10円玉の行方
2020年02月22日
まもなく通勤電車の下車駅だ。
電車を降りてからバスに乗る。
京都市バスは230円。
財布の中を覗いた。
10円玉が4枚入っていた。
この4枚は2日前から一緒だった。
その中から3枚取り出す。
残る1枚が寂しそうな表情を見せた。
これまでいろいろな人たちの手を渡り歩き、
何かの縁で僕の財布で一緒になった4枚。
でも、今日でお別れだね。
取り出された3枚の10円玉:
僕たちは今日から京都市バスに乗る。
今は一緒にいるけれど、
バスに乗ったらお釣りや両替で
バラバラになってしまう。
また、たくさんの人たちの財布に
入ることになるだろうけれど、
もしかするとまたいつの日か
君に巡りあうことになるかもね。
それまで元気で!!
残された10円玉:
うん、ありがとう!!
2日間、みんなと一緒にいられて楽しかった。
僕もいつまでこの財布にいるか
わからないけれど、
またいつか会えるといいね。
みんなも元気で!!
同じ日の夕方、残された10円玉も
京都市営地下鉄の券売機に旅立った。
電車を降りてからバスに乗る。
京都市バスは230円。
財布の中を覗いた。
10円玉が4枚入っていた。
この4枚は2日前から一緒だった。
その中から3枚取り出す。
残る1枚が寂しそうな表情を見せた。
これまでいろいろな人たちの手を渡り歩き、
何かの縁で僕の財布で一緒になった4枚。
でも、今日でお別れだね。
取り出された3枚の10円玉:
僕たちは今日から京都市バスに乗る。
今は一緒にいるけれど、
バスに乗ったらお釣りや両替で
バラバラになってしまう。
また、たくさんの人たちの財布に
入ることになるだろうけれど、
もしかするとまたいつの日か
君に巡りあうことになるかもね。
それまで元気で!!
残された10円玉:
うん、ありがとう!!
2日間、みんなと一緒にいられて楽しかった。
僕もいつまでこの財布にいるか
わからないけれど、
またいつか会えるといいね。
みんなも元気で!!
同じ日の夕方、残された10円玉も
京都市営地下鉄の券売機に旅立った。
令和元年・ゆく夏に・・・
2019年08月31日
気付けば8月も今日で終わり。
まだまだ日中は蒸し暑い日もあるが、
朝夕はかなり過ごしやすくなってきた。
暑いのは苦手だけれど、
晩夏のたたずまいは心地良い。
セミの鳴き声が
穏やかになってきた
主役がクマゼミから
ヒグラシに変わる時
あたりは晩夏の衣装を
まとい始める
避暑地の夢が
現実に戻り
旅先で出逢った人が
思い出に変わる時
夕暮れの太陽も
柔らかくなる
令和最初の夏も
まもなく終わる。。。

まだまだ日中は蒸し暑い日もあるが、
朝夕はかなり過ごしやすくなってきた。
暑いのは苦手だけれど、
晩夏のたたずまいは心地良い。
セミの鳴き声が
穏やかになってきた
主役がクマゼミから
ヒグラシに変わる時
あたりは晩夏の衣装を
まとい始める
避暑地の夢が
現実に戻り
旅先で出逢った人が
思い出に変わる時
夕暮れの太陽も
柔らかくなる
令和最初の夏も
まもなく終わる。。。

2016年・ゆく夏に
2016年09月01日
セミの鳴き声が
穏やかになってきた
主役がクマゼミから
ヒグラシに変わる時
あたりは晩夏の衣装を
まとい始める
避暑地の夢が
現実に戻り
旅先で出逢った人が
思い出に変わる時
夕暮れの表情も
柔らかくなる
穏やかになってきた
主役がクマゼミから
ヒグラシに変わる時
あたりは晩夏の衣装を
まとい始める
避暑地の夢が
現実に戻り
旅先で出逢った人が
思い出に変わる時
夕暮れの表情も
柔らかくなる

