「がんクエスト2~プリケの冒険」
2020年09月11日
先日突然始まった
「がんクエスト~プリケの冒険」、
期待にこたえて第2弾
(ごくごく一部の読者以外、
期待してへんと思うけど・・・)
★ひ弱な勇者・プリケ
★トップナイフ・ドクター亮
★ナースすずちゃん
この3人パーティにこれからどんな試練が
待ち受けているのだろうか。
詳しくは「知れん」けど。
「試練」だけに
ナースすずちゃん:
まずは町のお店に行って道具や
装備品を買わなきゃね。
ドクター亮:
そうだな。武器となるメスは手術室から
くすねてきたんだが・・・
プリケ:
さっすがトップナイフ!!
ナースすずちゃん:
先生!看護師長に見つかったら大変ですよ
3人はまず大津駅前にある道具屋に立ち寄った
ナースすずちゃん:
ワ~、先生!お菓子も売ってるよ
都こんぶとかするめとか。
プリケ:
すずちゃん!
あんた、なかなか渋いもん選ぶね。
オッサン、入ってるで
ナースすずちゃん:
エヘヘ
ビールのアテなんかにどうかと思って
ドクター亮:
おいおい、ピクニックに行くんじゃないぞ
我々はあの憎っくき「がん大魔王」を
倒しに行くんだぞ。
ナースすずちゃん:
は~い
道具屋では磁石やロープ、
双眼鏡などを購入した。
なぜかプリケは「週刊文春」も買った。
ドクター亮:
オイ、プリケ君!「週刊文春」なんて
何で買うんや?荷物になるだけやろ。
プリケ:
いえいえ、先生!敵にやられそうになった時、
強烈な文春砲をぶっ放すんです
ナースすずちゃん:
<センテンス スプリング>ってヤツだね。
あれは相手によっては強烈だもんね。
次に3人は大津京にある武器屋に行った
プリケ:
ボク、何をするにもブキですから・・・。
ドクター亮:
それは不器用のブキ。
ここは「武器」屋。
大丈夫かいな、この勇者・・・。
プリケ:
たぶん、大丈夫じゃないと思います・・・
ナースすずちゃん:
ワ~!凄い武器や防具がいっぱいあるんだね
ドクター亮:
みんな、自分が使いやすそうなものを
選ぶといいぞ。
金のことは気にするな。
後から高額医療費として戻ってくるからな
プリケ:
では、ボクはこれと、これと、これ。
ナースすずちゃん:
私の衣服はやっぱり強化版ナース服よね。
この材質、あのドラゴンボールの孫くんが
着ていたものと同じなのよね。
私もかめはめ波、打てるかしら。
ドクター亮:
ドラゴン・ボールと言えば、
このお店の店主(老人)、
なんか亀仙人に似てないか。
プリケ:
う~ん、そう言えば、そんな感じが・・・。
お店の店主(老人):
なんじゃ?何をジロジロ見とるんじゃ?
プリケ:
い、いえ、あ、あのその~。
ちょっと似てらっしゃるなぁ~と思って・・・。
お店の店主(老人):
ん?キムタクとか福山とかに似てるってか?
ナースすずちゃん:
アハハハ、このじいちゃん、冗談は顔だけに
しといてほしいわ
ドクター亮:
おいおい、そりゃあ失礼だぞ。
たとえホンマのことでも・・・。
お店の店主(老人):
ところで、お前さん達はこんなに
武器や防具を買って、
なにをするつもりなんじゃ?
プリケ:
実は、あれがこうなって、そんでもって
こうなってああなって・・・。
お店の店主(老人):
な~るへそ!
それじゃあ、もし良かったらワシも仲間に
入れてくれへんか?
プリケ:
えっ?仲間?おじいちゃんって本当は
仲間由紀恵だったんですか?
お店の店主(老人):
お前、あほか!!
ナースすずちゃん:
おじいさん、仲間になりたいっていっても、
私たちこれからがん大魔王を
やっつけに行くのよ。
おじいさん戦えるの?
お店の店主(老人):
みくびるでないわ。
ワシはかつて「天下一武道会」に出場した強者ぞよ。
プリケ:
えっ?あの「天下一武道会」?
悟空やピッコロ大魔王が出場した、あの・・・
お店の店主(老人):
バカを言え!ワシが出場したのは、
1丁目町内会主催の夏祭りで
実施された「天下一武道会」で、
誰が一番早く「天下一品」のラーメン
を
食べられるかを競う大会じゃ。
ドクター亮:
そ、そうですか・・・
お店の店主(老人):
だが、なめちゃいかんぞ。
プリケ:
ハイ、ボクもラーメンはなめずに、
噛んで食べますけど・・・。
ナースすずちゃん:
プリケさん!あんた一回、
脳の検査もしてもらった方が
いいんじゃないの?
プリケ:
うん!12月7日に脳のMRI検査を
受ける予定だよ(これ、ホンマのことです)
ナースすずちゃん:
え~!ホンマかいな!!
お店の店主(老人):
ラーメンの早食いといったかて、
集中力と気合いがいるんじゃ。
若い者にはまだまだ負けられんわい
プリケ:
それで結果はどうだったんですか?
お店の店主(老人):
見事、銅メダルだったわい
3位に入ったから、
たいしたもんじゃ焼きぜよ。
ナースすずちゃん:
うんうん、たいしたもんじゃ焼きですね。
それで参加者はどれぐらいいたんですか?
お店の店主(老人):
3人じゃ。
プリケ:
ええ~っ!!
それじゃあ、最下「位」・・・。
ドクター亮は私の主治「医」・・・。
ドクター亮:
アカンは、この勇者・・・
そんなロートルを仲間に入れて
大丈夫だろうか?という不安が
3人の中にあった。
そんな気配を感じたのか、
その老人は・・・
お店の店主(老人):
ちょっと見ておれ。
は~っ~~~。
場の空気が変わり始めた。
空気が流れている・・・。
ん?なんかアルコールの匂いが・・・
お店の店主(老人);
酒はめ波~~~~~




