のあんばい。
次に集合するのは三井寺大門前。
はたして、三井の晩鐘を3回突くと
何が起こるのか、チーム・プリケの一行は
がん大魔王に勝てるのか?
怒濤の展開の次回を待て!!
広瀬すずさん復帰→「がんクエスト~プリケの冒険」再開
2020年10月17日
ホンマにホンマにチェ・ホンマン
ごくごくご~く、わずかな「がんクエスト」読者の
皆さまにお知らせです!!
広瀬すずさんの復帰が決まりました
これを受けて・・・
「がんクエスト~プリケの冒険」も
連載の再開です

とは言っても書き手の私には
非常にパワーの必要なこのシリーズ。
毎回、仕上げるまでに相当時間がかかる
体調が悪いのだから、
そんな無理せんでも、という声も
聞こえてきそうですが・・・。
でも、横になり苦しみながらも
なぜか次回のストーリーやオヤジギャグを
考えてしまう罪なこのシリーズ。
仕事の復帰の目途がまったく立たなくなった今、
ライフワーク化してしまったシリーズ!!
↓
アハハハ
たいそう、体操、マイク・タイソン
まずは、これまでこのシリーズを一度も
読んだことのない幸せな読者の皆様への
私からのおせっかいなプレゼント
これまでのあらすじと、
登場人物のご紹介です。
【これまでのあらすじ】
がんに苛まれる勇者プリケ。
一念発起して、元凶であるがん大魔王を
倒す旅に出ることにした。
仲間を少しずつ増やし、
プリケを含めて5人のチーム・プリケが
結成された。
5名全員が基本的にオヤジギャグ好き。
それぞれ得意技を持っており、
それらを発揮しながら
これまでがん大魔王の手下と
戦ってきた。
竹生島の戦いで、脱毛イヤヨから
がん大魔王の居場所のヒントをもらい、
チーム・プリケは近江神宮を
目指すのだった。
【登場人物のご紹介】
(本人と連想される人とは何の関係もありません)
★プリケ(主人公):勇者
この物語の主人公。
がんに侵されていて、
治る見込みがまったくない中、
少しでも多くの人たちをがんから
救いたいという一心で、
がん大魔王を倒すというとんでもない
目的をもって旅立った。
多くの仲間に支えられ、心身ともに
苦しい中、あまたあるRPGゲームの
勇者に負けない気概を持って
仲間と闘い続けている。
ところが、特別な攻撃技もなく、
また守備力が強固なわけでもない
どちらかといえばRPGゲーム史上、
最弱の勇者かもしれない。
ただ、コミュニケーション能力に長けていて、
傾聴力、受容と共感力はずば抜けている。
和を尊び、チームをまとめるのが得意。
また、どんなに多くの人前でも
決してあがることはないという強みを持つ。
★ドクター亮:アタッカー
顔は男優・大谷亮平似(ショーヘイではない)。
スリムで一見、ニヒル
しかし、冗談は通じる。
病院内ではトップナイフと呼ばれ、
その腕はピカ一
で、
多くの患者がその命を救われている。
素早いメスの連続さばきは、
まさに神の領域。
なお、レベルアップして、
新しい技「糸ぐるぐる」をマスター。
手術用の糸を使って敵を縛り上げ、
身動きができなくなる技。
メスが神の領域になのに、
レベルアップして習得した技が
「糸ぐるぐる」っていうのも、
まあ今回のとんでもストーリーには
合っていると言えそう

戦いに向けて静かに燃えるドクター


★ナースすずちゃん:聖魔導士
女優・広瀬すず似。
現代っ子。お茶目で明るい。
ミーハーなところあり。
一見、弱そうだが、実は聖魔道士として、
敵の攻撃をはね返すバリア「倍返し」、
みんなを元気にする「すっきりホイミ」、
攻撃技としての「ちはやふる投げ」等々、
多彩な技を習得している。
意外にオヤジの要素があり、
高齢者の腰のあんばいやプリケに対して、
オヤジ的突っ込みをすることがある。
また、時々人が変わって、
言葉遣いが荒くなることがある。
元ヤンか?
三種の神器は、体温計、血圧計と笑顔

よお~し、私も頑張るゾ~


↑
なんか、悟空が界王拳を出す際の
ポーズみたい・・・。
★腰のあんばい:くせ者
いつもひょうひょうとした
とらえどころのないじいさん。
無類の酒好きだが、繰り出される酔拳は
いまやジャッキー・チェン以上と
言われている。
ただ、肝心な時に居眠りをしてしまうことがあり、
役に立っているのか立っていないのか、
もう一つよくわからないところがある。
★ブースカ:チームの壁役
攻撃力、守備力とも高く、
チーム・プリケの壁役として
みんなの前に立って攻撃したり防御したりする。
竹生島の戦いではあのコシーラを
一撃で倒した実績もあり、
頼もしい仲間。
チーム随一のパワーファイター
すずちゃんを守りたい一心で
仲間になった。
好物はラーメン
、嫌いな物はカメ。
言葉の癖は以下の通り。
◆喜んだ時:バラサ、バラサ
◆落ち込んだ時、悲しい時:シオシオノパ~
◆怒った時:プリプリノキリリンコ、カッカッカッ

バラサ、バラサ
どんな敵でも
やっつけてやるよ

さて、以上のようなとんでもないメンバーが
病のラスボス、がん大魔王をやっつけようと
いうのだから、それだけでも荒唐無稽なお話。
書き手の私もこの先のストーリーを
まったく考えておらず、行き当たりばったりの
いい加減な企画
なんか、ここまで書いてもう疲れてしまった
これだけでも十分、長いがな
今回の5は少し短くしようかな
ちなみに、これまで読んでいない方のために
お話は連続していますので、
是非、第1回からお読みください。
最新版の第5弾は近日中に公開
ごくごくご~く、とってもわずかな
「がんクエスト」読者のみなさま!!
乞うご期待!!

ごくごくご~く、わずかな「がんクエスト」読者の
皆さまにお知らせです!!
広瀬すずさんの復帰が決まりました

これを受けて・・・
「がんクエスト~プリケの冒険」も
連載の再開です


とは言っても書き手の私には
非常にパワーの必要なこのシリーズ。
毎回、仕上げるまでに相当時間がかかる

体調が悪いのだから、
そんな無理せんでも、という声も
聞こえてきそうですが・・・。
でも、横になり苦しみながらも
なぜか次回のストーリーやオヤジギャグを
考えてしまう罪なこのシリーズ。
仕事の復帰の目途がまったく立たなくなった今、
ライフワーク化してしまったシリーズ!!
↓
アハハハ


まずは、これまでこのシリーズを一度も
読んだことのない幸せな読者の皆様への
私からのおせっかいなプレゼント

これまでのあらすじと、
登場人物のご紹介です。
【これまでのあらすじ】
がんに苛まれる勇者プリケ。
一念発起して、元凶であるがん大魔王を
倒す旅に出ることにした。
仲間を少しずつ増やし、
プリケを含めて5人のチーム・プリケが
結成された。
5名全員が基本的にオヤジギャグ好き。
それぞれ得意技を持っており、
それらを発揮しながら
これまでがん大魔王の手下と
戦ってきた。
竹生島の戦いで、脱毛イヤヨから
がん大魔王の居場所のヒントをもらい、
チーム・プリケは近江神宮を
目指すのだった。
【登場人物のご紹介】
(本人と連想される人とは何の関係もありません)
★プリケ(主人公):勇者
この物語の主人公。
がんに侵されていて、
治る見込みがまったくない中、
少しでも多くの人たちをがんから
救いたいという一心で、
がん大魔王を倒すというとんでもない
目的をもって旅立った。
多くの仲間に支えられ、心身ともに
苦しい中、あまたあるRPGゲームの
勇者に負けない気概を持って
仲間と闘い続けている。
ところが、特別な攻撃技もなく、
また守備力が強固なわけでもない
どちらかといえばRPGゲーム史上、
最弱の勇者かもしれない。
ただ、コミュニケーション能力に長けていて、
傾聴力、受容と共感力はずば抜けている。
和を尊び、チームをまとめるのが得意。
また、どんなに多くの人前でも
決してあがることはないという強みを持つ。
★ドクター亮:アタッカー
顔は男優・大谷亮平似(ショーヘイではない)。
スリムで一見、ニヒル

しかし、冗談は通じる。
病院内ではトップナイフと呼ばれ、
その腕はピカ一

多くの患者がその命を救われている。
素早いメスの連続さばきは、
まさに神の領域。
なお、レベルアップして、
新しい技「糸ぐるぐる」をマスター。
手術用の糸を使って敵を縛り上げ、
身動きができなくなる技。
メスが神の領域になのに、
レベルアップして習得した技が
「糸ぐるぐる」っていうのも、
まあ今回のとんでもストーリーには
合っていると言えそう


戦いに向けて静かに燃えるドクター



★ナースすずちゃん:聖魔導士
女優・広瀬すず似。
現代っ子。お茶目で明るい。
ミーハーなところあり。
一見、弱そうだが、実は聖魔道士として、
敵の攻撃をはね返すバリア「倍返し」、
みんなを元気にする「すっきりホイミ」、
攻撃技としての「ちはやふる投げ」等々、
多彩な技を習得している。
意外にオヤジの要素があり、
高齢者の腰のあんばいやプリケに対して、
オヤジ的突っ込みをすることがある。
また、時々人が変わって、
言葉遣いが荒くなることがある。
元ヤンか?

三種の神器は、体温計、血圧計と笑顔


よお~し、私も頑張るゾ~



↑
なんか、悟空が界王拳を出す際の
ポーズみたい・・・。
★腰のあんばい:くせ者
いつもひょうひょうとした
とらえどころのないじいさん。
無類の酒好きだが、繰り出される酔拳は
いまやジャッキー・チェン以上と
言われている。
ただ、肝心な時に居眠りをしてしまうことがあり、
役に立っているのか立っていないのか、
もう一つよくわからないところがある。
★ブースカ:チームの壁役
攻撃力、守備力とも高く、
チーム・プリケの壁役として
みんなの前に立って攻撃したり防御したりする。
竹生島の戦いではあのコシーラを
一撃で倒した実績もあり、
頼もしい仲間。
チーム随一のパワーファイター

すずちゃんを守りたい一心で
仲間になった。
好物はラーメン

言葉の癖は以下の通り。
◆喜んだ時:バラサ、バラサ

◆落ち込んだ時、悲しい時:シオシオノパ~

◆怒った時:プリプリノキリリンコ、カッカッカッ


バラサ、バラサ

やっつけてやるよ


さて、以上のようなとんでもないメンバーが
病のラスボス、がん大魔王をやっつけようと
いうのだから、それだけでも荒唐無稽なお話。
書き手の私もこの先のストーリーを
まったく考えておらず、行き当たりばったりの
いい加減な企画

なんか、ここまで書いてもう疲れてしまった

これだけでも十分、長いがな

今回の5は少し短くしようかな

ちなみに、これまで読んでいない方のために

2020/09/07
2020/09/11
2020/09/17
2020/09/25
お話は連続していますので、
是非、第1回からお読みください。
最新版の第5弾は近日中に公開

ごくごくご~く、とってもわずかな
「がんクエスト」読者のみなさま!!
乞うご期待!!

広瀬すずさん、コロナ陽性
2020年10月07日
広瀬すずさんがコロナ、陽性とのこと。
これを受けて、
「がんクエスト5~プリケの冒険」の
連載もしばらく延期とします。
ナースすずちゃんは、チーム・プリケにとって
大事なメンバーの一人ですから、
ここはしばらく休養してもらうことにします。
他のメンバー、プリケ、ドクター亮、
腰のあんばい、ブースカにとっても
良い骨休めとなるでしょう。
ナースすずちゃんから連絡が入っています。
ナースすずちゃん(聖魔道士):
みなさん、迷惑をかけてごめんね。
治ったら、三種の神器(体温計、血圧計、笑顔)を
駆使してみんなの役に立つからね。
これを受けて、メンバーから
激励の声が入っています。
プリケ(勇者):
ナースすずちゃん!ゆっくり休んでね。
また良くなったら一緒にがん大魔王を
やっつける旅に出よう!!
ドクター亮(アタッカー):
すず!もし何か手伝えることがあったら
いつでも呼んでくれ(ナースコールじゃなくても
駆けつけてやるゾ)。
コロナなんかオレの神技「流星メス」で
やっつけてやる
↓
(そんな技があるんやったら
世界は今、困ってないって
)
腰のあんばい(クセ者):
コロナなんかワシに言わせれば
酒飲んでひと晩寝たら治ってしまうワイ。
↓
(昔の人がよく言うパターンですナ。
サラリーマン時代の若い頃、
上司に風邪ですと言ったら、
「何?風邪?そんなもん酒飲んで
ひと晩寝たら治ってしまうワイ。
明日は、はってでも出社しろよ」
↓
はったら、満員電車、乗れまへんがな、
と返答する勇気はさすがに
ありませんでした
)
ブースカ(戦士、壁役):
シオシオノパー
心配だなぁ~。
早く良くなって、また、笑顔を見せてね。
↓
(ブースカはラーメンを食べて
元気を出してください
)
ってな激励の声が入っていますが、
このノリ、シリーズを読んでいないと
何のことかわからんやろなぁ~。
なんせ、ごくごくごく、ご~~~く一部の
読者のためだけのシリーズやさかい
これを受けて、
「がんクエスト5~プリケの冒険」の
連載もしばらく延期とします。
ナースすずちゃんは、チーム・プリケにとって
大事なメンバーの一人ですから、
ここはしばらく休養してもらうことにします。
他のメンバー、プリケ、ドクター亮、
腰のあんばい、ブースカにとっても
良い骨休めとなるでしょう。
ナースすずちゃんから連絡が入っています。
ナースすずちゃん(聖魔道士):
みなさん、迷惑をかけてごめんね。
治ったら、三種の神器(体温計、血圧計、笑顔)を
駆使してみんなの役に立つからね。
これを受けて、メンバーから
激励の声が入っています。
プリケ(勇者):
ナースすずちゃん!ゆっくり休んでね。
また良くなったら一緒にがん大魔王を
やっつける旅に出よう!!
ドクター亮(アタッカー):
すず!もし何か手伝えることがあったら
いつでも呼んでくれ(ナースコールじゃなくても
駆けつけてやるゾ)。
コロナなんかオレの神技「流星メス」で
やっつけてやる

↓
(そんな技があるんやったら
世界は今、困ってないって

腰のあんばい(クセ者):
コロナなんかワシに言わせれば
酒飲んでひと晩寝たら治ってしまうワイ。
↓
(昔の人がよく言うパターンですナ。
サラリーマン時代の若い頃、
上司に風邪ですと言ったら、
「何?風邪?そんなもん酒飲んで
ひと晩寝たら治ってしまうワイ。
明日は、はってでも出社しろよ」
↓
はったら、満員電車、乗れまへんがな、
と返答する勇気はさすがに
ありませんでした

ブースカ(戦士、壁役):
シオシオノパー

早く良くなって、また、笑顔を見せてね。
↓
(ブースカはラーメンを食べて
元気を出してください


ってな激励の声が入っていますが、
このノリ、シリーズを読んでいないと
何のことかわからんやろなぁ~。
なんせ、ごくごくごく、ご~~~く一部の
読者のためだけのシリーズやさかい

