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Posted by 滋賀咲くブログ at

「担雪填井」(ゆきをになってせいをうずむ)~無駄も大事~

2009年01月09日

「担雪填井」(ゆきをになってせいをうずむ)
禅の言葉です。

「井戸を雪で埋めてしまう」って、とっても無駄な行い!!

こんなに環境が激変する中、
なるべく無駄なことはしたくない。
無駄な話をしない。
価値のない人に会うような無駄なことはしない。
無駄な努力もしない。
無駄なことをしなければ、合理的な
人生・生活を送れる!!

でも、本当にそうでしょうか?
なんだか味気なくないですか?

皆さん、思い出してみてください。
新入社員時代、こんな仕事、無駄だと思いながら
取り組んだことってありませんか?
でも、後になってみたら、その時の経験が生きたってこと。
あんな人と会って話をするなんて時間の無駄だと当初は
思っていながら、その後その人と交流を深めているってこと。

私達の人生や生活の中には、無駄なことだと思っていても、
その中には大切なことがある場合もあるのではないでしょうか。
無駄なことの中にも真理あり。
井戸を雪で埋めるなんて、とっても無駄な仕事ですよね。
でも、この禅の言葉は、そんな無駄な努力ができるハート、
心意気、気構えが大切だということを教えてくれています。

何が無駄で何が無駄ではないか。
何を無駄と考えるかは当然、人それぞれ違うと思います。
ただ、やる前から無駄だと決めつけず、
まずはやってみることも必要かもしれませんね。
その過程で何か大事なことが見えてくることが
あるのではないでしょうか。
無駄か、そうでないか、その評価は後になってから下しても
良いのではないでしょうか。



  


Posted by プリケ at 05:00Comments(4)ひとり言