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Posted by 滋賀咲くブログ at

「運動会の音楽」~クラシック音楽との出会い

2008年08月24日

今日は会社が休みなので、趣味の話を少々・・・。



私は20代後半、ある企業で新規開拓営業をしていました。

基本的には企業の社長と話をすることが多かったのですが、

当初は何を話してよいか分からず、自社のサービスをマニュアル通りに説明するのが精一杯。

一通りのことを話した後は、すごすごと退散していましたkao03

ちょうど3ヵ月が経過した頃、某企業の社長と話をすることがありました。

社長のクラシック音楽好きは有名で、ベートーベンやブラームス、ワーグナーを

こよなく愛する方でした。

実は私もクラシック音楽は好きだったんです。



商談を進めていると、社長がかつて仕事で訪問されたドイツの話になりました。

その時、私はドイツのバイロイト祝祭劇場で催される音楽祭

(ワーグナーの歌劇や楽劇を演目とする音楽祭)について感想を述べました。

「まさかあなたの会社の中で、ワーグナーについて語り合える人がいたなんて!

これからもちょくちょく会社に寄ってくれていいよ」という嬉しいお言葉をいただき、

それがきっかけとなり社長と意気投合、やがて取引ができるまでに発展したことがありました。

私の趣味が意外なところで役に立ちました。



さて、それでは私のクラシック音楽との出会いは、いつだったのでしょうか。

私の小学生時代の運動会では、必ず流れる音楽がありましたiconN07

最も盛り上がるリレーの時に流れる曲。私はその曲が大好きでした。

担任の先生に曲名を尋ねたところ、オッフェンバックという人が作曲した

喜歌劇「天国と地獄」序曲という曲で、音楽のジャンルとしては

クラシック音楽であるということが分かりました。



私は早速、レコード店に行き、その曲が入っているレコードを買いました。

ついに、あの運動会で流れる曲を家でいつでも聞くことができると考えると、

嬉しさで一杯になりました。

早速レコードに針を落としました。ところが、「あれ?いつもの運動会の曲と違う!」。

そうです、全然聞いたこともない曲が流れ始めたのです。「先生、もしかして間違えたのかな?

でも、これなかなか綺麗な曲だなぁ~」と聞き入ってしまいました。

曲も終わりに近づいてきた時、ようやくあのいつものメロディーが流れ始めました。

「これ!これ!この、メロディー!!」私は部屋の中で流れるメロディーを聞きながら、

運動会で走っている自分を思い浮かべていました。



その時、私は初めて、クラシック音楽ってなかなかいいものだと思いました。

これが私とクラシック音楽との出会いでした。それ以降、クラシック音楽の世界に

没頭したのは言うまでもありません。

自分の趣味が将来、仕事や人間関係形成に役立つことになるなんて、

当時は当然、思ってもいませんでした。


趣味は何かしら持っておいた方が良い、そして引き出しは多く持っておくべきものだ、

とセミナー講師を務めながら思う今日この頃です。


  


Posted by プリケ at 00:10Comments(4)音楽の話