がんクエスト4~プリケの冒険
2020年09月25日
ホンマにホンマにごくごく一部の読者に
好評の「がんクエスト~プリケの冒険」も
遂に第4回を迎えることになりました

これもごくごくわずかの読者の支えが
あったからこそと感謝しております。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
おそらく99%の人がスルーしているだろう
このRPGストーリー。
わかる人にはその面白さがわかるだろうけれど、
ほとんどの人は、なんじゃこれっ?って
感じのものだろうと確信しています。
それでも、自分自身が書いていて
目茶苦茶楽しいので、99%の人には
申し訳ないのですが、今後も続けます。
ちなみに、これまで読んでいない方のために
お話は連続していますので、
是非、第1回からお読みください。
それでは、第4回「脱毛イヤヨとの戦い」の
始まり、始まり~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いよいよ3階の脱毛イヤヨの部屋に
たどり着いたチーム・プリケの一行。

ドクター亮:
みんな気を抜くんじゃないゾ。
その他全員:
「了」解~~~~



ドクター亮:
う~ん、なんかかえって気が抜けるナ
ナースすずちゃん:
それにしても脱毛イヤヨって、
そのへんにいるただのオッサンみたいね。
なんか全然強くなさそうだし・・・。
脱毛イヤヨ:
ムハハハ。人は見かけで判断してはならんゾ。
よし、手下ども!やつらをボコボコにしてしまえ!!
手下のブラックデビル達が襲いかかってきた。
腰のあんばい:
ヨッ!ハッ!アチョ~!!
プリケ:
あれ?腰のあんばいのじいさん、
いつの間に酒を飲んだんだろう?
もう酔拳、やってるよ。
腰のあんばい:
アチョ~!
ブラックデビル達はなす術もなく、
どんどん倒されていった。
さすが、マスタークラスまでレベルアップした
酔拳だけのことはある。
一方、ブースカもあのコシーラを倒した
怪力パンチで襲いかかるブラックデビルを
ことごとく粉砕していった
怪力が2倍になったブースカ、
向かうところ敵なし!!
ブースカ;
プリプリノキリリンコ、カッカッカッ

強いゾ、ブースカ!!
さすが円谷プロ!!
あっ!ドクター亮が今回習得した
糸ぐるぐるでブラックデビル達を
動けなくしたゾ。
ブラックデビル:
ムギュ~。まいった!!
見た目、防御力が弱そうなナースすずちゃんに
攻撃の対象を絞ったブラックデビル達。
3体がナースすずちゃんをつかまえた。
ナースすずちゃん:
フン、あんた達、これでつかまえたと
安心してるんじゃない?
甘いんじゃ!!ワレ~ッ
プリケ:
恐わ~~~
ナースすずちゃんの本性を見た気が・・・。
ナースすずちゃん:
あっ!しまった。つい本性が・・・。
でも、こんなヤワな奴らに
負ける私ではないわよ。
う~ん・・・エイッ!!
ナースすずちゃんをつかまえていた
3体のブラックデビル達は空中に投げ出され、
きりきり舞いになって地上にたたきつけられた。
ナースすずちゃん:
私の新しい技、「ちはやふる投げ」よ!!
プリケ:
す、すっご~~~い!
すずちゃん、レベルアップしたことによって
攻撃技も覚えたんだね。
ことごとく手下をやっつけられてしまった
脱毛イヤヨ。
脱毛イヤヨ:
くそ~、これでもくらえ!!
バリバリバリ。
プリケめがけて光線が飛んできた。
プリケ:
うわ~っ
脱毛イヤヨ:
ムハハハ。
見たか!必殺、脱毛光線じゃ。
プリケ:
ムムム・・・。
早速、髪の毛が抜け始めた
まあエエわ。これまで2回、ツルツル頭を
経験してるしナ
たいしたことないわ。
脱毛イヤヨ:
えっ?!
ショックとちゃうの?
プリケ:
ぜ~んぜん
ナースすずちゃん:
プリケさん、これ貸してあげるヨ。
と言ってナースすずちゃんは
プリケに医療用帽子を渡した。
がん患者さんがよくかぶっている
帽子である。
プリケ:
あっ!ありがとう。
プリケの防御力が30上がった。
脱毛イヤヨ:
それなら、女の子のナースすずちゃんなら
髪の毛が抜けたらショックだろう。
バリバリバリバリ。
脱毛光線がナースすずちゃんを
めがけて放たれた。
ナースすずちゃん:
キャア~ッて言うと思ったでしょ。
オンドレ!なめとんのか。
このワイを誰と思うてけつかんねん!!
かつて看護学校時代は、すず姉御と
みんなから恐れられた存在だったんよ。
プリケ:
エッ?!
すずちゃん!それホンマ?
イメージがガラガラと崩れ落ちていくんやけど・・・
ナースすずちゃん:
ウソよ、ウソ!
ちょっと脱毛イヤヨをびびらせようと思って・・・。
エヘヘ
ホントは蚊の一匹もやっつけられない
乙女なんだよ
でも、やる時はやる
「倍返し~!」
ブワ~ン。
ナースすずちゃんの前に光のバリアが現れた。
そのバリアにあたった脱毛光線は跳ね返され、
その呪文の名の通り倍の威力になって
脱毛イヤヨを直撃した。
脱毛イヤヨ:
ギェ~ッ
なんちゅうこっちゃ。
ワシの、ワシの髪の毛が・・・。
ドクター亮:
何、言ってんだ。
もともと、ほとんど髪なんか無いくせに。
腰のあんばい:
プリケ!今だ!!とどめをさすんだ。
プリケ:
ハイ!わかりました。
プリケは道具箱からある物を取り出し、
脱毛イヤヨめがけて投げつけた。
プリケ:
センテンス・スプリング~~!!
ナースすずちゃん:
あっ!大津駅前の道具屋で
買った週刊文春ね。
週刊文春はエネルギーの束になって
脱毛イヤヨを直撃した。
脱毛イヤヨ:
グワ~。
ま、まいった・・・
チーム・プリケは脱毛イヤヨに勝利した。
それぞれのレベルが大幅にアップした。
脱毛イヤヨ:
ウワ~、許してくれ~。
ワシは仕方なくがん大魔王の
命令に従っていたまでだ。
ホンマは嫌やったんや。
ナースすずちゃん:
何を調子のいいこと言ってんだ
てめぇ!!
プリケ:
恐わ~、なんかすずちゃん今日は人が
変わったみたい。
ナースすずちゃん:
あれっ?RPGってその役になりきらなきゃ
だめなんだよね。
普段は私、おとなしいから、ついその反動で
真逆のキャラを演じてみたくて。
ドクター亮:
それにしても普段の病院勤務の時と
360度正反対だな
あっ!ちゃう、ちゃう、360度やったら
元に戻ってしまう。
180度や
ナースすずちゃん:
エヘヘ
ところで、どうするの?
脱毛イヤヨさん、許してあげるの?
酒のあんばい:
う~ん、ワシはまあどっちでもエエかな。
ブースカ:
ボクもどっちでもいいよ。
なんだかちょっとかわいそうだし。
ドクター亮:
プリケ君、どうする?
リーダーである君が決めたまえ。
プリケ:
そうですね。
ここは仏の心、慈悲の心で
許すとしますか。
ナースすずちゃん:
じゃあ、ちょっと大丈夫かどうか
体温とかはかっておきましょうね。
え~っと、それではまず体温から。
ハイ!36.58度。問題なし。
次は血圧。
上が128、下が82。これも問題なし。
プリケ:
へぇ~、すずちゃんって
さすが看護師さんやね。
いつもそういうの持ってるんやね。
ナースすずちゃん:
もちのろん!!
看護師の三種の神器って言われるものは
必ず持っているように看護学校で
厳しく言われたの。
ブースカ:
体温計と血圧計と、あと一つはな~に?
ナースすずちゃん:
もちろん・・・
笑顔よ
(決まったゼ、ムフフ)
プリケ:
おお~っ!さっすが看護師さん!
笑顔ですか!!
滋賀のナイチンゲール、すずちゃん!!
ナースすずちゃん:
エヘヘ
脱毛イヤヨ:
ウワ~、ありがとう!ありがとう!!
ありが十匹、ありがとう~~~!!
その代わりと言ってはなんだが、
がん大魔王の居場所をさがす
ヒントを教えてあげるゾヨ。
大津京に近江神宮というのがあるじゃろ。
ナースすずちゃん:
あっ!そこって、「ちはやふる」の舞台に
なったとこだ!!
脱毛イヤヨ:
そこに「時計館宝物館」というのが
あるのじゃが、そこに飾られている
どれかの時計の裏に秘密の地図が
隠されているはずじゃ。
まずは、それをさがすことじゃ。
プリケ:
えっ?!
そんなことまで教えてもらって
いいんですか?
脱毛イヤヨ:
いいんです!!
助けてくれたお礼ぞよ。
これぞ、
「恩返し~!」
ナースすずちゃん:
脱毛イヤヨのおっちゃん!
あんた「半沢直樹」見てるでしょ?
脱毛イヤヨ:
あれっ?
バレた?
それからもう一つ、恩返しじゃ。
ここからまず船で近江今津まで戻るんじゃ。
船をおりたら、「琵琶湖周航の歌資料館」があるから
そこでワシの名前を出すんじゃ。
そうしたら、気球を貸してくれるゾ。
プリケ:
気球ですか!
脱毛イヤヨ:
そうじゃ。
今はまさに、「危急」存亡の時じゃからな。
ナースすずちゃん:
あっ!イヤヨのおっちゃんにも
プリケさんのオヤジギャグ菌、
移ってる
ドクター亮:
まあとにかく、JR湖西線ではなく、
気球で行けるというところは
ファンタジーRPGらしくていいナ。
ナースすずちゃん:
ワ~イ、気球で近江神宮まで行くんだね。
でも、5人も乗れるの?
ブースカ、ちょっと重そうだし・・・。
腰のあんばい:
心配いらん、イラン、
イラク、サウジアラビア。
ドクター亮:
まあ、なんとかなるさ。
なんともならなかったら、
このストーリーの作者が適当に
うまくつじつまを合わせてくれるやろ
さあ、竹生島に別れを告げよう。
プリケ:
あれっ?
アレは何だろう?
「かわらけ投げ」って書いてあるよ。
ドクター亮:
あれは、都久夫須麻神社の竜神拝所に向かって
願い事を書いた土器(かわらけ)を投げ、
鳥居をうまく通ったら願い事がかなうというものだ。
ナースすずちゃん:
ワ~、面白そう!
やってみよ、やってみよ!!
ドクター亮:
しかし、この子は何でも関心を持つ子だな。
まあ、好奇心旺盛でいいけれど
それじゃあ、みんな願い事を書いて!!
プリケ:
え~っと、やっぱり願い事は
<がんが治りますように>。
えいっ!!
あれ~っ、全然違うところに飛んでいった。
やっぱり何をやってもボクは不器用だな
ブースカ:
じゃあ次はぼくだよ。
エイヤッ!!
ブースカは力任せに投げた。
かわらけは的をはずし、
遠く彼方に飛んでいってしまった。
ドクター亮も酒のあんばいも的外れ。
唯一、ナースすずちゃんが
力弱くヒラヒラと飛んでいったかわらけが
偶然、鳥居を通った。
プリケ:
やった~!すずちゃん!!
それで、願い事は何を書いたの?
ナースすずちゃん:
そんなの、
ヒ・ミ・ツ
腰のあんばい:
うわ~、そう言われると
余計に聞きたくなるわい。
プリケ:
ダメダメ、個人情報~~~
こうして無事、竹生島を牛耳る脱毛イヤヨを倒し、
一行は竹生島をあとにすることにした。
腰のあんばい:
うぉ~い、やっぱり手こぎ船より
観光船の方が楽じゃの~。
これに乗って帰るゾ~


プリケ:いやぁ~、楽ちん、楽ちん

全員:
さらば、竹生島!!
竹生島の今後のことは、
満月知事に任せるとしよう

さて、近江塩津に着いた一行は
早速、「琵琶湖周航の歌資料館」を訪れた

プリケ:
あのぉ~、竹生島の脱毛イヤヨさんが
自分の名前を出せば気球を貸してくれるって
聞いてきたんですけど。
観光協会の人:
ああ~、脱毛イヤヨさんね。
聞いてるよ。
さっきLINEで連絡あったから。
これだよ。
一行は気球を受け取った。
早速、力自慢のブースカが気球を
膨らませた。
ブースカ:
バラサ、バラサ
5人は気球に乗った。
良い風が吹いており、
琵琶湖上空に上がった気球は
そのまま南下し始めた。
プリケ:
うわ~、絶景だね。
あっ!竹生島が見えてるよ。
ナースすずちゃん:
あっ!脱毛イヤヨのおっちゃんが
手を振ってるよ。
オ~イ、オ~イ
脱毛イヤヨ:
みんな!頑張れよ~~~!!
こうして、気球はどんどん南に
向かって飛んでいった。
やがて、遠くに近江神宮が見えてきた。
ナースすずちゃん:
あっ!あそこ!!
「ちはやふる」の舞台に
なった場所だよ。
懐かしいなぁ~。
ドクター亮:
思ったより早く着きそうだな。
私達が勤めている病院も
見えているゾ
ブースカ:
あれっ?
琵琶湖に浮かんでいるあの船はなんだい?
あのヨットの向こうにある船だよ

プリケ:
あっ!ブースカ、あれは外輪船ミシガンって
いうんだよ。
ブースカ:
へ~っ、一度乗ってみたいナ。
ナースすずちゃん:
手前はイングリッシュガーデンだよね。
腰のあんばい:
そうじゃ、そうじゃ。
この際、みんなで乗ろうゾヨ。
ドクター亮:
何を言ってるんですか!!
気球だけに「危急」存亡の時って
いうのに・・・。
腰のあんばい:
まあまあ、みんな竹生島の戦いで
疲れちょる。
ここいらで、少し休憩するのもよかんべ。
プリケ:
リーダーとしても「賛成」、ルパン「三世」です。
舵を大津港の方にとります。
ねえねえ、すずちゃん、夜になると
あのミシガン、こんな風になるんだよ
と言ってプリケはすずちゃんに写真を見せた。