「ハート」ディスクに保存した光景
2016年02月10日
シャルル・ド・ゴール空港を
飛び立った30数年前、
パリは冬の冷たい雨が降っていた。
どれぐらい夢幻飛行を
続けただろうか。
目をさました時、
窓の下には雲海が
果てしなく広がり、
その上には広くて
大きな大きな青い空が
延々と続いていた。
曇りや雨の日でも
雲の上には
あの日見た青空が
広がっている。
心に雨が降った日、
空を見上げてみる。
涙に濡れた心は
広く大きな青い空になる。
飛び立った30数年前、
パリは冬の冷たい雨が降っていた。
どれぐらい夢幻飛行を
続けただろうか。
目をさました時、
窓の下には雲海が
果てしなく広がり、
その上には広くて
大きな大きな青い空が
延々と続いていた。
曇りや雨の日でも
雲の上には
あの日見た青空が
広がっている。
心に雨が降った日、
空を見上げてみる。
涙に濡れた心は
広く大きな青い空になる。
2015年・ゆく夏に・・・
2015年08月31日
セミの鳴き声が
穏やかになってきた
主役がクマゼミから
ヒグラシに変わる時
あたりは晩夏の衣装を
まとい始める
避暑地の夢が
現実に戻り
旅先で出逢った人が
思い出に変わる時
夕暮れの太陽も
柔らかくなる
今年の夏も
まもなく終わる。。。
穏やかになってきた
主役がクマゼミから
ヒグラシに変わる時
あたりは晩夏の衣装を
まとい始める
避暑地の夢が
現実に戻り
旅先で出逢った人が
思い出に変わる時
夕暮れの太陽も
柔らかくなる
今年の夏も
まもなく終わる。。。

2014年・ゆく夏に。。。
2014年08月31日
セミの鳴き声が
穏やかになってきた。
主役がクマゼミから
ヒグラシに変わる時、
あたりは晩夏の衣装を
まとい始める。
避暑地の夢が
現実に戻り、
旅先で出逢った人が
思い出に変わる時、
夕暮れの太陽も
柔らかくなる。
2014年8月最終日。
今年の夏も、
まもなく終わる。

先ほど、琵琶湖で。。。
8月最後の琵琶湖の花火です。

穏やかになってきた。
主役がクマゼミから
ヒグラシに変わる時、
あたりは晩夏の衣装を
まとい始める。
避暑地の夢が
現実に戻り、
旅先で出逢った人が
思い出に変わる時、
夕暮れの太陽も
柔らかくなる。
2014年8月最終日。
今年の夏も、
まもなく終わる。

先ほど、琵琶湖で。。。
8月最後の琵琶湖の花火です。

浜大津界隈、夏色全開!!
2014年07月24日
昨日は「大暑」
ここ浜大津界隈は夏色全開
木々の緑も濃く、
原色の似合う季節。
気付けば、蝉時雨。
その蝉の声にも負けないぐらいの、
夏休み中の子供たちの元気な声。
広くて大きな空には
力強い雲が浮かんでいた。

ここ浜大津界隈は夏色全開

木々の緑も濃く、
原色の似合う季節。
気付けば、蝉時雨。
その蝉の声にも負けないぐらいの、
夏休み中の子供たちの元気な声。
広くて大きな空には
力強い雲が浮かんでいた。

まもなく別れの時
2014年02月12日
10年間のつきあいだった。
僕の思うままに走ってくれた。
本当にいろいろな所へ出かけたね。
桜の花びらが
春の風に舞う中、
琵琶湖畔を走ったこともあった。
梅雨の季節
雨の中をびしょ濡れになって
夜道を駆け抜けたこともあった。
真夏の太陽がギラギラと輝く中
汗をふき拭き約1時間近くかけて
実家まで付き合ってくれた。
どこまでも広く大きな
秋の青空を見上げながら
一緒に公園でひと休みもした。
吹雪の中
自宅まで震えながら
走ったこともあった。
強風の近江大橋を
力を振り絞りながら
一緒に渡ったこともあった。
「行ってきます」と「ただいま」。
駐輪場での君へのあいさつ。
でも、時々、置き去りにされた
こともあったよね。
君を迎えに行った翌朝、
一人寂しそうにたたずんでいた姿を
今でも忘れない。
ほぼ毎日、君と行動してきた。
もう10年になるんだね。
あちこち傷みも出てくるわけだ。
もうそろそろ休ませてあげる時だね。
長い間、ありがとう。
そして。。。お疲れ様
僕の思うままに走ってくれた。
本当にいろいろな所へ出かけたね。
桜の花びらが