あたり一面、酒の匂いが充満し、
3人はクラクラし始めた。
お店の店主(老人):
どうじゃ?ワシの必殺技、「酒はめ波」じゃ。
みんなワシのことを「酒仙人・腰のあんばい」
と呼んでおるんじゃ
プリケ:
越乃寒梅なら知ってるけど・・・。
腰のあんばいですか・・・。
う~、それにしても気持ち悪い・・・
3人は強烈なアルコールの匂いで
悪酔いをし、HPが下がった。
ナースすずちゃん:
ウィ~、気持ち悪い~~
これは強烈な技だわ。
今、気分が良くなる呪文を唱えるから!!
ナースすずちゃんは回復魔法、
「すっきりホイミ」を唱えた。
ナースすずちゃん:
すっきりホイミ~~~~~!!
ドクター亮:
う~、助かった
さっすが聖魔道士、すずちゃん!!
ナースすずちゃん:
エヘヘ、たいしたことないです
腰のあんばい:
どうじゃ?ワシを仲間に入れないか?
きっとエエ仕事するぞよ。
ちょいと、腰が痛いのが
玉に瑕じゃがのぉ~。
3人:
わ、わかりました。
それでは一緒に、がん大魔王を
倒しに行きましょう
パラララチャンチャチャ~ン
(ドラクエの仲間が加わったメロディーで)
酒仙人・腰のあんばいが仲間に加わった。
さてさて、またまた戦力になるのかならないのか、
よくわからない仲間が加わった。
ドクター亮:
まずは琵琶湖の竹生島に出没するという
がん大魔王の家来、<脱毛イヤヨ>を倒しに
行くことにしよう。
そいつから、がん大魔王の居場所を聞き出すんだ。
竹生島に行くには湖西方面では
近江塩津から船に乗らなければ
今からJR湖西線に乗っていては
遅くなるばかりだ。
なんかいい方法はないかな?
ナースすずちゃん:
亮先生!あるじゃないですか!!
私たちの専売特許が!!
ドクター亮:
ん?なんだっけ?
ナースすずちゃん;
ちょっと、待っててね。
え~っと・・・。
あっ!もしもし。
お願いしま~す。
プリケ:
すずちゃん、どこにかけてるんだろう?
と言ってる間もない内に・・・。
ピーポーパーポー
腰のあんばい:
あっ!救急車が来よった
ドクター亮:
すずちゃん!でかした!!
その手があったか!!
ナースすずちゃん:
亮先生、これって公私混同ですか?
ドクター亮:
かまへん、かまへん。
国民の敵、がん大魔王を倒すためだ。
加藤厚生労働大臣も怒らんやろ。
腰のあんばい:
ワオ~、快適、快適
信号、完全に無視やな。
どけどけ~っ!こら!どかんかい!!
ってなもんや。
プリケ:
てなもんや三度笠・・・。
腰のあんばい:
おっ!プリケ君、てなもんや三度笠、
見とったんかいな?
プリケ:
見てました、見てました。
「耳の穴から手~突っ込んで、
奥歯がたがたいわしたろか!!」
ナースすずちゃん;
えっ?!プリケさん、何それ?
プリケ:
えっ?!すずちゃん、知らんの?
そらそうやな、てなもんや三度笠って
今から60年ぐらい前の番組やしな。
腰のあんばい:
ワシは知っとるで。
ってな話をしていたら、一行はあっという間に
近江塩津に着いた
プリケ:
これで救急車に乗るの2回目だな。
さすがに4人も乗ると「きゅうきゅう」だったな。