ナースすずちゃん:
ワ~、ロマンがチック~~~。
丹頂チック~~~。
プリケ:
エッ?!
すずちゃん、丹頂チックって知ってるの?
ナースすずちゃん:
知ってるもなにも、私、小さい頃使ってたから。
プリケ:
エッ?!
ナースすずちゃん:
ウソ、ぴょ~~ん。
使ってるわけないじゃない。
気球は大津港に向かって進み始めた。
久々の4連休ということもあって
ソーシャルディスタンスもなんのその
ミシガン乗り場は結構混んでいた
群衆:
オッ!
あの一行はイッコー(IKKO)さん、ではなくて
チーム・プリケの一行じゃないのか?
群衆:
キャ~ッ、サインして、サインして~。
サイン、コサイン、タンジェント・・・
お目当てのほとんどは、
ドクター亮とナースすずちゃんだった。
そして、ブースカにもほんのわずかだが、
サインを求める者がいた。
プリケと腰のあんばいは、その横で
ボケ~ッと見ているだけだった。
プリケ:
腰のあんばいさん、まあ我々は仕方ないですね。
腰のあんばい:
そうじゃのぉ~。あとは実力で勝負じゃ。
一行はミシガンに乗船した。
天気も良く、観光客の多くは
屋上の展望席に集まっていた。
チーム・プリケにとっては
久々の安息時間だった。
湖の風を浴び、HPが満タンになった。
ドクター亮:
おっ!腰のあんばいのじいさん、
早速、酒を飲んでるゾ。
プリケ:
おいおい、こんなところで
わざわざ見せびらかさなくてよいのに、
酔拳をやり出したゾ。
腰のあんばい:
ハッ!ヨッ!アチョ~~!!
観光客:
おお~っ、凄い!!こんなところで
本物の酔拳を見られるなんて。
そう言えば、このあと「大怪獣ガメラ」ショー
というのがあるらしいゾ。
観光客の子供:
ねえねえ、父ちゃん、やっぱり酔拳より
ガメラの方が強いの?
父ちゃん:
そりゃあ、まあガメラは怪獣やしな。
腰のあんばい:
チッ!余計なことを言いおって。
観光客の息子:
あっ!あそこに快獣ブースカがいるよ。
怪獣コシーラにも勝ったそうだから、
大怪獣ガメラにも勝てるかな。
ブースカ:
ひぇ~、やめてよ~~~。
ボク、カメが大の苦手なんだ。
まして、大怪獣ガメラなんて
とんでもないヨ~。
ブースカ:
ねえねえ、ちょっと外輪船の部分を見てみようよ
これ、過去にアップした動画を再利用しました
腰のあんばい:
おお~っ!
なかなかのもんじゃ焼きじゃわい。
とまあ、あれやこれや賑やかに
船上で時間を過ごした一行は
十分休養をとれたようだ。
さあ、次回はいよいよ近江神宮に行って、
がん大魔王の居場所をさがすヒントとなる
書類を探さなければならない。
ナースすずちゃんの思い出の場所、
近江神宮、映画「ちはやふる」の舞台。
無事、オヤジギャグなしに過ごすことが
できるだろうか?
また、がん大魔王の妨害はないのだろうか。
第5回「近江神宮での冒険」、
ごくごく一部のファンの人達だけ、
こうご期待
好評の「がんクエスト~プリケの冒険」も
遂に第4回を迎えることになりました


これもごくごくわずかの読者の支えが
あったからこそと感謝しております。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
おそらく99%の人がスルーしているだろう
このRPGストーリー。
わかる人にはその面白さがわかるだろうけれど、
ほとんどの人は、なんじゃこれっ?って
感じのものだろうと確信しています。
それでも、自分自身が書いていて
目茶苦茶楽しいので、99%の人には
申し訳ないのですが、今後も続けます。
ちなみに、これまで読んでいない方のために

2020/09/07
2020/09/11
2020/09/17
お話は連続していますので、
是非、第1回からお読みください。
それでは、第4回「脱毛イヤヨとの戦い」の
始まり、始まり~

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いよいよ3階の脱毛イヤヨの部屋に
たどり着いたチーム・プリケの一行。

ドクター亮:
みんな気を抜くんじゃないゾ。
その他全員:
「了」解~~~~




ドクター亮:
う~ん、なんかかえって気が抜けるナ

ナースすずちゃん:
それにしても脱毛イヤヨって、
そのへんにいるただのオッサンみたいね。
なんか全然強くなさそうだし・・・。
脱毛イヤヨ:
ムハハハ。人は見かけで判断してはならんゾ。
よし、手下ども!やつらをボコボコにしてしまえ!!
手下のブラックデビル達が襲いかかってきた。
腰のあんばい:
ヨッ!ハッ!アチョ~!!
プリケ:
あれ?腰のあんばいのじいさん、
いつの間に酒を飲んだんだろう?
もう酔拳、やってるよ。
腰のあんばい:
アチョ~!
ブラックデビル達はなす術もなく、
どんどん倒されていった。
さすが、マスタークラスまでレベルアップした
酔拳だけのことはある。
一方、ブースカもあのコシーラを倒した
怪力パンチで襲いかかるブラックデビルを
ことごとく粉砕していった

怪力が2倍になったブースカ、
向かうところ敵なし!!
ブースカ;
プリプリノキリリンコ、カッカッカッ


強いゾ、ブースカ!!
さすが円谷プロ!!
あっ!ドクター亮が今回習得した
糸ぐるぐるでブラックデビル達を
動けなくしたゾ。
ブラックデビル:
ムギュ~。まいった!!

見た目、防御力が弱そうなナースすずちゃんに
攻撃の対象を絞ったブラックデビル達。
3体がナースすずちゃんをつかまえた。
ナースすずちゃん:
フン、あんた達、これでつかまえたと
安心してるんじゃない?
甘いんじゃ!!ワレ~ッ

プリケ:
恐わ~~~

ナースすずちゃんの本性を見た気が・・・。
ナースすずちゃん:
あっ!しまった。つい本性が・・・。
でも、こんなヤワな奴らに
負ける私ではないわよ。
う~ん・・・エイッ!!
ナースすずちゃんをつかまえていた
3体のブラックデビル達は空中に投げ出され、
きりきり舞いになって地上にたたきつけられた。
ナースすずちゃん:
私の新しい技、「ちはやふる投げ」よ!!
プリケ:
す、すっご~~~い!
すずちゃん、レベルアップしたことによって
攻撃技も覚えたんだね。
ことごとく手下をやっつけられてしまった
脱毛イヤヨ。
脱毛イヤヨ:
くそ~、これでもくらえ!!
バリバリバリ。
プリケめがけて光線が飛んできた。
プリケ:
うわ~っ

脱毛イヤヨ:
ムハハハ。
見たか!必殺、脱毛光線じゃ。
プリケ:
ムムム・・・。
早速、髪の毛が抜け始めた

まあエエわ。これまで2回、ツルツル頭を
経験してるしナ

たいしたことないわ。
脱毛イヤヨ:
えっ?!
ショックとちゃうの?
プリケ:
ぜ~んぜん

ナースすずちゃん:
プリケさん、これ貸してあげるヨ。
と言ってナースすずちゃんは
プリケに医療用帽子を渡した。
がん患者さんがよくかぶっている
帽子である。
プリケ:
あっ!ありがとう。
プリケの防御力が30上がった。
脱毛イヤヨ:
それなら、女の子のナースすずちゃんなら
髪の毛が抜けたらショックだろう。
バリバリバリバリ。
脱毛光線がナースすずちゃんを
めがけて放たれた。
ナースすずちゃん:
キャア~ッて言うと思ったでしょ。
オンドレ!なめとんのか。
このワイを誰と思うてけつかんねん!!
かつて看護学校時代は、すず姉御と
みんなから恐れられた存在だったんよ。
プリケ:
エッ?!
すずちゃん!それホンマ?
イメージがガラガラと崩れ落ちていくんやけど・・・
ナースすずちゃん:
ウソよ、ウソ!
ちょっと脱毛イヤヨをびびらせようと思って・・・。
エヘヘ

ホントは蚊の一匹もやっつけられない
乙女なんだよ

でも、やる時はやる

「倍返し~!」
ブワ~ン。
ナースすずちゃんの前に光のバリアが現れた。
そのバリアにあたった脱毛光線は跳ね返され、
その呪文の名の通り倍の威力になって
脱毛イヤヨを直撃した。
脱毛イヤヨ:
ギェ~ッ

なんちゅうこっちゃ。
ワシの、ワシの髪の毛が・・・。
ドクター亮:
何、言ってんだ。
もともと、ほとんど髪なんか無いくせに。
腰のあんばい:
プリケ!今だ!!とどめをさすんだ。
プリケ:
ハイ!わかりました。
プリケは道具箱からある物を取り出し、
脱毛イヤヨめがけて投げつけた。
プリケ:
センテンス・スプリング~~!!
ナースすずちゃん:
あっ!大津駅前の道具屋で
買った週刊文春ね。
週刊文春はエネルギーの束になって
脱毛イヤヨを直撃した。
脱毛イヤヨ:
グワ~。
ま、まいった・・・

チーム・プリケは脱毛イヤヨに勝利した。
それぞれのレベルが大幅にアップした。
脱毛イヤヨ:
ウワ~、許してくれ~。
ワシは仕方なくがん大魔王の
命令に従っていたまでだ。
ホンマは嫌やったんや。
ナースすずちゃん:
何を調子のいいこと言ってんだ
てめぇ!!

プリケ:
恐わ~、なんかすずちゃん今日は人が
変わったみたい。
ナースすずちゃん:
あれっ?RPGってその役になりきらなきゃ
だめなんだよね。
普段は私、おとなしいから、ついその反動で
真逆のキャラを演じてみたくて。
ドクター亮:
それにしても普段の病院勤務の時と
360度正反対だな

あっ!ちゃう、ちゃう、360度やったら
元に戻ってしまう。
180度や

ナースすずちゃん:
エヘヘ

ところで、どうするの?
脱毛イヤヨさん、許してあげるの?
酒のあんばい:
う~ん、ワシはまあどっちでもエエかな。
ブースカ:
ボクもどっちでもいいよ。
なんだかちょっとかわいそうだし。
ドクター亮:
プリケ君、どうする?
リーダーである君が決めたまえ。
プリケ:
そうですね。
ここは仏の心、慈悲の心で
許すとしますか。
ナースすずちゃん:
じゃあ、ちょっと大丈夫かどうか
体温とかはかっておきましょうね。
え~っと、それではまず体温から。
ハイ!36.58度。問題なし。
次は血圧。
上が128、下が82。これも問題なし。
プリケ:
へぇ~、すずちゃんって
さすが看護師さんやね。
いつもそういうの持ってるんやね。
ナースすずちゃん:
もちのろん!!
看護師の三種の神器って言われるものは
必ず持っているように看護学校で
厳しく言われたの。
ブースカ:
体温計と血圧計と、あと一つはな~に?
ナースすずちゃん:
もちろん・・・
笑顔よ

(決まったゼ、ムフフ)
プリケ:
おお~っ!さっすが看護師さん!
笑顔ですか!!
滋賀のナイチンゲール、すずちゃん!!
ナースすずちゃん:
エヘヘ

脱毛イヤヨ:
ウワ~、ありがとう!ありがとう!!
ありが十匹、ありがとう~~~!!
その代わりと言ってはなんだが、
がん大魔王の居場所をさがす
ヒントを教えてあげるゾヨ。
大津京に近江神宮というのがあるじゃろ。
ナースすずちゃん:
あっ!そこって、「ちはやふる」の舞台に
なったとこだ!!
脱毛イヤヨ:
そこに「時計館宝物館」というのが
あるのじゃが、そこに飾られている
どれかの時計の裏に秘密の地図が
隠されているはずじゃ。
まずは、それをさがすことじゃ。
プリケ:
えっ?!
そんなことまで教えてもらって
いいんですか?
脱毛イヤヨ:
いいんです!!
助けてくれたお礼ぞよ。
これぞ、
「恩返し~!」
ナースすずちゃん:
脱毛イヤヨのおっちゃん!
あんた「半沢直樹」見てるでしょ?
脱毛イヤヨ:
あれっ?
バレた?
それからもう一つ、恩返しじゃ。
ここからまず船で近江今津まで戻るんじゃ。
船をおりたら、「琵琶湖周航の歌資料館」があるから
そこでワシの名前を出すんじゃ。
そうしたら、気球を貸してくれるゾ。
プリケ:
気球ですか!
脱毛イヤヨ:
そうじゃ。
今はまさに、「危急」存亡の時じゃからな。
ナースすずちゃん:
あっ!イヤヨのおっちゃんにも
プリケさんのオヤジギャグ菌、
移ってる

ドクター亮:
まあとにかく、JR湖西線ではなく、
気球で行けるというところは
ファンタジーRPGらしくていいナ。
ナースすずちゃん:
ワ~イ、気球で近江神宮まで行くんだね。
でも、5人も乗れるの?
ブースカ、ちょっと重そうだし・・・。
腰のあんばい:
心配いらん、イラン、
イラク、サウジアラビア。
ドクター亮:
まあ、なんとかなるさ。
なんともならなかったら、
このストーリーの作者が適当に
うまくつじつまを合わせてくれるやろ

さあ、竹生島に別れを告げよう。
プリケ:
あれっ?
アレは何だろう?
「かわらけ投げ」って書いてあるよ。
ドクター亮:
あれは、都久夫須麻神社の竜神拝所に向かって
願い事を書いた土器(かわらけ)を投げ、
鳥居をうまく通ったら願い事がかなうというものだ。
ナースすずちゃん:
ワ~、面白そう!
やってみよ、やってみよ!!
ドクター亮:
しかし、この子は何でも関心を持つ子だな。
まあ、好奇心旺盛でいいけれど

それじゃあ、みんな願い事を書いて!!
プリケ:
え~っと、やっぱり願い事は
<がんが治りますように>。
えいっ!!
あれ~っ、全然違うところに飛んでいった。
やっぱり何をやってもボクは不器用だな

ブースカ:
じゃあ次はぼくだよ。
エイヤッ!!
ブースカは力任せに投げた。
かわらけは的をはずし、
遠く彼方に飛んでいってしまった。
ドクター亮も酒のあんばいも的外れ。
唯一、ナースすずちゃんが
力弱くヒラヒラと飛んでいったかわらけが
偶然、鳥居を通った。
プリケ:
やった~!すずちゃん!!
それで、願い事は何を書いたの?
ナースすずちゃん:
そんなの、
ヒ・ミ・ツ
腰のあんばい:
うわ~、そう言われると
余計に聞きたくなるわい。
プリケ:
ダメダメ、個人情報~~~

こうして無事、竹生島を牛耳る脱毛イヤヨを倒し、
一行は竹生島をあとにすることにした。
腰のあんばい:
うぉ~い、やっぱり手こぎ船より
観光船の方が楽じゃの~。
これに乗って帰るゾ~



プリケ:いやぁ~、楽ちん、楽ちん


全員:
さらば、竹生島!!
竹生島の今後のことは、
満月知事に任せるとしよう


さて、近江塩津に着いた一行は
早速、「琵琶湖周航の歌資料館」を訪れた


プリケ:
あのぉ~、竹生島の脱毛イヤヨさんが
自分の名前を出せば気球を貸してくれるって
聞いてきたんですけど。
観光協会の人:
ああ~、脱毛イヤヨさんね。
聞いてるよ。
さっきLINEで連絡あったから。
これだよ。
一行は気球を受け取った。
早速、力自慢のブースカが気球を
膨らませた。
ブースカ:
バラサ、バラサ

5人は気球に乗った。
良い風が吹いており、
琵琶湖上空に上がった気球は
そのまま南下し始めた。
プリケ:
うわ~、絶景だね。
あっ!竹生島が見えてるよ。
ナースすずちゃん:
あっ!脱毛イヤヨのおっちゃんが
手を振ってるよ。
オ~イ、オ~イ