春の風に舞う中、
琵琶湖畔を走ったこともあった。
梅雨の季節

雨の中をびしょ濡れになって
夜道を駆け抜けたこともあった。
真夏の太陽がギラギラと輝く中

汗をふき拭き約1時間近くかけて
実家まで付き合ってくれた。
どこまでも広く大きな
秋の青空を見上げながら

一緒に公園でひと休みもした。
吹雪の中

自宅まで震えながら
走ったこともあった。
強風の近江大橋を
力を振り絞りながら

一緒に渡ったこともあった。
「行ってきます」と「ただいま」。
駐輪場での君へのあいさつ。
でも、時々、置き去りにされた
こともあったよね。
君を迎えに行った翌朝、
一人寂しそうにたたずんでいた姿を
今でも忘れない。
ほぼ毎日、君と行動してきた。
もう10年になるんだね。
あちこち傷みも出てくるわけだ。
もうそろそろ休ませてあげる時だね。
長い間、ありがとう。
そして。。。お疲れ様


長い間、ありがとう
2014年01月16日
君は僕の背中で
いつも過ぎ去る景色を見てきた。
君と多くの場所を
共にしてきた。
雪の舞鶴や宮津の町、
天橋立と観光船、
北近畿タンゴ鉄道と由良川鉄橋。
無人駅で降り、自然の音に
耳をすませたこともあった。
僕が遠出をする時、
いつも君は僕の背中にいてくれた。
折りたたみ傘が小さすぎて、
雨でびしょ濡れになったこともあった。
寒い日には、
背中のぬくもりがとっても優しかった。
でも、そろそろ休ませて
あげないといけないね。
長い間、本当にありがとう。
僕のオレンジ色のリュック。
いつも過ぎ去る景色を見てきた。
君と多くの場所を
共にしてきた。
雪の舞鶴や宮津の町、
天橋立と観光船、
北近畿タンゴ鉄道と由良川鉄橋。
無人駅で降り、自然の音に
耳をすませたこともあった。
僕が遠出をする時、
いつも君は僕の背中にいてくれた。
折りたたみ傘が小さすぎて、
雨でびしょ濡れになったこともあった。
寒い日には、
背中のぬくもりがとっても優しかった。
でも、そろそろ休ませて
あげないといけないね。
長い間、本当にありがとう。
僕のオレンジ色のリュック。

車窓の景色を「ハートディスク」に保存
2013年10月20日
主役が彼岸花から
秋桜に変わった。
近江鉄道沿線(近江八幡〜八日市)、
秋色進行中。
車窓を流れる景色を
眺めていると
飽きることがない。
目にするひとコマ、ひとコマに
季節ごとの味わいを
感じることができるから。
ただ、その見え方は
その時の心の状態によって
変わってくる。
穏やかな心で見る景色は、
どこまでも柔らかく、あたたかい。
大空をゆったりと飛ぶ鳥、
小川の清らかな流れ、
風にたなびく稲穂、
雨粒のお化粧をする花、
田舎道を走る自転車、
夕暮れ時の民家からこぼれる灯り、
軒先で日向ぼっこをする老夫婦、
子供たちの傘の花。
春には春の、
夏には夏の、
秋には秋の、
冬には冬の、
今日も心の「ハート
ディスク」に、
しっかりと保存した。
秋桜に変わった。
近江鉄道沿線(近江八幡〜八日市)、
秋色進行中。
車窓を流れる景色を
眺めていると
飽きることがない。
目にするひとコマ、ひとコマに
季節ごとの味わいを
感じることができるから。
ただ、その見え方は
その時の心の状態によって
変わってくる。
穏やかな心で見る景色は、
どこまでも柔らかく、あたたかい。
大空をゆったりと飛ぶ鳥、
小川の清らかな流れ、
風にたなびく稲穂、
雨粒のお化粧をする花、
田舎道を走る自転車、
夕暮れ時の民家からこぼれる灯り、
軒先で日向ぼっこをする老夫婦、
子供たちの傘の花。
春には春の、
夏には夏の、
秋には秋の、
冬には冬の、
今日も心の「ハート

しっかりと保存した。