ドクター亮:
君はホントにオヤジギャグにまみれてるな
ナースすずちゃん:
ワ~!琵琶湖だ!琵琶湖だ!!
あっ!あそこに見えるのが竹生島ね。
ドクター亮:
プリケ君!竹生島に渡る前に
インスリン注射を打つのを忘れるなよ。
そうで「ないと」サタデー・「ナイト」・フィーバー、
低血糖で倒れてしまうぞ。
プリケ:
わかりました。
それでは、ヒューマログ12単位、
ランスタン30単位を注入します。
(ちなみに、このインスリンの薬品名は
実名です)
でも、亮先生にもボクのオヤジギャグ、
移ったんとちがいます?
いわゆる転移っちゅうやつでんな。
ボクのがんもすい臓から肝臓に、
そして肺に転移したように。
腰のあんばい:
さぁ~て、いよいよじゃのぉ~。
4人は小舟を漕ぎながら竹生島に向かった。
プリケ:
あれっ?船に乗るんとちがいましたんか?
ドクター亮:
船に乗ると目立つさかい、
すぐ敵に見つかってしまう恐れがある。
こっそりと小舟を漕いで上陸するのが
最善の策だ。
ところが、これまでカンカン照りだった空が、
突然黒雲におおわれ始め、
なんと雷までもが鳴り出した
ドクター亮:
みんな!へそを隠せ!!
ナースすずちゃん:
先生!そんなこと、看護学校では
習いませんでした。
ドクター亮:
これは生きるための知恵だ!!
プリケ:
なるへそ。
雷が鳴り、へそを隠すから、
なるへそか・・・。
全員、へそを隠した。
ピカッ!!ガラガラガラ、ドッカァ~ン!!
なんと雷が腰のあんばいが持っていた
越乃寒梅に落ちたように見えた。
ナースすずちゃん:
キャア~ッ!!
プリケ:
ひぇ~っ!!
しかし、雷は越乃寒梅には落ちていなかった。
実際は、腰のあんばいが持っていた
越乃寒梅の瓶に腰のあんばいが
雷を閉じ込めたのだ(あ~、ややこしい)。
この技こそ、亀仙人があのピッコロ大魔王と
闘った時に使った魔封波であった。
ナースすずちゃん:
腰のあんばいのじっちゃん、す、凄~い!!
腰のあんばい:
ムフフフ、どうしゃ。
ワシもまだまだ現役で戦えるぞよ。
プリケ:
腰のあんばいさん!
ボクは今年から年金をもらいはじめたんですけど、
腰のあんばいさんのように戦っていけるでしょうか。
腰のあんばい:
大丈夫ぞえ。
あんたは武力面では著しく劣るが、
なにやら我々のチームをうまくまとめる雰囲気を
持っておる。それはワンチームで何かを
なそうとする時に、絶対に必要なことジャ。
あんたは自分のその良さを忘れず、
がんと闘うことじゃ。
ナースすずちゃん:
おっ!じっちゃん、いいこと言うね~。
見直したよ!!
こうして4人のパーティは、いよいよ竹生島に到着した。
はたして、この島ではどんな冒険が待っているのだろうか。
遠くの木陰から、この4人パーティを
じっと見る者がいた。
背びれとしっぽがあることから、
いかにもがん大魔王の手先のようだが・・・。
これがあの<脱毛イヤヨ>だろうか?
次回、がんクエスト第3弾、「竹生島の冒険」、
こうご期待!!
「がんクエスト~プリケの冒険」、
期待にこたえて第2弾