脱毛イヤヨ:
みんな!頑張れよ~~~!!
こうして、気球はどんどん南に
向かって飛んでいった。
やがて、遠くに近江神宮が見えてきた。
ナースすずちゃん:
あっ!あそこ!!
「ちはやふる」の舞台に
なった場所だよ。
懐かしいなぁ~。
ドクター亮:
思ったより早く着きそうだな。
私達が勤めている病院も
見えているゾ

ブースカ:
あれっ?
琵琶湖に浮かんでいるあの船はなんだい?
あのヨットの向こうにある船だよ


プリケ:
あっ!ブースカ、あれは外輪船ミシガンって
いうんだよ。
ブースカ:
へ~っ、一度乗ってみたいナ。
ナースすずちゃん:
手前はイングリッシュガーデンだよね。
腰のあんばい:
そうじゃ、そうじゃ。
この際、みんなで乗ろうゾヨ。
ドクター亮:
何を言ってるんですか!!
気球だけに「危急」存亡の時って
いうのに・・・。
腰のあんばい:
まあまあ、みんな竹生島の戦いで
疲れちょる。
ここいらで、少し休憩するのもよかんべ。
プリケ:
リーダーとしても「賛成」、ルパン「三世」です。
舵を大津港の方にとります。
ねえねえ、すずちゃん、夜になると
あのミシガン、こんな風になるんだよ

と言ってプリケはすずちゃんに写真を見せた。


ナースすずちゃん:
ワ~、ロマンがチック~~~。
丹頂チック~~~。
プリケ:
エッ?!
すずちゃん、丹頂チックって知ってるの?
ナースすずちゃん:
知ってるもなにも、私、小さい頃使ってたから。
プリケ:
エッ?!
ナースすずちゃん:
ウソ、ぴょ~~ん。
使ってるわけないじゃない。
気球は大津港に向かって進み始めた。
久々の4連休ということもあって
ソーシャルディスタンスもなんのその

ミシガン乗り場は結構混んでいた

群衆:
オッ!
あの一行はイッコー(IKKO)さん、ではなくて
チーム・プリケの一行じゃないのか?
群衆:
キャ~ッ、サインして、サインして~。
サイン、コサイン、タンジェント・・・

お目当てのほとんどは、
ドクター亮とナースすずちゃんだった。
そして、ブースカにもほんのわずかだが、
サインを求める者がいた。
プリケと腰のあんばいは、その横で
ボケ~ッと見ているだけだった。
プリケ:
腰のあんばいさん、まあ我々は仕方ないですね。
腰のあんばい:
そうじゃのぉ~。あとは実力で勝負じゃ。
一行はミシガンに乗船した。
天気も良く、観光客の多くは
屋上の展望席に集まっていた。
チーム・プリケにとっては
久々の安息時間だった。
湖の風を浴び、HPが満タンになった。
ドクター亮:
おっ!腰のあんばいのじいさん、
早速、酒を飲んでるゾ。
プリケ:
おいおい、こんなところで
わざわざ見せびらかさなくてよいのに、
酔拳をやり出したゾ。
腰のあんばい:
ハッ!ヨッ!アチョ~~!!
観光客:
おお~っ、凄い!!こんなところで
本物の酔拳を見られるなんて。
そう言えば、このあと「大怪獣ガメラ」ショー
というのがあるらしいゾ。
観光客の子供:
ねえねえ、父ちゃん、やっぱり酔拳より
ガメラの方が強いの?
父ちゃん:
そりゃあ、まあガメラは怪獣やしな。
腰のあんばい:
チッ!余計なことを言いおって。
観光客の息子:
あっ!あそこに快獣ブースカがいるよ。
怪獣コシーラにも勝ったそうだから、
大怪獣ガメラにも勝てるかな。
ブースカ:
ひぇ~、やめてよ~~~。
ボク、カメが大の苦手なんだ。
まして、大怪獣ガメラなんて
とんでもないヨ~。
ブースカ:
ねえねえ、ちょっと外輪船の部分を見てみようよ

これ、過去にアップした動画を再利用しました

腰のあんばい:
おお~っ!
なかなかのもんじゃ焼きじゃわい。
とまあ、あれやこれや賑やかに
船上で時間を過ごした一行は
十分休養をとれたようだ。
さあ、次回はいよいよ近江神宮に行って、
がん大魔王の居場所をさがすヒントとなる
書類を探さなければならない。
ナースすずちゃんの思い出の場所、
近江神宮、映画「ちはやふる」の舞台。
無事、オヤジギャグなしに過ごすことが
できるだろうか?
また、がん大魔王の妨害はないのだろうか。
第5回「近江神宮での冒険」、
ごくごく一部のファンの人達だけ、
こうご期待

「がんクエスト3~プリケの冒険」
2020年09月17日
さぁ~て、ホンマにごくごく一部の
人だけに好評の
「がんクエスト~プリケの冒険」。
それでもなお話は続き、今回は第3回。
「竹生島の冒険」
ちなみに、これまで読んでいない方のために
お話は連続していますので、
是非、第1回からお読みください。
では、第3回「竹生島の冒険」の始まり、始まり~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
手漕ぎ舟でようやく竹生島に
着いた一行だが、
それを遠くからじっと
見つめているものがいた
脱毛イヤヨの手下:
イヤヨ様、今、怪しい奴らが
島に上陸したあるヨ。
手下はトランシーバーで
親分のイヤヨに連絡した。
脱毛イヤヨ:
怪しげなヤツはお前の方だ。
まあええわい、隙を見つけて
やっつけてしまえ!
脱毛イヤヨの手下:
わかりましたあるヨ。
オレ様にかかればあっという間あるヨ。
脱毛イヤヨ:
「あっ」という間でも、「いっ」という間でも、
何でもエエからボコボコにしてしまえ
ドクター亮:
島の船着き場に到着したゾ

この島はパワースポットとしても
有名な場所だ
みんなそれぞれ、パワーアップを
はかれるかもな
プリケ:
ここは西国第三十番札所なんですね。
上陸すると、島にはいきなり、
お土産屋が並んでいた。
ナースすずちゃん:
ワ~!お土産屋だ~!!
見ていこ、見ていこ!!
ドクター亮:
こらこら、遊びに来たわけじゃないゾ
プリケ:
まあまあ、亮先生。
そんなにかたいことは言わずに。
ドクター亮:
仕方ないな。
まあ普段は私も看護師さんに助けて
もらっているから、ここはおおめにみて・・・。
ナースすずちゃん:
ばんざ~い!!
一行はお土産屋に入った。
腰のあんばい:
おお~っ!酒
を売っとるゾ。
ワシの元気の源じゃわい
ここは1ダースでも買っていこうかいな。
プリケ:
腰のあんばい先生!
もしかして先生は酔拳の達人でも
あるのですか?
腰のあんばい:
そうじゃ。
昔はジャッキー・チェンにも
指導したことがあるわい。
ドクター亮:
え~!あのジャッキー・チェンに!!
それは凄い!!
ナースすずちゃん:
このじっちゃん、さっきの魔封波といい、
ホントはなんだか凄い年寄りなんじゃない?
腰のあんばい:
能ある鷹は、なんとかと言うじゃろ。
ムフフフフ
という会話をしながら土産物屋を
物色していた一行だが、
突然、ナースすずちゃんが叫んだ
ナースすずちゃん:
あっ!亮先生のブロマイド、売ってるよ。
ん?よ~く見ると、俳優の大谷亮平さんだ!!
亮先生、やっぱりちょっと似てるよね。
ドクター亮:
おっ!こっちには広瀬すずちゃんのが
売ってるぞ。
ナースすずちゃん!あんたも似てるゾ。
ナースすずちゃん:
ワ~、記念に買おう買おう!「花王」石鹸!!
プリケ:
すずちゃん、あんたもオッサン、入ってるで
このたわいのない会話も
実は脱毛イヤヨにすべて聞かれていた。
土産物屋の店主も実は
手下だったのである。
この島にいる者すべてが
実は脱毛イヤヨの手下であることを
一行は知る由もなかった。
ドクター亮:
さぁ~て、そろそろ出発だ
この島のどこかに脱毛イヤヨが
潜んでいるはずだ。
プリケ:
ひぇ~!凄い坂だなぁ~
これを登っていくんですか

ドクター亮:
プリケ君、2年前のあの手術の時のことを
思い出してみたまえ。
こんなものより数十倍苦しかったろ?
ナースすずちゃん:
ワ~!琵琶湖が綺麗

振り返ってみると、そこには素晴らしい景色が
広がっていた。
<マザーレイク琵琶湖>、まさにその名の通り、
包み込むような愛情に満ちあふれている湖だ。
しばらく歩いていると、
なんだか怪しい銅像が現れた

腰のあんばい:
ムム・・・、あれはもしかしたら、
脱毛イヤヨの銅像か?
と全員が考えていた時、
突然魔物の軍団がパーティに襲いかかってきた
敵は全部で5体。スライム3体、メタルスライム1体、
そして木陰から覗いていた尻尾と背びれのある
コシーラ(←ゴジラではない)である。
ドクター亮:
みんな!気を抜くんじゃないゾ。
プリケ:
亮先生だけに「了」解~~~
ナースすずちゃん:
プリケさん、あんたこんな時でも
よくオヤジギャグ、出てくるよね。
いきなりコシーラの尻尾攻撃だ!!
まともにそれを受けた腰のあんばいは
5メートルほど吹っ飛んだ
腰のあんばい:
イテテテ
不意打ちを食らわしやがったな。
よ~し、ここは一発、ワシの酔拳を
見せてやろうかいな。
グビグビグビ
ウィ~、この酒はよく効きよるワイ。
プリケ:
おお~っ!アレが伝説の酔拳!!
あのヨタヨタしている足下。
あれこそ酔拳だ!!
あれっ?でも、じっちゃん寝てしもたぞ
ナースすずちゃん:
ワ~、じっちゃん、何やってんのよ
さっき褒めたばかりだったのに~。
そうしている内にも、ドクター亮は
果敢にメス攻撃を仕掛け、
スライム3体をあっという間に
倒してしまった。
問題はメタルスライムだが、
こいつを倒せば経験値を
たくさん得ることができる。
ただし、こいつは逃げ足の
速いことで有名だ。
プリケ:
お~い、メタルスライム君!
なんか悩み事、あるんとちゃう?
顔色悪いよ。そんなメタル色して。
メタルスライム:
失敬な!元からこんな色なんです。
でも、本当はちょっと悩みが・・・
このまま脱毛イヤミ様の
手下でいいのかどうか・・・
メタルスライムが悩み始めた時、
わずかな隙ができた。
その一瞬をドクター亮は
見逃さなかった。
ドクター亮:
連続メス突き~~~!!
メタルスライム:
くそ~!プリケの語りかけにうっかりと
乗ってしまった~~~。
プリケ!今の技はなんなんだ?
プリケ:
いや、本当にメタルスライム君の
ことを心配して・・・。
ナースすずちゃん:
プリケさんはカウンセラー資格を
持っているんだから、
あえて命名すると「受容と共感力」
というとこかしら。
プリケさん、そんなんでどう?
プリケ:
はぁ~、それならそういうことで・・・。
メタルスライムを首尾良く倒した。
さあ、残るはコシ-ラ1体を残すのみ。
しかし、これがなかなか厄介な敵だった。
なんと口から放射熱線を吐きよる。
プリケ:
うわ~、ゴジラみたいや~。

コシーラ
ホンマはゴジラのソフビです
ジャジャジャン、ジャジャジャン
どこかから、あのゴジラのテーマが
流れてきた
ナースすずちゃん:
確かになかなか手強い敵ね。
じっちゃんもまだ寝たままだし・・・
コシーラは放射熱線を吐きまくった。
あたり一面が火の海に
ドクター亮:
うわ~、これはたまらん
プリケ:
ホントにこれはたまらん、金もたまらん
ナースすずちゃん:
これじゃ、こっちから攻撃できないね
プリケ:
ア~チチ~、ア~チ~
ナースすずちゃん:
あんた、郷ひろみか。
プリケ:
Goです!!
Go to トラベル!!
Go to イート!!
全員のHPが40下がった
ドクター亮:
まいったな。
このままじゃ、全滅してしまうゾ
その時である。
木陰から突然、動物(?)が現れた。
その動物(?):
みんなのこと、助けるよ~。
プリケ:
あっ!あれはもしかして、快獣ブースカ?
【怪獣ブースカとは?】
円谷プロ製作のドラマ。
「怪」獣ではなく、「快」獣であるところがミソ。
ドラマの主人公、屯田大作がペットの
イグアナ「ブースカ」を「ゴジラ」のような
怪獣にしようと、栄養剤を与えたところ、
材料の一つのふくらし粉が
古いものだっため(いわゆる消費期限切れ
というやつですな)、怪獣ではなく、
「快」獣が誕生してしまった。
好物はラーメン、苦手なものはカメ。
言葉の癖は以下の通り。
★喜んだ時:バラサ、バラサ
★落ち込んだ時、悲しい時:シオシオノパ~
★怒った時:プリプリノキリリンコ、カッカッカッ

快獣ブースカ
ブースカ:
プリプリノキリリンコ、カッカッカッ
すずちゃんをいじめるなんて、
ボク、許さない!!
琵琶湖・竹生島の血糖、ではなくて決闘!!
【快獣ブースカ対怪獣コシーラ】
2021年・春、堂々の公開!!(←ウソですよ〜)

最初はソーシャルディスタンス
しかし、コシーラはブースカめがけてではなく、
守備力が弱そうなナースすずちゃんを
めがけてパンチを放ってきた。
ナースすずちゃん:
キャア~
ブースカ:
すずちゃん!危険が危ない!!
ブースカは素早くコシーラのパンチを
自分の身体で受け止め、
すずちゃんを救った。
ブースカ:
フン、こんなパンチ、痛くも痒くもないゾ。
コシーラ:
くっそぉ~。
それじゃあ、これならどうや?!
コシーラの尻尾攻撃。
しかし、それを平然と受け止めたブースカ。

