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Posted by 滋賀咲くブログ at

メキシコのロマンティックな習慣(ビバ!!メヒコ!!No.5)

2009年01月12日

ビバ!!メヒコ!!シリーズ第5弾!!
今回はメキシコの粋な(?)習慣を2つご紹介します。

メキシコ国旗シンコ・デ・マヨ

これは約30年近く前の私の留学時代の話なので、
現在も続いているのかどうかは分かりません。

それは、年頃の女性に対する
男性の愛の告白の仕方です。
ある男性がある女性を好きになったとします。
男性は夜、その女性の家の近くまで行って、
女性がいる部屋の窓辺に向かって、
ギターを片手に愛の歌を歌うんです。
う~ん、なんてロマンティック!!
映画の中の世界みたい!!

ミュージシャン

でも、考えてもみてください。
日本でなら夜中にいくら愛の歌とはいっても、
たぶんご近所から苦情がくると思います。
「じゃかましい~!今、何時やと思てんねん(怒)」と。
ところがメキシコの人達は寛容で、
「あ~、近所の〇〇ちゃんも年頃になったんや~」と
喜んでくれます。
実際、私が住んでいた近所にも、朝の4時頃(!!)、
ギター、バイオリン、トランペットなどで構成された
マリアッチの音楽が奏でられました。

マリアッチ楽団マリアッチ楽団マリアッチ楽団

こうなったらとても眠っていられず、翌朝は寝不足状態。
でも、その時は私も大きな心で、
「あ~、〇〇ちゃん!良かったやん!!」
たしか、この習慣を「セレナータ」と言ったような記憶があります。


さて、もう一つ。
これも男性から女性に対する習慣。
町を歩いている女性に対して、男性が声をかけるのですが、
ナンパとはちょっと違います。
たとえば、車の中から男性が道行く女性に対して、
「よお!姉ちゃん!かわいいやんけ!」とか、
「よっ!そこの素敵な姉ちゃん!一緒にドライブせえへんか?」
というようなノリで声をかけます。
(えっ?メキシコ人って、こんな関西弁使うんかって?
まあ、話をおもろ~するためですやん!!
そないカタイこと言わんと!!)

でも、女性は完全に無視。無視でいいんです。

女性は声をかけられたことによって、「私も一人の女性として
見られたんだ」と思うそうです。
したがって、町中を歩いていて誰にも声をかけられないと、
「なんで私には声がかからへんの?」と思ってしまうとか。
このことを、たしか「ピロポ」といったように思います。
私もこの頃はちょうど22歳という血気盛んな頃で。。。
あっ!この後はご想像にお任せいたします。


いずれにしても、メキシコには当時の日本でも味わえないような
素敵な習慣が残っておりました。
今も残ってるのかなぁ~??「セレナータ」「ピロポ」