(ごくごく一部の読者以外、
期待してへんと思うけど・・・)
★ひ弱な勇者・プリケ
★トップナイフ・ドクター亮
★ナースすずちゃん
この3人パーティにこれからどんな試練が
待ち受けているのだろうか。
詳しくは「知れん」けど。
「試練」だけに

ナースすずちゃん:
まずは町のお店に行って道具や
装備品を買わなきゃね。
ドクター亮:
そうだな。武器となるメスは手術室から
くすねてきたんだが・・・

プリケ:
さっすがトップナイフ!!
ナースすずちゃん:
先生!看護師長に見つかったら大変ですよ

3人はまず大津駅前にある道具屋に立ち寄った

ナースすずちゃん:
ワ~、先生!お菓子も売ってるよ

都こんぶとかするめとか。
プリケ:
すずちゃん!
あんた、なかなか渋いもん選ぶね。
オッサン、入ってるで

ナースすずちゃん:
エヘヘ


ドクター亮:
おいおい、ピクニックに行くんじゃないぞ

我々はあの憎っくき「がん大魔王」を
倒しに行くんだぞ。
ナースすずちゃん:
は~い

道具屋では磁石やロープ、
双眼鏡などを購入した。
なぜかプリケは「週刊文春」も買った。
ドクター亮:
オイ、プリケ君!「週刊文春」なんて
何で買うんや?荷物になるだけやろ。
プリケ:
いえいえ、先生!敵にやられそうになった時、
強烈な文春砲をぶっ放すんです

ナースすずちゃん:
<センテンス スプリング>ってヤツだね。
あれは相手によっては強烈だもんね。
次に3人は大津京にある武器屋に行った

プリケ:
ボク、何をするにもブキですから・・・。
ドクター亮:
それは不器用のブキ。
ここは「武器」屋。
大丈夫かいな、この勇者・・・。
プリケ:
たぶん、大丈夫じゃないと思います・・・

ナースすずちゃん:
ワ~!凄い武器や防具がいっぱいあるんだね

ドクター亮:
みんな、自分が使いやすそうなものを
選ぶといいぞ。
金のことは気にするな。
後から高額医療費として戻ってくるからな

プリケ:
では、ボクはこれと、これと、これ。
ナースすずちゃん:
私の衣服はやっぱり強化版ナース服よね。
この材質、あのドラゴンボールの孫くんが
着ていたものと同じなのよね。
私もかめはめ波、打てるかしら。
ドクター亮:
ドラゴン・ボールと言えば、
このお店の店主(老人)、
なんか亀仙人に似てないか。
プリケ:
う~ん、そう言えば、そんな感じが・・・。
お店の店主(老人):
なんじゃ?何をジロジロ見とるんじゃ?
プリケ:
い、いえ、あ、あのその~。
ちょっと似てらっしゃるなぁ~と思って・・・。
お店の店主(老人):
ん?キムタクとか福山とかに似てるってか?
ナースすずちゃん:
アハハハ、このじいちゃん、冗談は顔だけに
しといてほしいわ