今度はブースカが強烈な
パンチを放った


すずちゃんを救いたいという思いのこもった
ブースカのパンチにKOされるコシーラ

その後、ブースカは尻尾をもったまま
コシーラを振り回し始めた。

これでもかというほどブンブン振り回したあげく、
ブースカはコシーラを投げ飛ばした。
岩石に頭から突っ込んでいったコシーラは
気絶してしまった
プリケ:
凄いゾ、ブースカ!!
まるで、キンコング対ゴジラを見ているようだ。
圧倒的な強さじゃないか!!
ブースカ:
バラサ、バラサ
ナースすずちゃん:
ワ~、ブースカ!ありがとう!!
こうしてよ~く見ると、ブースカって
かっわいい!!
ブースカ:
エヘヘ
すずちゃんのお役に立てて良かったです。
ナースすずちゃん:
ねえねえ、ブースカ。今、暇?
もし暇だったら私たちの仲間になってくれない?
ブースカ:
えっ?!仲間って、仲間由紀恵さんが
メンバーにいるんですか?
ナースすずちゃん:
あれあれ、あんたプリケさんと
同じ脳みそだね
ブースカ:
ボクで良かったら仲間になるよ!
うん!すずちゃんを助けるために、
ボク、仲間になるよ
ドクター亮:
動機は何であれ、一人でも仲間が
多い方がいい。
ブースカが仲間に加わった。
いつものようにドラクエのBGMで
ドクター亮:
オイ!じいさん、いつまで寝とるんや?
腰のあんばい:
ん?あれっ?ワシ、寝とったんかいな?
あっ!敵はどうした?やっつけたのか?
ナースすずちゃん:
じっちゃんが眠っている間、
全員やっつけたわよ
それから、新しい仲間由紀恵、
じゃなくて仲間が加わったヨ。
腰のあんばい:
おっ!なんじゃあいつは?!
ブースカ:
ボク、ブースカです。
よろしく。
メタルスライムをやっつけたことで、
全員のレベルが1から10へ大幅にアップした
これにより、
★プリケ:
「防御力」、「受容と共感力」がアップした。
★ドクター亮:
「糸ぐるぐる」をマスター。手術用の糸を使って
敵を縛り上げ、身動きができなくなる技。
★ナースすずちゃん:
「ちはやふる投げ」をマスターした。
読まれたカルタを瞬時に勢いよく
手で払う時のように、気を集中して
極限の瞬発力で敵を投げ飛ばす技。
★腰のあんばい
「酔拳」の技がビギナークラスから
マスタークラスまでアップする。
★ブ-スカ
「怪力」が2倍になる。
ドクター亮:
さて、そろそろ脱毛イヤヨを見つけないとな。
腰のあんばい:
ん?この建物
なんだか怪しいにおいがするゾ

ナースすずちゃん:
確かに、なんか怪しいね。
プリケ:
とにかく中に入ってみよう!!
一行は中に入った。
すると、建物の説明書きが
壁に貼ってあった。
1階:クイズの部屋
2階:ジェスチャーの部屋
この試練を乗り越えた者だけが
3階の脱毛イヤヨに会うことができる。
ブースカ:
なんだいこれ?
クイズって何?
ジェスチャーって何?
ドクター亮:
おいおい、ブースカ!
そこから説明せんとあかんのかいな
ブースカ:
シオシオノパ~
ナースすずちゃん:
クイズっていうのは、これこれあれこれで、
ジェスチャーってのは、あれこれこれこれで・・・。
ブースカ:
すずちゃん、ありがとう!よ~くわかったよ。
バラサ、バラサ
プリケ:
よし!まずはクイズだ!!
クイズは部屋の中央にある机の上の
箱の中に入っていた。
〇〇✕
ここに、まるまるばつという記号が
書かれている。
ここに1本の直線を入れて箱にしろ。
プリケ:
えっ?箱?
ドクター亮:
う~む・・・。箱か・・・。
腰のあんばい:
こりゃ、難しいワイ。
ワシのような年寄りにはわからんわい。
ナースすずちゃん:
う~ん、こんなの看護学校で
習わなかったし・・・。
ブースカ:
こんなん、簡単だよ。
他の4人:
えっ?!
ナースすずちゃん:
ブースカ、わかるの?
ブースカ:
ウン、わかるよ。
一番左の〇の左側に、縦に1本の線を
付け加えればいいんだよ。
つまり、こうさ。
〇の左側に縦に1本の線を付け加えると、
ホラ、
b
になるよ。
つまり・・・
box
他の4人:
あっ!凄い!ブースカ!!
箱だ!!
ドクター亮:
大人だとかえっていろいろなことを
考えてしまって駄目だな。
やっぱり、子供の心を持つブースカだからこそ
解けたわけだな。
ナースすずちゃん:
ブースカ!お手柄だね
プリケ:
よし!これで2階に行けるゾ。
一行は2階への階段を駆け上がった。
さて、2階はジェスチャーの部屋。
5人が順番にジェスチャーをして、
紙に書かれてあるものをいかに正確に
5番目のメンバーに伝えられるかで
3階に登れるかどうかが決まるのである。
ドクター亮:
さぁ~て、これは順番が問題だな。
プリケ:
1番は誰がいいかな。
ドクター亮:
まず最初が大切だから、
オレに1番を任せてくれ。
他の4人:
うん、それがいいな。
ドクター亮:
2番目は日頃の病院勤務で
コミュニケーションが医者としっかりとれている
ナースすずちゃんが適任だ。
3番目はナースすずちゃんを
助けたいという気持ちで仲間になってくれた
ブースカにしよう。
4番目は人生経験豊富な腰のあんばいじいちゃん、
そしてトリを務めるのは、やはりこのクエストの
主人公プリケ君だ。
他の4人:
亮先生、「了」解~~~
ジェスチャーの内容を記した紙には
次のように書かれていた。
「脱毛イヤヨはイケメン。頭が良く、
腕っぷしも強い。
みんなのヒーロー、脱毛イヤヨ」
ドクター亮:
なんなんだ、これは・・・。
う~ん、どのように伝えようか・・・。
あれこれ考えた後、ドクター亮は
ナースすずちゃんに必死になって伝えた。
ナースすずちゃん:
キャハハハ
亮先生!面白~い!!
四苦八苦しながら、なんとかプリケまで伝わったが、
内容は・・・
「脱毛イヤヨはイクメン。頭はハゲで、
腕は太い。スーパーマンは脱毛イヤヨ」
脱毛イヤヨの評価:
う~ん、正解とは言いがたいが、
まあワシの名前がきちんと2回、
入っとるから正解とするか・・・。
ドクター亮:
よし!やったゾ。
これで、いよいよ脱毛イヤヨとの戦いだ。
さて、次回はいよいよ竹生島を牛耳る
脱毛イヤヨとの戦いだ。
脱毛イヤヨの得意技は脱毛光線。
この光線にあたると、たちどころに
脱毛してしまうという恐ろしい技だ。
ナースすずちゃん:
え~、そんなの嫌だぁ~
プリケ:
ボクはこれまで2回、ツルツル頭
に
したことがあるので慣れているよ。
いざという時にはすずちゃんを守るよ。
腰のあんばい:
ワシは見ての通り、ほとんど髪があらへんので、
まったく恐くはないぞよ。
ワシもすずちゃんを守ってあげるよ。
ブ-スカ:
ボクもすずちゃんのためなら
必死になって戦うよ
ドクター亮:
なんだ、そしたらあまり手強い敵じゃ
なさそうだな。
さぁ~て、本当に脱毛イヤヨは
楽な敵なのか?
それとも・・・
次回、こうご期待!!
ちなみに、今回の写真(ブースカ、ゴジラ以外)は、
すべて2010年に竹生島で写したものです。
人だけに好評の
「がんクエスト~プリケの冒険」。
それでもなお話は続き、今回は第3回。
「竹生島の冒険」
ちなみに、これまで読んでいない方のために

2020/09/07
2020/09/11
お話は連続していますので、
是非、第1回からお読みください。
では、第3回「竹生島の冒険」の始まり、始まり~

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
手漕ぎ舟でようやく竹生島に
着いた一行だが、
それを遠くからじっと
見つめているものがいた

脱毛イヤヨの手下:
イヤヨ様、今、怪しい奴らが
島に上陸したあるヨ。
手下はトランシーバーで
親分のイヤヨに連絡した。
脱毛イヤヨ:
怪しげなヤツはお前の方だ。
まあええわい、隙を見つけて
やっつけてしまえ!
脱毛イヤヨの手下:
わかりましたあるヨ。
オレ様にかかればあっという間あるヨ。
脱毛イヤヨ:
「あっ」という間でも、「いっ」という間でも、
何でもエエからボコボコにしてしまえ

ドクター亮:
島の船着き場に到着したゾ


この島はパワースポットとしても
有名な場所だ

みんなそれぞれ、パワーアップを
はかれるかもな

プリケ:
ここは西国第三十番札所なんですね。
上陸すると、島にはいきなり、
お土産屋が並んでいた。
ナースすずちゃん:
ワ~!お土産屋だ~!!

見ていこ、見ていこ!!
ドクター亮:
こらこら、遊びに来たわけじゃないゾ

プリケ:
まあまあ、亮先生。
そんなにかたいことは言わずに。
ドクター亮:
仕方ないな。
まあ普段は私も看護師さんに助けて
もらっているから、ここはおおめにみて・・・。
ナースすずちゃん:
ばんざ~い!!

一行はお土産屋に入った。
腰のあんばい:
おお~っ!酒

ワシの元気の源じゃわい

ここは1ダースでも買っていこうかいな。
プリケ:
腰のあんばい先生!
もしかして先生は酔拳の達人でも
あるのですか?
腰のあんばい:
そうじゃ。
昔はジャッキー・チェンにも
指導したことがあるわい。
ドクター亮:
え~!あのジャッキー・チェンに!!
それは凄い!!
ナースすずちゃん:
このじっちゃん、さっきの魔封波といい、
ホントはなんだか凄い年寄りなんじゃない?
腰のあんばい:
能ある鷹は、なんとかと言うじゃろ。
ムフフフフ

という会話をしながら土産物屋を
物色していた一行だが、
突然、ナースすずちゃんが叫んだ

ナースすずちゃん:
あっ!亮先生のブロマイド、売ってるよ。
ん?よ~く見ると、俳優の大谷亮平さんだ!!
亮先生、やっぱりちょっと似てるよね。
ドクター亮:
おっ!こっちには広瀬すずちゃんのが
売ってるぞ。
ナースすずちゃん!あんたも似てるゾ。
ナースすずちゃん:
ワ~、記念に買おう買おう!「花王」石鹸!!
プリケ:
すずちゃん、あんたもオッサン、入ってるで

このたわいのない会話も
実は脱毛イヤヨにすべて聞かれていた。
土産物屋の店主も実は
手下だったのである。
この島にいる者すべてが
実は脱毛イヤヨの手下であることを
一行は知る由もなかった。
ドクター亮:
さぁ~て、そろそろ出発だ

この島のどこかに脱毛イヤヨが
潜んでいるはずだ。
プリケ:
ひぇ~!凄い坂だなぁ~

これを登っていくんですか


ドクター亮:
プリケ君、2年前のあの手術の時のことを
思い出してみたまえ。
こんなものより数十倍苦しかったろ?
ナースすずちゃん:
ワ~!琵琶湖が綺麗


振り返ってみると、そこには素晴らしい景色が
広がっていた。
<マザーレイク琵琶湖>、まさにその名の通り、
包み込むような愛情に満ちあふれている湖だ。
しばらく歩いていると、
なんだか怪しい銅像が現れた


腰のあんばい:
ムム・・・、あれはもしかしたら、
脱毛イヤヨの銅像か?
と全員が考えていた時、
突然魔物の軍団がパーティに襲いかかってきた

敵は全部で5体。スライム3体、メタルスライム1体、
そして木陰から覗いていた尻尾と背びれのある
コシーラ(←ゴジラではない)である。
ドクター亮:
みんな!気を抜くんじゃないゾ。
プリケ:
亮先生だけに「了」解~~~

ナースすずちゃん:
プリケさん、あんたこんな時でも
よくオヤジギャグ、出てくるよね。
いきなりコシーラの尻尾攻撃だ!!
まともにそれを受けた腰のあんばいは
5メートルほど吹っ飛んだ

腰のあんばい:
イテテテ

不意打ちを食らわしやがったな。
よ~し、ここは一発、ワシの酔拳を
見せてやろうかいな。
グビグビグビ

ウィ~、この酒はよく効きよるワイ。
プリケ:
おお~っ!アレが伝説の酔拳!!
あのヨタヨタしている足下。
あれこそ酔拳だ!!
あれっ?でも、じっちゃん寝てしもたぞ

ナースすずちゃん:
ワ~、じっちゃん、何やってんのよ

さっき褒めたばかりだったのに~。
そうしている内にも、ドクター亮は
果敢にメス攻撃を仕掛け、
スライム3体をあっという間に
倒してしまった。
問題はメタルスライムだが、
こいつを倒せば経験値を
たくさん得ることができる。
ただし、こいつは逃げ足の
速いことで有名だ。
プリケ:
お~い、メタルスライム君!
なんか悩み事、あるんとちゃう?
顔色悪いよ。そんなメタル色して。
メタルスライム:
失敬な!元からこんな色なんです。
でも、本当はちょっと悩みが・・・

このまま脱毛イヤミ様の
手下でいいのかどうか・・・

メタルスライムが悩み始めた時、
わずかな隙ができた。
その一瞬をドクター亮は
見逃さなかった。
ドクター亮:
連続メス突き~~~!!
メタルスライム:
くそ~!プリケの語りかけにうっかりと
乗ってしまった~~~。
プリケ!今の技はなんなんだ?
プリケ:
いや、本当にメタルスライム君の
ことを心配して・・・。
ナースすずちゃん:
プリケさんはカウンセラー資格を
持っているんだから、
あえて命名すると「受容と共感力」
というとこかしら。
プリケさん、そんなんでどう?
プリケ:
はぁ~、それならそういうことで・・・。
メタルスライムを首尾良く倒した。
さあ、残るはコシ-ラ1体を残すのみ。
しかし、これがなかなか厄介な敵だった。
なんと口から放射熱線を吐きよる。
プリケ:
うわ~、ゴジラみたいや~。

コシーラ


ジャジャジャン、ジャジャジャン

どこかから、あのゴジラのテーマが
流れてきた

ナースすずちゃん:
確かになかなか手強い敵ね。
じっちゃんもまだ寝たままだし・・・

コシーラは放射熱線を吐きまくった。
あたり一面が火の海に

ドクター亮:
うわ~、これはたまらん

プリケ:
ホントにこれはたまらん、金もたまらん

ナースすずちゃん:
これじゃ、こっちから攻撃できないね

プリケ:


ナースすずちゃん:
あんた、郷ひろみか。
プリケ:
Goです!!
Go to トラベル!!
Go to イート!!
全員のHPが40下がった

ドクター亮:
まいったな。
このままじゃ、全滅してしまうゾ

その時である。
木陰から突然、動物(?)が現れた。
その動物(?):
みんなのこと、助けるよ~。
プリケ:
あっ!あれはもしかして、快獣ブースカ?
【怪獣ブースカとは?】
円谷プロ製作のドラマ。
「怪」獣ではなく、「快」獣であるところがミソ。
ドラマの主人公、屯田大作がペットの
イグアナ「ブースカ」を「ゴジラ」のような
怪獣にしようと、栄養剤を与えたところ、
材料の一つのふくらし粉が
古いものだっため(いわゆる消費期限切れ
というやつですな)、怪獣ではなく、
「快」獣が誕生してしまった。
好物はラーメン、苦手なものはカメ。
言葉の癖は以下の通り。
★喜んだ時:バラサ、バラサ
★落ち込んだ時、悲しい時:シオシオノパ~
★怒った時:プリプリノキリリンコ、カッカッカッ

快獣ブースカ

ブースカ:
プリプリノキリリンコ、カッカッカッ

すずちゃんをいじめるなんて、
ボク、許さない!!
琵琶湖・竹生島の血糖、ではなくて決闘!!
【快獣ブースカ対怪獣コシーラ】
2021年・春、堂々の公開!!(←ウソですよ〜)

