ビバ!メヒコ!!No.7「激烈なタクシー争奪戦」
2010年02月17日
ホントに久しぶりの、
<ビバ!メヒコ!!>シリーズ。
前回が昨年の2月1日だったので、
こんなシリーズがあったのを
私も忘れていた
今回は第7弾!!タクシーの話
今からちょうど30年前、
私はメキシコで暮らしていた。
首都メキシコシティから
バスで約3時間半のところにある
ケレタロというところに
ホームステイしていた。
ある日のこと、
私はメキシコシティからバスに揺られて、
ようやくケレタロに到着した。
「あ~しんど、さすがにちょっと疲れたナ。
早くホームステイ先に帰り、シャワーを浴びて、
ベッドに横になりたいナ。タクシーあるかな?」
私はタクシー乗り場に向かった。
すると。。。
私(心の中で)
「ゲッ!なんじゃ、こりゃあ~。なんで人が
こんなにおるんや!
それに比べてタクシー、ほとんどあらへん
」
今はわからないが(たぶん今も変わっていないと思う)、
当時、ケレタロでは整列してタクシーを待つ、
ってなことはありえなかった
タクシー乗り場にタクシーが入ってきたら、
いっせいにタクシーのまわりに人が群がり、
料金交渉が始まる!
「〇〇まで行きたいんやけど、〇〇円でどうや?!」
ってな具合。
私は最初、考えが甘かった。
メキシコの人達は私が外国人だから、
ちょっとは譲ってくれるだろうと。。。
ところがどっこい、どっこい、どっこいしょっと!
みんなハイエナのようにタクシーに群がり、
料金交渉を始めよる。
外国人に対する配慮なんかありゃしない。
「どひゃあ~~、来たタクシー、無くなってしもた~
帰れへん~~
ちょっとは外国人のこと考えて
譲らんかい!
そうでないと、私のような気の弱い(?)
人間が損をする!!」
と思ったが世の中、そんなに甘くはなかった
外国人であろうと何であろうと、
自分が望むことは自分の力でなんとか
しなければ!!
よっしゃっ!今度タクシーが来たら
思い切って交渉してやる!!
やがて1台のタクシーがやって来た。
群がるハイエナ達。。。
私(心の中で):
「こら!押すなよ!!ちきしょ~、出遅れた。。。
あっ!もう交渉が始まった!くそ~~、押すなって!
痛タタ、足踏まれた。。。
ちきしょ~、おとなしくしてりゃ
いい気になりやがって!!
そうや!
こういう時は関西弁でしゃべったろ。
迫力あるし、どうせこやつらにはわかりっこない!」
私(大きな声で):
「てめえら押すな言うとるやろ、このボケが!!
なめとんのかワレ!!
」
あ~~すっきりした
そしたらハイエナの一人がこうつぶやいた。
「お~~、ニッポン人、なんか怖~~い。
でも私、ニッポン語、ワカラナ~~イ!!」
私(心の中で):
「うわっ!ヤバ!!こいつ日本語知っとるやん!!
私(えらそうに):
ま、ええワ、ここで引き下がれへん。
「おい、運転手!!倍の金額、払たるさかい
乗せてくれ!!」(←これ、交渉ちゃうやん!)
運転手さん:
「ば、倍!!オ~、グラシアス(=ありがとう)!!
どうぞ、どうぞ」
私(心の中で)
「ウシシ。。。やっぱり金の力は大きいな。。。」
でも、これって、まわりから見たら、
<嫌な日本人。。。>
あの時のみんな!スマン!!
いつか謝りに行くさかい。。。
★「ビバ!!メヒコ!!」シリーズ、バックナンバーのご案内
(それぞれタイトルをクリックしてください)
(第1回)メキシコとタコス
(第2回)やつは、空手ができる。。。
(第3回)良い闘牛士になりなさい!!
(第4回)私の夢
(第5回)メキシコのロマンティックな習慣
(番外編)なんでメキシコなん?
(第6回)お世話になった日本人(パート1)
<ビバ!メヒコ!!>シリーズ。
前回が昨年の2月1日だったので、
こんなシリーズがあったのを
私も忘れていた

今回は第7弾!!タクシーの話

今からちょうど30年前、
私はメキシコで暮らしていた。
首都メキシコシティから
バスで約3時間半のところにある
ケレタロというところに
ホームステイしていた。
ある日のこと、
私はメキシコシティからバスに揺られて、
ようやくケレタロに到着した。
「あ~しんど、さすがにちょっと疲れたナ。
早くホームステイ先に帰り、シャワーを浴びて、
ベッドに横になりたいナ。タクシーあるかな?」
私はタクシー乗り場に向かった。
すると。。。
私(心の中で)
「ゲッ!なんじゃ、こりゃあ~。なんで人が
こんなにおるんや!

それに比べてタクシー、ほとんどあらへん

今はわからないが(たぶん今も変わっていないと思う)、
当時、ケレタロでは整列してタクシーを待つ、
ってなことはありえなかった

タクシー乗り場にタクシーが入ってきたら、
いっせいにタクシーのまわりに人が群がり、
料金交渉が始まる!
「〇〇まで行きたいんやけど、〇〇円でどうや?!」
ってな具合。
私は最初、考えが甘かった。
メキシコの人達は私が外国人だから、
ちょっとは譲ってくれるだろうと。。。
ところがどっこい、どっこい、どっこいしょっと!
みんなハイエナのようにタクシーに群がり、
料金交渉を始めよる。
外国人に対する配慮なんかありゃしない。
「どひゃあ~~、来たタクシー、無くなってしもた~

帰れへん~~

譲らんかい!

人間が損をする!!」
と思ったが世の中、そんなに甘くはなかった

外国人であろうと何であろうと、
自分が望むことは自分の力でなんとか
しなければ!!
よっしゃっ!今度タクシーが来たら
思い切って交渉してやる!!

やがて1台のタクシーがやって来た。
群がるハイエナ達。。。
私(心の中で):
「こら!押すなよ!!ちきしょ~、出遅れた。。。
あっ!もう交渉が始まった!くそ~~、押すなって!
痛タタ、足踏まれた。。。

ちきしょ~、おとなしくしてりゃ
いい気になりやがって!!

そうや!

こういう時は関西弁でしゃべったろ。
迫力あるし、どうせこやつらにはわかりっこない!」
私(大きな声で):
「てめえら押すな言うとるやろ、このボケが!!
なめとんのかワレ!!

あ~~すっきりした

そしたらハイエナの一人がこうつぶやいた。
「お~~、ニッポン人、なんか怖~~い。
でも私、ニッポン語、ワカラナ~~イ!!」
私(心の中で):
「うわっ!ヤバ!!こいつ日本語知っとるやん!!

私(えらそうに):
ま、ええワ、ここで引き下がれへん。
「おい、運転手!!倍の金額、払たるさかい
乗せてくれ!!」(←これ、交渉ちゃうやん!)
運転手さん:
「ば、倍!!オ~、グラシアス(=ありがとう)!!
どうぞ、どうぞ」
私(心の中で)
「ウシシ。。。やっぱり金の力は大きいな。。。」
でも、これって、まわりから見たら、
<嫌な日本人。。。>
あの時のみんな!スマン!!
いつか謝りに行くさかい。。。
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(それぞれタイトルをクリックしてください)
(第1回)メキシコとタコス
(第2回)やつは、空手ができる。。。
(第3回)良い闘牛士になりなさい!!
(第4回)私の夢
(第5回)メキシコのロマンティックな習慣
(番外編)なんでメキシコなん?
(第6回)お世話になった日本人(パート1)