ドクター亮:
おいおい、そりゃあ失礼だぞ。
たとえホンマのことでも・・・。
お店の店主(老人):
ところで、お前さん達はこんなに
武器や防具を買って、
なにをするつもりなんじゃ?
プリケ:
実は、あれがこうなって、そんでもって
こうなってああなって・・・。
お店の店主(老人):
な~るへそ!
それじゃあ、もし良かったらワシも仲間に
入れてくれへんか?
プリケ:
えっ?仲間?おじいちゃんって本当は
仲間由紀恵だったんですか?
お店の店主(老人):
お前、あほか!!
ナースすずちゃん:
おじいさん、仲間になりたいっていっても、
私たちこれからがん大魔王を
やっつけに行くのよ。
おじいさん戦えるの?
お店の店主(老人):
みくびるでないわ。
ワシはかつて「天下一武道会」に出場した強者ぞよ。
プリケ:
えっ?あの「天下一武道会」?
悟空やピッコロ大魔王が出場した、あの・・・
お店の店主(老人):
バカを言え!ワシが出場したのは、
1丁目町内会主催の夏祭りで
実施された「天下一武道会」で、
誰が一番早く「天下一品」のラーメン

食べられるかを競う大会じゃ。
ドクター亮:
そ、そうですか・・・

お店の店主(老人):
だが、なめちゃいかんぞ。
プリケ:
ハイ、ボクもラーメンはなめずに、
噛んで食べますけど・・・。
ナースすずちゃん:
プリケさん!あんた一回、
脳の検査もしてもらった方が
いいんじゃないの?
プリケ:
うん!12月7日に脳のMRI検査を
受ける予定だよ(これ、ホンマのことです)

ナースすずちゃん:
え~!ホンマかいな!!

お店の店主(老人):
ラーメンの早食いといったかて、
集中力と気合いがいるんじゃ。
若い者にはまだまだ負けられんわい

プリケ:
それで結果はどうだったんですか?
お店の店主(老人):
見事、銅メダルだったわい

3位に入ったから、
たいしたもんじゃ焼きぜよ。
ナースすずちゃん:
うんうん、たいしたもんじゃ焼きですね。
それで参加者はどれぐらいいたんですか?
お店の店主(老人):
3人じゃ。
プリケ:
ええ~っ!!

それじゃあ、最下「位」・・・。
ドクター亮は私の主治「医」・・・。
ドクター亮:
アカンは、この勇者・・・

そんなロートルを仲間に入れて
大丈夫だろうか?という不安が
3人の中にあった。
そんな気配を感じたのか、
その老人は・・・
お店の店主(老人):
ちょっと見ておれ。
は~っ~~~。
場の空気が変わり始めた。
空気が流れている・・・。
ん?なんかアルコールの匂いが・・・

お店の店主(老人);
酒はめ波~~~~~





あたり一面、酒の匂いが充満し、
3人はクラクラし始めた。
お店の店主(老人):
どうじゃ?ワシの必殺技、「酒はめ波」じゃ。
みんなワシのことを「酒仙人・腰のあんばい」
と呼んでおるんじゃ

プリケ:
越乃寒梅なら知ってるけど・・・。
腰のあんばいですか・・・。
う~、それにしても気持ち悪い・・・

3人は強烈なアルコールの匂いで
悪酔いをし、HPが下がった。
ナースすずちゃん:
ウィ~、気持ち悪い~~

これは強烈な技だわ。
今、気分が良くなる呪文を唱えるから!!
ナースすずちゃんは回復魔法、
「すっきりホイミ」を唱えた。
ナースすずちゃん:
すっきりホイミ~~~~~!!
ドクター亮:
う~、助かった