最初はソーシャルディスタンス

しかし、コシーラはブースカめがけてではなく、
守備力が弱そうなナースすずちゃんを
めがけてパンチを放ってきた。
ナースすずちゃん:
キャア~

ブースカ:
すずちゃん!危険が危ない!!
ブースカは素早くコシーラのパンチを
自分の身体で受け止め、
すずちゃんを救った。
ブースカ:
フン、こんなパンチ、痛くも痒くもないゾ。
コシーラ:
くっそぉ~。
それじゃあ、これならどうや?!
コシーラの尻尾攻撃。
しかし、それを平然と受け止めたブースカ。

今度はブースカが強烈な
パンチを放った



すずちゃんを救いたいという思いのこもった
ブースカのパンチにKOされるコシーラ


その後、ブースカは尻尾をもったまま
コシーラを振り回し始めた。

これでもかというほどブンブン振り回したあげく、
ブースカはコシーラを投げ飛ばした。
岩石に頭から突っ込んでいったコシーラは
気絶してしまった

プリケ:
凄いゾ、ブースカ!!
まるで、キンコング対ゴジラを見ているようだ。
圧倒的な強さじゃないか!!
ブースカ:
バラサ、バラサ

ナースすずちゃん:
ワ~、ブースカ!ありがとう!!
こうしてよ~く見ると、ブースカって
かっわいい!!
ブースカ:
エヘヘ

すずちゃんのお役に立てて良かったです。
ナースすずちゃん:
ねえねえ、ブースカ。今、暇?
もし暇だったら私たちの仲間になってくれない?
ブースカ:
えっ?!仲間って、仲間由紀恵さんが
メンバーにいるんですか?
ナースすずちゃん:
あれあれ、あんたプリケさんと
同じ脳みそだね

ブースカ:
ボクで良かったら仲間になるよ!
うん!すずちゃんを助けるために、
ボク、仲間になるよ

ドクター亮:
動機は何であれ、一人でも仲間が
多い方がいい。
ブースカが仲間に加わった。
いつものようにドラクエのBGMで

ドクター亮:
オイ!じいさん、いつまで寝とるんや?
腰のあんばい:
ん?あれっ?ワシ、寝とったんかいな?
あっ!敵はどうした?やっつけたのか?
ナースすずちゃん:
じっちゃんが眠っている間、
全員やっつけたわよ

それから、新しい仲間由紀恵、
じゃなくて仲間が加わったヨ。
腰のあんばい:
おっ!なんじゃあいつは?!
ブースカ:
ボク、ブースカです。
よろしく。
メタルスライムをやっつけたことで、
全員のレベルが1から10へ大幅にアップした

これにより、
★プリケ:
「防御力」、「受容と共感力」がアップした。
★ドクター亮:
「糸ぐるぐる」をマスター。手術用の糸を使って
敵を縛り上げ、身動きができなくなる技。
★ナースすずちゃん:
「ちはやふる投げ」をマスターした。
読まれたカルタを瞬時に勢いよく
手で払う時のように、気を集中して
極限の瞬発力で敵を投げ飛ばす技。
★腰のあんばい
「酔拳」の技がビギナークラスから
マスタークラスまでアップする。
★ブ-スカ
「怪力」が2倍になる。
ドクター亮:
さて、そろそろ脱毛イヤヨを見つけないとな。
腰のあんばい:
ん?この建物


ナースすずちゃん:
確かに、なんか怪しいね。
プリケ:
とにかく中に入ってみよう!!
一行は中に入った。
すると、建物の説明書きが
壁に貼ってあった。
1階:クイズの部屋
2階:ジェスチャーの部屋
この試練を乗り越えた者だけが
3階の脱毛イヤヨに会うことができる。
ブースカ:
なんだいこれ?
クイズって何?
ジェスチャーって何?
ドクター亮:
おいおい、ブースカ!
そこから説明せんとあかんのかいな

ブースカ:
シオシオノパ~

ナースすずちゃん:
クイズっていうのは、これこれあれこれで、
ジェスチャーってのは、あれこれこれこれで・・・。
ブースカ:
すずちゃん、ありがとう!よ~くわかったよ。
バラサ、バラサ

プリケ:
よし!まずはクイズだ!!
クイズは部屋の中央にある机の上の
箱の中に入っていた。
〇〇✕
ここに、まるまるばつという記号が
書かれている。
ここに1本の直線を入れて箱にしろ。
プリケ:
えっ?箱?
ドクター亮:
う~む・・・。箱か・・・。
腰のあんばい:
こりゃ、難しいワイ。
ワシのような年寄りにはわからんわい。
ナースすずちゃん:
う~ん、こんなの看護学校で
習わなかったし・・・。
ブースカ:
こんなん、簡単だよ。
他の4人:
えっ?!

ナースすずちゃん:
ブースカ、わかるの?
ブースカ:
ウン、わかるよ。
一番左の〇の左側に、縦に1本の線を
付け加えればいいんだよ。
つまり、こうさ。
〇の左側に縦に1本の線を付け加えると、
ホラ、
b
になるよ。
つまり・・・
box
他の4人:
あっ!凄い!ブースカ!!
箱だ!!

ドクター亮:
大人だとかえっていろいろなことを
考えてしまって駄目だな。
やっぱり、子供の心を持つブースカだからこそ
解けたわけだな。
ナースすずちゃん:
ブースカ!お手柄だね

プリケ:
よし!これで2階に行けるゾ。
一行は2階への階段を駆け上がった。
さて、2階はジェスチャーの部屋。
5人が順番にジェスチャーをして、
紙に書かれてあるものをいかに正確に
5番目のメンバーに伝えられるかで
3階に登れるかどうかが決まるのである。
ドクター亮:
さぁ~て、これは順番が問題だな。
プリケ:
1番は誰がいいかな。
ドクター亮:
まず最初が大切だから、
オレに1番を任せてくれ。
他の4人:
うん、それがいいな。
ドクター亮:
2番目は日頃の病院勤務で
コミュニケーションが医者としっかりとれている
ナースすずちゃんが適任だ。
3番目はナースすずちゃんを
助けたいという気持ちで仲間になってくれた
ブースカにしよう。
4番目は人生経験豊富な腰のあんばいじいちゃん、
そしてトリを務めるのは、やはりこのクエストの
主人公プリケ君だ。
他の4人:
亮先生、「了」解~~~

ジェスチャーの内容を記した紙には
次のように書かれていた。
「脱毛イヤヨはイケメン。頭が良く、
腕っぷしも強い。
みんなのヒーロー、脱毛イヤヨ」
ドクター亮:
なんなんだ、これは・・・。
う~ん、どのように伝えようか・・・。
あれこれ考えた後、ドクター亮は
ナースすずちゃんに必死になって伝えた。
ナースすずちゃん:
キャハハハ

亮先生!面白~い!!
四苦八苦しながら、なんとかプリケまで伝わったが、
内容は・・・
「脱毛イヤヨはイクメン。頭はハゲで、
腕は太い。スーパーマンは脱毛イヤヨ」
脱毛イヤヨの評価:
う~ん、正解とは言いがたいが、
まあワシの名前がきちんと2回、
入っとるから正解とするか・・・。
ドクター亮:
よし!やったゾ。
これで、いよいよ脱毛イヤヨとの戦いだ。
さて、次回はいよいよ竹生島を牛耳る
脱毛イヤヨとの戦いだ。
脱毛イヤヨの得意技は脱毛光線。
この光線にあたると、たちどころに
脱毛してしまうという恐ろしい技だ。
ナースすずちゃん:
え~、そんなの嫌だぁ~

プリケ:
ボクはこれまで2回、ツルツル頭

したことがあるので慣れているよ。
いざという時にはすずちゃんを守るよ。
腰のあんばい:
ワシは見ての通り、ほとんど髪があらへんので、
まったく恐くはないぞよ。
ワシもすずちゃんを守ってあげるよ。
ブ-スカ:
ボクもすずちゃんのためなら
必死になって戦うよ

ドクター亮:
なんだ、そしたらあまり手強い敵じゃ
なさそうだな。
さぁ~て、本当に脱毛イヤヨは
楽な敵なのか?
それとも・・・

次回、こうご期待!!
ちなみに、今回の写真(ブースカ、ゴジラ以外)は、
すべて2010年に竹生島で写したものです。
「がんクエスト2~プリケの冒険」
2020年09月11日
先日突然始まった
「がんクエスト~プリケの冒険」、
期待にこたえて第2弾
(ごくごく一部の読者以外、
期待してへんと思うけど・・・)
★ひ弱な勇者・プリケ
★トップナイフ・ドクター亮
★ナースすずちゃん
この3人パーティにこれからどんな試練が
待ち受けているのだろうか。
詳しくは「知れん」けど。
「試練」だけに
ナースすずちゃん:
まずは町のお店に行って道具や
装備品を買わなきゃね。
ドクター亮:
そうだな。武器となるメスは手術室から
くすねてきたんだが・・・
プリケ:
さっすがトップナイフ!!
ナースすずちゃん:
先生!看護師長に見つかったら大変ですよ
3人はまず大津駅前にある道具屋に立ち寄った
ナースすずちゃん:
ワ~、先生!お菓子も売ってるよ
都こんぶとかするめとか。
プリケ:
すずちゃん!
あんた、なかなか渋いもん選ぶね。
オッサン、入ってるで
ナースすずちゃん:
エヘヘ
ビールのアテなんかにどうかと思って
ドクター亮:
おいおい、ピクニックに行くんじゃないぞ
我々はあの憎っくき「がん大魔王」を
倒しに行くんだぞ。
ナースすずちゃん:
は~い
道具屋では磁石やロープ、
双眼鏡などを購入した。
なぜかプリケは「週刊文春」も買った。
ドクター亮:
オイ、プリケ君!「週刊文春」なんて
何で買うんや?荷物になるだけやろ。
プリケ:
いえいえ、先生!敵にやられそうになった時、
強烈な文春砲をぶっ放すんです
ナースすずちゃん:
<センテンス スプリング>ってヤツだね。
あれは相手によっては強烈だもんね。
次に3人は大津京にある武器屋に行った
プリケ:
ボク、何をするにもブキですから・・・。
ドクター亮:
それは不器用のブキ。
ここは「武器」屋。
大丈夫かいな、この勇者・・・。
プリケ:
たぶん、大丈夫じゃないと思います・・・
ナースすずちゃん:
ワ~!凄い武器や防具がいっぱいあるんだね
ドクター亮:
みんな、自分が使いやすそうなものを
選ぶといいぞ。
金のことは気にするな。
後から高額医療費として戻ってくるからな
プリケ:
では、ボクはこれと、これと、これ。
ナースすずちゃん:
私の衣服はやっぱり強化版ナース服よね。
この材質、あのドラゴンボールの孫くんが
着ていたものと同じなのよね。
私もかめはめ波、打てるかしら。
ドクター亮:
ドラゴン・ボールと言えば、
このお店の店主(老人)、
なんか亀仙人に似てないか。
プリケ:
う~ん、そう言えば、そんな感じが・・・。
お店の店主(老人):
なんじゃ?何をジロジロ見とるんじゃ?
プリケ:
い、いえ、あ、あのその~。
ちょっと似てらっしゃるなぁ~と思って・・・。
お店の店主(老人):
ん?キムタクとか福山とかに似てるってか?
ナースすずちゃん:
アハハハ、このじいちゃん、冗談は顔だけに
しといてほしいわ
ドクター亮:
おいおい、そりゃあ失礼だぞ。
たとえホンマのことでも・・・。
お店の店主(老人):
ところで、お前さん達はこんなに
武器や防具を買って、
なにをするつもりなんじゃ?
プリケ:
実は、あれがこうなって、そんでもって
こうなってああなって・・・。
お店の店主(老人):
な~るへそ!
それじゃあ、もし良かったらワシも仲間に
入れてくれへんか?
プリケ:
えっ?仲間?おじいちゃんって本当は
仲間由紀恵だったんですか?
お店の店主(老人):
お前、あほか!!
ナースすずちゃん:
おじいさん、仲間になりたいっていっても、
私たちこれからがん大魔王を
やっつけに行くのよ。
おじいさん戦えるの?
お店の店主(老人):
みくびるでないわ。
ワシはかつて「天下一武道会」に出場した強者ぞよ。
プリケ:
えっ?あの「天下一武道会」?
悟空やピッコロ大魔王が出場した、あの・・・
お店の店主(老人):
バカを言え!ワシが出場したのは、
1丁目町内会主催の夏祭りで
実施された「天下一武道会」で、
誰が一番早く「天下一品」のラーメン
を
食べられるかを競う大会じゃ。
ドクター亮:
そ、そうですか・・・
お店の店主(老人):
だが、なめちゃいかんぞ。
プリケ:
ハイ、ボクもラーメンはなめずに、
噛んで食べますけど・・・。
ナースすずちゃん:
プリケさん!あんた一回、
脳の検査もしてもらった方が
いいんじゃないの?
プリケ:
うん!12月7日に脳のMRI検査を
受ける予定だよ(これ、ホンマのことです)
ナースすずちゃん:
え~!ホンマかいな!!
お店の店主(老人):
ラーメンの早食いといったかて、
集中力と気合いがいるんじゃ。
若い者にはまだまだ負けられんわい
プリケ:
それで結果はどうだったんですか?
お店の店主(老人):
見事、銅メダルだったわい
3位に入ったから、
たいしたもんじゃ焼きぜよ。
ナースすずちゃん:
うんうん、たいしたもんじゃ焼きですね。
それで参加者はどれぐらいいたんですか?
お店の店主(老人):
3人じゃ。
プリケ:
ええ~っ!!
それじゃあ、最下「位」・・・。
ドクター亮は私の主治「医」・・・。
ドクター亮:
アカンは、この勇者・・・
そんなロートルを仲間に入れて
大丈夫だろうか?という不安が
3人の中にあった。
そんな気配を感じたのか、
その老人は・・・
お店の店主(老人):
ちょっと見ておれ。
は~っ~~~。
場の空気が変わり始めた。
空気が流れている・・・。
ん?なんかアルコールの匂いが・・・
お店の店主(老人);
酒はめ波~~~~~




