憧れのエリちゃん
2011年12月16日
40数年前、まだ小学生だった頃、
別のクラスにエリちゃんという
女の子がいた。
利発で勝ち気なその子に、
私はひそかに惹かれていた。
でも、廊下で会えば
いつも気持ちとはうらはらに、
お互い言いたいことを
言いあっていた。
照れ臭さというものがあったのだろう。
そんなエリちゃんが5年生の時に
転校していった。
もちろん行く先は知らなかったし、
気付いた時には私の目の前から
いなくなっていた。
「さよなら」のひとことも言えないまま。。。
先日、体調が悪かったこともあり、
遠回りになるけれど座れるので、
いつもとは違う路線の電車に乗った。
その電車は、かつてエリちゃんが
住んでいたすぐ近くを走る。
エリちゃん、今、どこにいるのだろう?
元気にしている?
どんな人生を送っている?
幸せに暮らしている?
電車がエリちゃんの
住んでいた近くを走り抜けた。
私は彼女が住んでいた方に向かって、
窓越しにそっとつぶやいた。
あの時言えなかった「さよなら」のひと言を。
別のクラスにエリちゃんという
女の子がいた。
利発で勝ち気なその子に、
私はひそかに惹かれていた。
でも、廊下で会えば
いつも気持ちとはうらはらに、
お互い言いたいことを
言いあっていた。
照れ臭さというものがあったのだろう。
そんなエリちゃんが5年生の時に
転校していった。
もちろん行く先は知らなかったし、
気付いた時には私の目の前から
いなくなっていた。
「さよなら」のひとことも言えないまま。。。
先日、体調が悪かったこともあり、
遠回りになるけれど座れるので、
いつもとは違う路線の電車に乗った。
その電車は、かつてエリちゃんが
住んでいたすぐ近くを走る。
エリちゃん、今、どこにいるのだろう?
元気にしている?
どんな人生を送っている?
幸せに暮らしている?
電車がエリちゃんの
住んでいた近くを走り抜けた。
私は彼女が住んでいた方に向かって、
窓越しにそっとつぶやいた。
あの時言えなかった「さよなら」のひと言を。