さっすが聖魔道士、すずちゃん!!
ナースすずちゃん:
エヘヘ、たいしたことないです

腰のあんばい:
どうじゃ?ワシを仲間に入れないか?
きっとエエ仕事するぞよ。
ちょいと、腰が痛いのが
玉に瑕じゃがのぉ~。
3人:
わ、わかりました。
それでは一緒に、がん大魔王を
倒しに行きましょう

パラララチャンチャチャ~ン

(ドラクエの仲間が加わったメロディーで)
酒仙人・腰のあんばいが仲間に加わった。
さてさて、またまた戦力になるのかならないのか、
よくわからない仲間が加わった。
ドクター亮:
まずは琵琶湖の竹生島に出没するという
がん大魔王の家来、<脱毛イヤヨ>を倒しに
行くことにしよう。
そいつから、がん大魔王の居場所を聞き出すんだ。
竹生島に行くには湖西方面では
近江塩津から船に乗らなければ

今からJR湖西線に乗っていては
遅くなるばかりだ。
なんかいい方法はないかな?
ナースすずちゃん:
亮先生!あるじゃないですか!!
私たちの専売特許が!!
ドクター亮:
ん?なんだっけ?
ナースすずちゃん;
ちょっと、待っててね。
え~っと・・・。
あっ!もしもし。
お願いしま~す。
プリケ:
すずちゃん、どこにかけてるんだろう?
と言ってる間もない内に・・・。
ピーポーパーポー

腰のあんばい:
あっ!救急車が来よった

ドクター亮:
すずちゃん!でかした!!
その手があったか!!
ナースすずちゃん:
亮先生、これって公私混同ですか?
ドクター亮:
かまへん、かまへん。
国民の敵、がん大魔王を倒すためだ。
加藤厚生労働大臣も怒らんやろ。
腰のあんばい:
ワオ~、快適、快適

信号、完全に無視やな。
どけどけ~っ!こら!どかんかい!!
ってなもんや。
プリケ:
てなもんや三度笠・・・。
腰のあんばい:
おっ!プリケ君、てなもんや三度笠、
見とったんかいな?
プリケ:
見てました、見てました。
「耳の穴から手~突っ込んで、
奥歯がたがたいわしたろか!!」
ナースすずちゃん;
えっ?!プリケさん、何それ?
プリケ:
えっ?!すずちゃん、知らんの?
そらそうやな、てなもんや三度笠って
今から60年ぐらい前の番組やしな。
腰のあんばい:
ワシは知っとるで。
ってな話をしていたら、一行はあっという間に
近江塩津に着いた

プリケ:
これで救急車に乗るの2回目だな。
さすがに4人も乗ると「きゅうきゅう」だったな。
ドクター亮:
君はホントにオヤジギャグにまみれてるな

ナースすずちゃん:
ワ~!琵琶湖だ!琵琶湖だ!!
あっ!あそこに見えるのが竹生島ね。
ドクター亮:
プリケ君!竹生島に渡る前に
インスリン注射を打つのを忘れるなよ。
そうで「ないと」サタデー・「ナイト」・フィーバー、
低血糖で倒れてしまうぞ。
プリケ:
わかりました。
それでは、ヒューマログ12単位、
ランスタン30単位を注入します。
(ちなみに、このインスリンの薬品名は
実名です)
でも、亮先生にもボクのオヤジギャグ、
移ったんとちがいます?
いわゆる転移っちゅうやつでんな。
ボクのがんもすい臓から肝臓に、
そして肺に転移したように。
腰のあんばい:
さぁ~て、いよいよじゃのぉ~。
4人は小舟を漕ぎながら竹生島に向かった。
プリケ:
あれっ?船に乗るんとちがいましたんか?
ドクター亮:
船に乗ると目立つさかい、
すぐ敵に見つかってしまう恐れがある。
こっそりと小舟を漕いで上陸するのが
最善の策だ。
ところが、これまでカンカン照りだった空が、
突然黒雲におおわれ始め、
なんと雷までもが鳴り出した

