君のもとへ
2010年08月13日
遠い夏の日、
私は君から遠く離れ、
日本海に浮かぶ小さな島を走る
バスの中にいた。
昔、「岬めぐり」という曲が流行ったが、
そのバスはまさにぴったり。
知らず知らずのうちに、
そのメロディーを口ずさんでいた。
少し君と距離を置きたかった。
自分のわがままだと分かっていた。
自分の気持ちに正直じゃなかったな。
ちょっと格好をつけすぎたかもしれない。
男の身勝手。。。自分で自分を責めた。
離れてみて分かった。
君と同じ時間を過ごしたい。
同じ景色を見て感動し、
君と涙したい。
車窓を流れゆくのは鄙びた港と漁村。
白い浜辺の背景には、
ちょうど一日の仕事を終えて、
水平線に腰を下ろし始めつつある
夏の太陽があった。
耳をすませば、波の音とカモメの声。
そして、君の声が聞こえてきた。
「早く帰ってきて」
私は夜行電車に飛び乗り、
君の住む町を目指した。
「もうすぐ帰るから」
遠い遠い夏の日の思い出。
私は君から遠く離れ、
日本海に浮かぶ小さな島を走る
バスの中にいた。
昔、「岬めぐり」という曲が流行ったが、
そのバスはまさにぴったり。
知らず知らずのうちに、
そのメロディーを口ずさんでいた。
少し君と距離を置きたかった。
自分のわがままだと分かっていた。
自分の気持ちに正直じゃなかったな。
ちょっと格好をつけすぎたかもしれない。
男の身勝手。。。自分で自分を責めた。
離れてみて分かった。
君と同じ時間を過ごしたい。
同じ景色を見て感動し、
君と涙したい。
車窓を流れゆくのは鄙びた港と漁村。
白い浜辺の背景には、
ちょうど一日の仕事を終えて、
水平線に腰を下ろし始めつつある
夏の太陽があった。
耳をすませば、波の音とカモメの声。
そして、君の声が聞こえてきた。
「早く帰ってきて」
私は夜行電車に飛び乗り、
君の住む町を目指した。
「もうすぐ帰るから」
遠い遠い夏の日の思い出。