あたり一面、酒の匂いが充満し、
3人はクラクラし始めた。
お店の店主(老人):
どうじゃ?ワシの必殺技、「酒はめ波」じゃ。
みんなワシのことを「酒仙人・腰のあんばい」
と呼んでおるんじゃ
プリケ:
越乃寒梅なら知ってるけど・・・。
腰のあんばいですか・・・。
う~、それにしても気持ち悪い・・・
3人は強烈なアルコールの匂いで
悪酔いをし、HPが下がった。
ナースすずちゃん:
ウィ~、気持ち悪い~~
これは強烈な技だわ。
今、気分が良くなる呪文を唱えるから!!
ナースすずちゃんは回復魔法、
「すっきりホイミ」を唱えた。
ナースすずちゃん:
すっきりホイミ~~~~~!!
ドクター亮:
う~、助かった
さっすが聖魔道士、すずちゃん!!
ナースすずちゃん:
エヘヘ、たいしたことないです
腰のあんばい:
どうじゃ?ワシを仲間に入れないか?
きっとエエ仕事するぞよ。
ちょいと、腰が痛いのが
玉に瑕じゃがのぉ~。
3人:
わ、わかりました。
それでは一緒に、がん大魔王を
倒しに行きましょう
パラララチャンチャチャ~ン
(ドラクエの仲間が加わったメロディーで)
酒仙人・腰のあんばいが仲間に加わった。
さてさて、またまた戦力になるのかならないのか、
よくわからない仲間が加わった。
ドクター亮:
まずは琵琶湖の竹生島に出没するという
がん大魔王の家来、<脱毛イヤヨ>を倒しに
行くことにしよう。
そいつから、がん大魔王の居場所を聞き出すんだ。
竹生島に行くには湖西方面では
近江塩津から船に乗らなければ
今からJR湖西線に乗っていては
遅くなるばかりだ。
なんかいい方法はないかな?
ナースすずちゃん:
亮先生!あるじゃないですか!!
私たちの専売特許が!!
ドクター亮:
ん?なんだっけ?
ナースすずちゃん;
ちょっと、待っててね。
え~っと・・・。
あっ!もしもし。
お願いしま~す。
プリケ:
すずちゃん、どこにかけてるんだろう?
と言ってる間もない内に・・・。
ピーポーパーポー
腰のあんばい:
あっ!救急車が来よった
ドクター亮:
すずちゃん!でかした!!
その手があったか!!
ナースすずちゃん:
亮先生、これって公私混同ですか?
ドクター亮:
かまへん、かまへん。
国民の敵、がん大魔王を倒すためだ。
加藤厚生労働大臣も怒らんやろ。
腰のあんばい:
ワオ~、快適、快適
信号、完全に無視やな。
どけどけ~っ!こら!どかんかい!!
ってなもんや。
プリケ:
てなもんや三度笠・・・。
腰のあんばい:
おっ!プリケ君、てなもんや三度笠、
見とったんかいな?
プリケ:
見てました、見てました。
「耳の穴から手~突っ込んで、
奥歯がたがたいわしたろか!!」
ナースすずちゃん;
えっ?!プリケさん、何それ?
プリケ:
えっ?!すずちゃん、知らんの?
そらそうやな、てなもんや三度笠って
今から60年ぐらい前の番組やしな。
腰のあんばい:
ワシは知っとるで。
ってな話をしていたら、一行はあっという間に
近江塩津に着いた
プリケ:
これで救急車に乗るの2回目だな。
さすがに4人も乗ると「きゅうきゅう」だったな。
ドクター亮:
君はホントにオヤジギャグにまみれてるな
ナースすずちゃん:
ワ~!琵琶湖だ!琵琶湖だ!!
あっ!あそこに見えるのが竹生島ね。
ドクター亮:
プリケ君!竹生島に渡る前に
インスリン注射を打つのを忘れるなよ。
そうで「ないと」サタデー・「ナイト」・フィーバー、
低血糖で倒れてしまうぞ。
プリケ:
わかりました。
それでは、ヒューマログ12単位、
ランスタン30単位を注入します。
(ちなみに、このインスリンの薬品名は
実名です)
でも、亮先生にもボクのオヤジギャグ、
移ったんとちがいます?
いわゆる転移っちゅうやつでんな。
ボクのがんもすい臓から肝臓に、
そして肺に転移したように。
腰のあんばい:
さぁ~て、いよいよじゃのぉ~。
4人は小舟を漕ぎながら竹生島に向かった。
プリケ:
あれっ?船に乗るんとちがいましたんか?
ドクター亮:
船に乗ると目立つさかい、
すぐ敵に見つかってしまう恐れがある。
こっそりと小舟を漕いで上陸するのが
最善の策だ。
ところが、これまでカンカン照りだった空が、
突然黒雲におおわれ始め、
なんと雷までもが鳴り出した
ドクター亮:
みんな!へそを隠せ!!
ナースすずちゃん:
先生!そんなこと、看護学校では
習いませんでした。
ドクター亮:
これは生きるための知恵だ!!
プリケ:
なるへそ。
雷が鳴り、へそを隠すから、
なるへそか・・・。
全員、へそを隠した。
ピカッ!!ガラガラガラ、ドッカァ~ン!!
なんと雷が腰のあんばいが持っていた
越乃寒梅に落ちたように見えた。
ナースすずちゃん:
キャア~ッ!!
プリケ:
ひぇ~っ!!
しかし、雷は越乃寒梅には落ちていなかった。
実際は、腰のあんばいが持っていた
越乃寒梅の瓶に腰のあんばいが
雷を閉じ込めたのだ(あ~、ややこしい)。
この技こそ、亀仙人があのピッコロ大魔王と
闘った時に使った魔封波であった。
ナースすずちゃん:
腰のあんばいのじっちゃん、す、凄~い!!
腰のあんばい:
ムフフフ、どうしゃ。
ワシもまだまだ現役で戦えるぞよ。
プリケ:
腰のあんばいさん!
ボクは今年から年金をもらいはじめたんですけど、
腰のあんばいさんのように戦っていけるでしょうか。
腰のあんばい:
大丈夫ぞえ。
あんたは武力面では著しく劣るが、
なにやら我々のチームをうまくまとめる雰囲気を
持っておる。それはワンチームで何かを
なそうとする時に、絶対に必要なことジャ。
あんたは自分のその良さを忘れず、
がんと闘うことじゃ。
ナースすずちゃん:
おっ!じっちゃん、いいこと言うね~。
見直したよ!!
こうして4人のパーティは、いよいよ竹生島に到着した。
はたして、この島ではどんな冒険が待っているのだろうか。
遠くの木陰から、この4人パーティを
じっと見る者がいた。
背びれとしっぽがあることから、
いかにもがん大魔王の手先のようだが・・・。
これがあの<脱毛イヤヨ>だろうか?
次回、がんクエスト第3弾、「竹生島の冒険」、
こうご期待!!
「がんクエスト~プリケの冒険」、
期待にこたえて第2弾

(ごくごく一部の読者以外、
期待してへんと思うけど・・・)
★ひ弱な勇者・プリケ
★トップナイフ・ドクター亮
★ナースすずちゃん
この3人パーティにこれからどんな試練が
待ち受けているのだろうか。
詳しくは「知れん」けど。
「試練」だけに

ナースすずちゃん:
まずは町のお店に行って道具や
装備品を買わなきゃね。
ドクター亮:
そうだな。武器となるメスは手術室から
くすねてきたんだが・・・

プリケ:
さっすがトップナイフ!!
ナースすずちゃん:
先生!看護師長に見つかったら大変ですよ

3人はまず大津駅前にある道具屋に立ち寄った

ナースすずちゃん:
ワ~、先生!お菓子も売ってるよ

都こんぶとかするめとか。
プリケ:
すずちゃん!
あんた、なかなか渋いもん選ぶね。
オッサン、入ってるで

ナースすずちゃん:
エヘヘ


ドクター亮:
おいおい、ピクニックに行くんじゃないぞ

我々はあの憎っくき「がん大魔王」を
倒しに行くんだぞ。
ナースすずちゃん:
は~い

道具屋では磁石やロープ、
双眼鏡などを購入した。
なぜかプリケは「週刊文春」も買った。
ドクター亮:
オイ、プリケ君!「週刊文春」なんて
何で買うんや?荷物になるだけやろ。
プリケ:
いえいえ、先生!敵にやられそうになった時、
強烈な文春砲をぶっ放すんです

ナースすずちゃん:
<センテンス スプリング>ってヤツだね。
あれは相手によっては強烈だもんね。
次に3人は大津京にある武器屋に行った

プリケ:
ボク、何をするにもブキですから・・・。
ドクター亮:
それは不器用のブキ。
ここは「武器」屋。
大丈夫かいな、この勇者・・・。
プリケ:
たぶん、大丈夫じゃないと思います・・・

ナースすずちゃん:
ワ~!凄い武器や防具がいっぱいあるんだね

ドクター亮:
みんな、自分が使いやすそうなものを
選ぶといいぞ。
金のことは気にするな。
後から高額医療費として戻ってくるからな

プリケ:
では、ボクはこれと、これと、これ。
ナースすずちゃん:
私の衣服はやっぱり強化版ナース服よね。
この材質、あのドラゴンボールの孫くんが
着ていたものと同じなのよね。
私もかめはめ波、打てるかしら。
ドクター亮:
ドラゴン・ボールと言えば、
このお店の店主(老人)、
なんか亀仙人に似てないか。
プリケ:
う~ん、そう言えば、そんな感じが・・・。
お店の店主(老人):
なんじゃ?何をジロジロ見とるんじゃ?
プリケ:
い、いえ、あ、あのその~。
ちょっと似てらっしゃるなぁ~と思って・・・。
お店の店主(老人):
ん?キムタクとか福山とかに似てるってか?
ナースすずちゃん:
アハハハ、このじいちゃん、冗談は顔だけに
しといてほしいわ

ドクター亮:
おいおい、そりゃあ失礼だぞ。
たとえホンマのことでも・・・。
お店の店主(老人):
ところで、お前さん達はこんなに
武器や防具を買って、
なにをするつもりなんじゃ?
プリケ:
実は、あれがこうなって、そんでもって
こうなってああなって・・・。
お店の店主(老人):
な~るへそ!
それじゃあ、もし良かったらワシも仲間に
入れてくれへんか?
プリケ:
えっ?仲間?おじいちゃんって本当は
仲間由紀恵だったんですか?
お店の店主(老人):
お前、あほか!!
ナースすずちゃん:
おじいさん、仲間になりたいっていっても、
私たちこれからがん大魔王を
やっつけに行くのよ。
おじいさん戦えるの?
お店の店主(老人):
みくびるでないわ。
ワシはかつて「天下一武道会」に出場した強者ぞよ。
プリケ:
えっ?あの「天下一武道会」?
悟空やピッコロ大魔王が出場した、あの・・・
お店の店主(老人):
バカを言え!ワシが出場したのは、
1丁目町内会主催の夏祭りで
実施された「天下一武道会」で、
誰が一番早く「天下一品」のラーメン

食べられるかを競う大会じゃ。
ドクター亮:
そ、そうですか・・・

お店の店主(老人):
だが、なめちゃいかんぞ。
プリケ:
ハイ、ボクもラーメンはなめずに、
噛んで食べますけど・・・。
ナースすずちゃん:
プリケさん!あんた一回、
脳の検査もしてもらった方が
いいんじゃないの?
プリケ:
うん!12月7日に脳のMRI検査を
受ける予定だよ(これ、ホンマのことです)

ナースすずちゃん:
え~!ホンマかいな!!

お店の店主(老人):
ラーメンの早食いといったかて、
集中力と気合いがいるんじゃ。
若い者にはまだまだ負けられんわい

プリケ:
それで結果はどうだったんですか?
お店の店主(老人):
見事、銅メダルだったわい

3位に入ったから、
たいしたもんじゃ焼きぜよ。
ナースすずちゃん:
うんうん、たいしたもんじゃ焼きですね。
それで参加者はどれぐらいいたんですか?
お店の店主(老人):
3人じゃ。
プリケ:
ええ~っ!!

それじゃあ、最下「位」・・・。
ドクター亮は私の主治「医」・・・。
ドクター亮:
アカンは、この勇者・・・

そんなロートルを仲間に入れて
大丈夫だろうか?という不安が
3人の中にあった。
そんな気配を感じたのか、
その老人は・・・
お店の店主(老人):
ちょっと見ておれ。
は~っ~~~。
場の空気が変わり始めた。
空気が流れている・・・。
ん?なんかアルコールの匂いが・・・

お店の店主(老人);
酒はめ波~~~~~





あたり一面、酒の匂いが充満し、
3人はクラクラし始めた。
お店の店主(老人):
どうじゃ?ワシの必殺技、「酒はめ波」じゃ。
みんなワシのことを「酒仙人・腰のあんばい」
と呼んでおるんじゃ

プリケ:
越乃寒梅なら知ってるけど・・・。
腰のあんばいですか・・・。
う~、それにしても気持ち悪い・・・

3人は強烈なアルコールの匂いで
悪酔いをし、HPが下がった。
ナースすずちゃん:
ウィ~、気持ち悪い~~

これは強烈な技だわ。
今、気分が良くなる呪文を唱えるから!!
ナースすずちゃんは回復魔法、
「すっきりホイミ」を唱えた。
ナースすずちゃん:
すっきりホイミ~~~~~!!
ドクター亮:
う~、助かった

さっすが聖魔道士、すずちゃん!!
ナースすずちゃん:
エヘヘ、たいしたことないです

腰のあんばい:
どうじゃ?ワシを仲間に入れないか?
きっとエエ仕事するぞよ。
ちょいと、腰が痛いのが
玉に瑕じゃがのぉ~。
3人:
わ、わかりました。
それでは一緒に、がん大魔王を
倒しに行きましょう

パラララチャンチャチャ~ン

(ドラクエの仲間が加わったメロディーで)
酒仙人・腰のあんばいが仲間に加わった。
さてさて、またまた戦力になるのかならないのか、
よくわからない仲間が加わった。
ドクター亮:
まずは琵琶湖の竹生島に出没するという
がん大魔王の家来、<脱毛イヤヨ>を倒しに
行くことにしよう。
そいつから、がん大魔王の居場所を聞き出すんだ。
竹生島に行くには湖西方面では
近江塩津から船に乗らなければ

今からJR湖西線に乗っていては
遅くなるばかりだ。
なんかいい方法はないかな?
ナースすずちゃん:
亮先生!あるじゃないですか!!
私たちの専売特許が!!
ドクター亮:
ん?なんだっけ?
ナースすずちゃん;
ちょっと、待っててね。
え~っと・・・。
あっ!もしもし。
お願いしま~す。
プリケ:
すずちゃん、どこにかけてるんだろう?
と言ってる間もない内に・・・。
ピーポーパーポー

腰のあんばい:
あっ!救急車が来よった

ドクター亮:
すずちゃん!でかした!!
その手があったか!!
ナースすずちゃん:
亮先生、これって公私混同ですか?
ドクター亮:
かまへん、かまへん。
国民の敵、がん大魔王を倒すためだ。
加藤厚生労働大臣も怒らんやろ。
腰のあんばい:
ワオ~、快適、快適

信号、完全に無視やな。
どけどけ~っ!こら!どかんかい!!
ってなもんや。
プリケ:
てなもんや三度笠・・・。
腰のあんばい:
おっ!プリケ君、てなもんや三度笠、
見とったんかいな?
プリケ:
見てました、見てました。
「耳の穴から手~突っ込んで、
奥歯がたがたいわしたろか!!」
ナースすずちゃん;
えっ?!プリケさん、何それ?
プリケ:
えっ?!すずちゃん、知らんの?
そらそうやな、てなもんや三度笠って
今から60年ぐらい前の番組やしな。
腰のあんばい:
ワシは知っとるで。
ってな話をしていたら、一行はあっという間に
近江塩津に着いた

プリケ:
これで救急車に乗るの2回目だな。
さすがに4人も乗ると「きゅうきゅう」だったな。
ドクター亮:
君はホントにオヤジギャグにまみれてるな

ナースすずちゃん:
ワ~!琵琶湖だ!琵琶湖だ!!
あっ!あそこに見えるのが竹生島ね。
ドクター亮:
プリケ君!竹生島に渡る前に
インスリン注射を打つのを忘れるなよ。
そうで「ないと」サタデー・「ナイト」・フィーバー、
低血糖で倒れてしまうぞ。
プリケ:
わかりました。
それでは、ヒューマログ12単位、
ランスタン30単位を注入します。
(ちなみに、このインスリンの薬品名は
実名です)
でも、亮先生にもボクのオヤジギャグ、
移ったんとちがいます?
いわゆる転移っちゅうやつでんな。
ボクのがんもすい臓から肝臓に、
そして肺に転移したように。
腰のあんばい:
さぁ~て、いよいよじゃのぉ~。
4人は小舟を漕ぎながら竹生島に向かった。
プリケ:
あれっ?船に乗るんとちがいましたんか?
ドクター亮:
船に乗ると目立つさかい、
すぐ敵に見つかってしまう恐れがある。
こっそりと小舟を漕いで上陸するのが
最善の策だ。
ところが、これまでカンカン照りだった空が、
突然黒雲におおわれ始め、
なんと雷までもが鳴り出した

ドクター亮:
みんな!へそを隠せ!!
ナースすずちゃん:
先生!そんなこと、看護学校では
習いませんでした。
ドクター亮:
これは生きるための知恵だ!!
プリケ:
なるへそ。
雷が鳴り、へそを隠すから、
なるへそか・・・。
全員、へそを隠した。
ピカッ!!ガラガラガラ、ドッカァ~ン!!
なんと雷が腰のあんばいが持っていた
越乃寒梅に落ちたように見えた。
ナースすずちゃん:
キャア~ッ!!