ドクター亮:
みんな!へそを隠せ!!
ナースすずちゃん:
先生!そんなこと、看護学校では
習いませんでした。
ドクター亮:
これは生きるための知恵だ!!
プリケ:
なるへそ。
雷が鳴り、へそを隠すから、
なるへそか・・・。
全員、へそを隠した。
ピカッ!!ガラガラガラ、ドッカァ~ン!!
なんと雷が腰のあんばいが持っていた
越乃寒梅に落ちたように見えた。
ナースすずちゃん:
キャア~ッ!!

プリケ:
ひぇ~っ!!

しかし、雷は越乃寒梅には落ちていなかった。
実際は、腰のあんばいが持っていた
越乃寒梅の瓶に腰のあんばいが
雷を閉じ込めたのだ(あ~、ややこしい)。
この技こそ、亀仙人があのピッコロ大魔王と
闘った時に使った魔封波であった。
ナースすずちゃん:
腰のあんばいのじっちゃん、す、凄~い!!
腰のあんばい:
ムフフフ、どうしゃ。
ワシもまだまだ現役で戦えるぞよ。
プリケ:
腰のあんばいさん!
ボクは今年から年金をもらいはじめたんですけど、
腰のあんばいさんのように戦っていけるでしょうか。
腰のあんばい:
大丈夫ぞえ。
あんたは武力面では著しく劣るが、
なにやら我々のチームをうまくまとめる雰囲気を
持っておる。それはワンチームで何かを
なそうとする時に、絶対に必要なことジャ。
あんたは自分のその良さを忘れず、
がんと闘うことじゃ。
ナースすずちゃん:
おっ!じっちゃん、いいこと言うね~。
見直したよ!!
こうして4人のパーティは、いよいよ竹生島に到着した。
はたして、この島ではどんな冒険が待っているのだろうか。
遠くの木陰から、この4人パーティを
じっと見る者がいた。
背びれとしっぽがあることから、
いかにもがん大魔王の手先のようだが・・・。
これがあの<脱毛イヤヨ>だろうか?
次回、がんクエスト第3弾、「竹生島の冒険」、
こうご期待!!
がんクエスト6~プリケの冒険
がんクエスト5~プリケの冒険
広瀬すずさん復帰→「がんクエスト~プリケの冒険」再開
広瀬すずさん、コロナ陽性
がんクエスト4~プリケの冒険
「がんクエスト3~プリケの冒険」
RPG「がんクエスト~プリケの冒険」
がんクエスト5~プリケの冒険
広瀬すずさん復帰→「がんクエスト~プリケの冒険」再開
広瀬すずさん、コロナ陽性
がんクエスト4~プリケの冒険
「がんクエスト3~プリケの冒険」
RPG「がんクエスト~プリケの冒険」
Posted by プリケ at 00:00│Comments(2)
│がんクエスト
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
リアル医療ドラゴンおやじギャグ満載の超大作第2話ですね。舞台は琵琶湖周辺、医者と看護士、そして酔いどれ越乃寒梅、先が全く見えないストーリー。主人公より脇役が目立ちそうな展開に最初のバトルが次回展開されるのですね。
楽しみながら、笑いながら書いたブログって
これが初めて。
ストーリーはあらかじめ決めているのではなく、
書きながらどんどんアイデアがわいてくるって感じです。
次回第3回もこうご期待。
いよいよ、竹生島を牛耳る脱毛イヤヨとの
対決が待っています。
はたして、パーティはどんな戦いをするのでしょうか。
そして、森陰に潜んでいたのが
脱毛イヤヨなのか?