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Posted by 滋賀咲くブログ at

ホルストの組曲「惑星」の第4曲<木星>

2013年04月15日


平原綾香さんの歌う「Jupiter」で
有名になった感のある
イギリスの作曲家ホルストの
組曲「惑星」の第4曲<木星>。

この曲と初めて出会ったのは、
私がまだ小学生だった頃。
当時、私は映画に夢中だった。
今のようにいつでも好きな時に
DVDやビデオを観られるような
時代ではなく、
映画館以外ではテレビ放映が唯一、
映画に接することの
できた時代である。

詳しくは覚えていないが、
あるテレビ局の洋画劇場の
ラストテーマに、
この<木星>のメロディーが
流れていた。
「う~~ん、なんていい曲だ。
なにか郷愁にかられるメロディーだ」
というのがその時の印象。
なんという曲か調べてみた。
すると、ホルストという作曲家の
組曲「惑星」の第4曲、
<木星>ということがわかった。
早速LPレコードを購入した。
カラヤン指揮ウィーン・フィル盤。
「惑星」を日本で一躍有名にした盤だ。

組曲「惑星」は
火星
金星
水星
木星
土星
天王星
海王星   
の7曲だが、最近は別の作曲家による
<冥王星>を付けた盤もいくつかある。
現在、以下のCDを所有しているが、
この内、ラトル&ベルリン・フィル盤に
<冥王星>が収録されている。

★カラヤン&ウィーン・フィル
★カラヤン&ベルリン・フィル
★レヴァイン&シカゴ響
★ショルティ&ロンドン・フィル
★ロジェストヴェンスキー&BBC響
★デイヴィス&ベルリン・フィル
★オーマンディ&フィラデルフィア
★ボールト&ロンドン・フィル
★ラトル&ベルリン・フィル

その他、以下のCDは未所有だが、
いつか聴いてみたく思っている。
◆デュトワ&モントリオール
◆スヴェトラーノフ&フィルハーモニア
◆マゼール&フランス国立管
◆スタインバーグ&ボストン響


組曲「惑星」は聴きどころも多いが、
上記の平原綾香さんの歌うメロディーは
<木星>の中間部に流れる。
前述のCDの中で、
この部分だけの比較においては、
やはり最初にこのメロディーの
洗礼を受けたカラヤン&ウィーン・フィル盤、
さらに、ゆったりとしたテンポで奏される
オーマンディ&フィラデルフィア盤が
私のお気に入り。

ところで、この「惑星」を是非、
ある指揮者の演奏で
聴いてみたいというクラシックファンは
多いのではないかと思う。
その指揮者はチェリビダッケ。
もし実現していたら、
いったいどんな演奏になっていただろう。
想像するだけでも楽しい。
これもクラシック音楽の楽しみの
一つと言えるかもしれない。
  


Posted by プリケ at 22:03Comments(6)音楽の話