プリケ:
ひぇ~っ!!

しかし、雷は越乃寒梅には落ちていなかった。
実際は、腰のあんばいが持っていた
越乃寒梅の瓶に腰のあんばいが
雷を閉じ込めたのだ(あ~、ややこしい)。
この技こそ、亀仙人があのピッコロ大魔王と
闘った時に使った魔封波であった。
ナースすずちゃん:
腰のあんばいのじっちゃん、す、凄~い!!
腰のあんばい:
ムフフフ、どうしゃ。
ワシもまだまだ現役で戦えるぞよ。
プリケ:
腰のあんばいさん!
ボクは今年から年金をもらいはじめたんですけど、
腰のあんばいさんのように戦っていけるでしょうか。
腰のあんばい:
大丈夫ぞえ。
あんたは武力面では著しく劣るが、
なにやら我々のチームをうまくまとめる雰囲気を
持っておる。それはワンチームで何かを
なそうとする時に、絶対に必要なことジャ。
あんたは自分のその良さを忘れず、
がんと闘うことじゃ。
ナースすずちゃん:
おっ!じっちゃん、いいこと言うね~。
見直したよ!!
こうして4人のパーティは、いよいよ竹生島に到着した。
はたして、この島ではどんな冒険が待っているのだろうか。
遠くの木陰から、この4人パーティを
じっと見る者がいた。
背びれとしっぽがあることから、
いかにもがん大魔王の手先のようだが・・・。
これがあの<脱毛イヤヨ>だろうか?
次回、がんクエスト第3弾、「竹生島の冒険」、
こうご期待!!
RPG「がんクエスト~プリケの冒険」
2020年09月07日
日本医師会公認のゲームが発売された(ウソです)。
タイトルは・・・
「がんクエスト~プリケの冒険」
ジャンルはロールプレイング、
対応プラットフォームはプレステ4で、
パッケージ版とダウンロード版がある。
ゲームの内容は、突然、がんの宣告を
受けた主人公プリケがそのショックを乗り越え、
医師や看護師等の仲間と協力して
ラスボス「がん大魔王」を倒すまでの
痛快冒険ストーリーとなっている。
高齢者層向けへの配慮もなされている。
最近のゲームは画面がぐるぐる動き、
へたをすると3D酔いを起こしかねない。
そこでこのゲームは極力3Dを廃し、
昔ながらの2D画面としている。
また、戦闘もリアルタイムではなく
コマンド入力方式として時間を
意識することなくプレイできる。
さらに、ゲーム中に出てくる医学用語が
わからない時は、その用語をクリックすると
インターネット上の医学用語辞典に
アクセスできる仕組みになっている。
さて、このゲームに興味をもった私は
早速購入してスタートボタンを押した。
神様:
おお~っ!よくぞやって来た。
まずはお前の勇気をほめたたえるゾヨ。
私:
ありがとうございます。
神様:
して、お前の名前は何という?
私:
プリケでございます。
神様:
おお~っ!プリケというのか。
これからお前は、がん大魔王を倒しに
行くとのことだが、今のお前の力だけでは
とてもかなわぬ相手じゃ。
まずは、仲間をさがすことから始めることジャ。
私:
わ、わかりました。
それで、神様、どこで仲間をさがせば
よろしいのでしょうか。
神様:
おまえは今、がんに冒されている病人じゃ。
病人の行く所は決まっておろう。
病院じゃ
ということで、私は病院に行き、主治医に
相談することにした。
私:
先生、これこれこういうことで、
あれがこうなってああなって・・・。
と、これまでの話をかいつまんで
主治医に話した。
主治医:
わかった。仕方ない、それじゃあ、
私が協力することにしよう。
私:
えっ?!
先生が仲間になっていただけるんですか!!
それは心強い
俳優、大谷亮平似の「ドクター亮」が
仲間になった
パラララチャンチャチャ~ン
(ドラクエの仲間が加わったメロディーで)
ドクター亮:
プリケよ。
パーティに医者だけでは足りないぞ。
パーティには私の補助となる看護師も必要だ。
ナースセンターに行って、我々に協力して
くれる看護師がいないかさがしてみよう。
私:
わかりました!!
我々は早速、ナースセンターに出向いた。
私:
う~ん、どの看護師さんがいいかな。
我々と共にがん大魔王と闘って
くれるような看護師さん、いるかな?
看護師さんA:
ダメダメ、今はコロナ禍の最中で、
そんな暇ないわよ。
ほかをあたってちょうだい。
私:
う~ん、だめか・・・。
あっ!あそこにいる女優さんに似た
看護師さんなんかどうだろう。
ドクター亮、どう思いますか?
ドクター亮:
う~ん、とりあえず話をしてみるか。
私:
これこれこういうことで、
あれがこうなってああなって・・・。
看護師すずちゃん:
えっ?!私で良ければ協力しますよ。
キャリアにもプラスになるだろうし・・・。
私:
えっ?!本当ですか!!
副業の俳優のお仕事は忙しくないんですか?
看護師すずちゃん:
う~ん、もし仕事の依頼がきたら、
姉のアリスに頼みますので。
私:
あっ!そうですか!!
それじゃあ、よろしくお願いいたします。
ナースすずちゃんが仲間に加わった
パラララチャンチャチャ~ン
(ドラクエの仲間が加わったメロディーで)
私:
よし、これで3人になった。
でも、3人で本当にがん大魔王を
倒せるのだろうか。
ドクター亮:
あとは冒険を続けながら仲間を
増やしていくしかないな。
ここで我々の役割を振り返ってみよう。
【プリケ(勇者)】
この冒険の主人公。
63歳だが、まだまだ気力あふれる
初期高齢者。
ロールプレイングゲーム史上、
最も高齢の主人公。
現在、がんに冒されて抗がん剤治療中。
そのため免疫力が低下して外敵からの
攻撃に弱い。自身の攻撃力も弱く、
体力もないRPG史上最もひ弱な主人公。
(ファミコンのゲーム、「スペランカー」の
主人公も弱かったが
)
しかし、チームワークを大切にし
仲間の潜在能力を引き出すことが得意。
また、コミュニケーション力にも長けている。
【ドクター亮(戦士兼医師)】
武力、知性を兼ね備えた人物。
豊富な知識で敵を攻撃する。
また、得意のメス攻撃は
他の追随を許さない。
周囲から「トップナイフ」とも言われている。
【ナースすずちゃん(聖魔道士)】
タイミング良く他のメンバーに
薬を提供したり、治療を施す。
某女優に似ていると言われている。
ドクター亮:
少なくとも今は3人だが、互いの協力や
コミュニケーションなしでは
とてもがん大魔王には勝てないゾ。
いいか!ワンチームの意識を忘れるな!!
プリケ:
ドクター亮!、なんか「ノーサイド・ゲーム」の時のこと、
思い出してません?
ドクター亮:
アカン、アカン、ついマネしてしもた
というわけで、ここに3人のパーティが
結成された。
ドクター亮とナースすずちゃんは
しっかりしているが、
主人公のプリケの非力さが著しい。
必殺技を習得するとか、
体力を上げる等が求められる。
プリケ:
えっ?!必殺技って、地獄車とか
二段投げとか、大噴火投げとか、
X攻撃とか消える魔球とかですか?
これらの必殺技を知っている人って
プリケと同世代です。
とまあ、なんか無茶苦茶な話が始まりましたが、
これってシリーズ化するのでしょうか。
もしするとしたら、次回は4人目の仲間さがしと、
いよいよザコ敵との闘いが始まります。
まあ、ステージ1程度ですから、
ステージ4のプリケにとっては
ザコ敵になるわけです。
それでは次回をお楽しみに。
って、期待する人、誰もい~ひんと思うし・・・
タイトルは・・・
「がんクエスト~プリケの冒険」
ジャンルはロールプレイング、
対応プラットフォームはプレステ4で、
パッケージ版とダウンロード版がある。
ゲームの内容は、突然、がんの宣告を
受けた主人公プリケがそのショックを乗り越え、
医師や看護師等の仲間と協力して
ラスボス「がん大魔王」を倒すまでの
痛快冒険ストーリーとなっている。
高齢者層向けへの配慮もなされている。
最近のゲームは画面がぐるぐる動き、
へたをすると3D酔いを起こしかねない。
そこでこのゲームは極力3Dを廃し、
昔ながらの2D画面としている。
また、戦闘もリアルタイムではなく
コマンド入力方式として時間を
意識することなくプレイできる。
さらに、ゲーム中に出てくる医学用語が
わからない時は、その用語をクリックすると
インターネット上の医学用語辞典に
アクセスできる仕組みになっている。
さて、このゲームに興味をもった私は
早速購入してスタートボタンを押した。
神様:
おお~っ!よくぞやって来た。
まずはお前の勇気をほめたたえるゾヨ。
私:
ありがとうございます。
神様:
して、お前の名前は何という?
私:
プリケでございます。
神様:
おお~っ!プリケというのか。
これからお前は、がん大魔王を倒しに
行くとのことだが、今のお前の力だけでは
とてもかなわぬ相手じゃ。
まずは、仲間をさがすことから始めることジャ。
私:
わ、わかりました。
それで、神様、どこで仲間をさがせば
よろしいのでしょうか。
神様:
おまえは今、がんに冒されている病人じゃ。
病人の行く所は決まっておろう。
病院じゃ

ということで、私は病院に行き、主治医に
相談することにした。
私:
先生、これこれこういうことで、
あれがこうなってああなって・・・。
と、これまでの話をかいつまんで
主治医に話した。
主治医:
わかった。仕方ない、それじゃあ、
私が協力することにしよう。
私:
えっ?!
先生が仲間になっていただけるんですか!!
それは心強い

俳優、大谷亮平似の「ドクター亮」が
仲間になった

パラララチャンチャチャ~ン

(ドラクエの仲間が加わったメロディーで)
ドクター亮:
プリケよ。
パーティに医者だけでは足りないぞ。
パーティには私の補助となる看護師も必要だ。
ナースセンターに行って、我々に協力して
くれる看護師がいないかさがしてみよう。
私:
わかりました!!
我々は早速、ナースセンターに出向いた。
私:
う~ん、どの看護師さんがいいかな。
我々と共にがん大魔王と闘って
くれるような看護師さん、いるかな?
看護師さんA:
ダメダメ、今はコロナ禍の最中で、
そんな暇ないわよ。
ほかをあたってちょうだい。
私:
う~ん、だめか・・・。
あっ!あそこにいる女優さんに似た
看護師さんなんかどうだろう。
ドクター亮、どう思いますか?
ドクター亮:
う~ん、とりあえず話をしてみるか。
私:
これこれこういうことで、
あれがこうなってああなって・・・。
看護師すずちゃん:
えっ?!私で良ければ協力しますよ。
キャリアにもプラスになるだろうし・・・。
私:
えっ?!本当ですか!!
副業の俳優のお仕事は忙しくないんですか?
看護師すずちゃん:
う~ん、もし仕事の依頼がきたら、
姉のアリスに頼みますので。
私:
あっ!そうですか!!
それじゃあ、よろしくお願いいたします。
ナースすずちゃんが仲間に加わった

パラララチャンチャチャ~ン

(ドラクエの仲間が加わったメロディーで)
私:
よし、これで3人になった。
でも、3人で本当にがん大魔王を
倒せるのだろうか。
ドクター亮:
あとは冒険を続けながら仲間を
増やしていくしかないな。
ここで我々の役割を振り返ってみよう。
【プリケ(勇者)】
この冒険の主人公。
63歳だが、まだまだ気力あふれる
初期高齢者。
ロールプレイングゲーム史上、
最も高齢の主人公。
現在、がんに冒されて抗がん剤治療中。
そのため免疫力が低下して外敵からの
攻撃に弱い。自身の攻撃力も弱く、
体力もないRPG史上最もひ弱な主人公。
(ファミコンのゲーム、「スペランカー」の
主人公も弱かったが

しかし、チームワークを大切にし
仲間の潜在能力を引き出すことが得意。
また、コミュニケーション力にも長けている。
【ドクター亮(戦士兼医師)】
武力、知性を兼ね備えた人物。
豊富な知識で敵を攻撃する。
また、得意のメス攻撃は
他の追随を許さない。
周囲から「トップナイフ」とも言われている。
【ナースすずちゃん(聖魔道士)】
タイミング良く他のメンバーに
薬を提供したり、治療を施す。
某女優に似ていると言われている。
ドクター亮:
少なくとも今は3人だが、互いの協力や
コミュニケーションなしでは
とてもがん大魔王には勝てないゾ。
いいか!ワンチームの意識を忘れるな!!
プリケ:
ドクター亮!、なんか「ノーサイド・ゲーム」の時のこと、
思い出してません?
ドクター亮:
アカン、アカン、ついマネしてしもた

というわけで、ここに3人のパーティが
結成された。
ドクター亮とナースすずちゃんは
しっかりしているが、
主人公のプリケの非力さが著しい。
必殺技を習得するとか、
体力を上げる等が求められる。
プリケ:
えっ?!必殺技って、地獄車とか
二段投げとか、大噴火投げとか、
X攻撃とか消える魔球とかですか?
これらの必殺技を知っている人って
プリケと同世代です。
とまあ、なんか無茶苦茶な話が始まりましたが、
これってシリーズ化するのでしょうか。
もしするとしたら、次回は4人目の仲間さがしと、
いよいよザコ敵との闘いが始まります。
まあ、ステージ1程度ですから、
ステージ4のプリケにとっては
ザコ敵になるわけです。
それでは次回をお楽しみに。
って、期待する人、誰もい~ひんと思うし・・・
