この広告は365日以上更新がないブログに表示されます。  

Posted by 滋賀咲くブログ at

大津京近辺の天気は急変!!

2016年09月08日

今、約1時間かけて
悪性リンパ腫のことを
書き終わった後、
ふと外を見ると凄い雨icon03
そして雷もkao12
通院が病院明日でよかったface02

  


Posted by プリケ at 09:16Comments(2)大津京から眺める景色

私の病気は「悪性リンパ腫」でした

2016年09月08日

同じような病気で苦しんでいる人が
いらっしゃるかもしれないと思い、
あらためて私が罹った病気について
まとめておこうと思います。
何かの参考になればと思います。


【悪性リンパ腫とは?】
病名は「悪性リンパ腫」で、
リンパ球のがんと言われています。
一般的にわかりやすく言えば、
血液のガンです。

リンパ球はリンパ液に含まれて、
リンパ管を通じて全身をめぐっています。
そして毛細血管を通じて
リンパ管と血管を出入りしています。

このリンパ球ががん化し
全身をめぐるうちにリンパ節で
かたまりを作ります。
耳の下あたりの頚部やわきの下、
脚のつけ根などにできます。
私の場合は頚部にできました。
しかし、腫れてはいるものの
痛みがないというのが特徴のようです。


【検査方法】
まずは基本的な血液検査です。
そして、CT、MRI、PET検査などがあります。
さらに、腫れがあるリンパ節の細胞採取、
いわゆるリンパ節生検です。
これは局部麻酔、あるいは全身麻酔で
行いますが、私の場合は局部麻酔でした。
ハッキリ言って、これは強烈に痛かったです。
約1年経過する今でも、いまだに痛みが
後遺症として残っています。
できれば全身麻酔の方が楽だと思います。


【悪性リンパ腫のタイプは様々】
悪性リンパ腫といっても、
WHO(世界保健機関)の分類では
30種類以上のタイプに分類されています。

まず、以下の2つに分けられます。

★ホジキンリンパ腫
★非ホジキンリンパ腫→日本人に多いと言われています

私の場合は「ホジキンリンパ腫」でした。
ホジキンって「保持菌」と言えるかもkao08
これは特に首のリンパ節から
発生することが多いようで、
私はまさにそれでした。

ホジキンリンパ腫はさらに
細かく分類されます。
その中で私の場合は
古典的ホジキンリンパ腫の
混合細胞型というものでした。

病気の進行度であるステージは
4段階ある内の2でした。
腫瘍が一つだけではなく、
ボコボコといくつかあったためです。


【治療方法】
前述の分類によって
治療方法は異なりますが、
古典的ホジキンリンパ腫で
ステージ2の場合は
化学療法(抗がん剤投与)と
放射線治療になります。
ホジキンリンパ腫の場合は、
ABVD療法という化学療法が
行われます(詳細は割愛します)。

私の場合、当初予定は
入院中に抗がん剤投与を
4クール実施し、その後に
放射線治療へ移行するというものでした。
1クールは2週間ごとに
抗がん剤投与をするというものです。
つまり1ヵ月に2回投与をします。
したがって4クールですと
8回抗がん剤投与をすることになります。
その後の放射線療法は通院でOKです。

私は入院して1クール終了した段階で、
ほとんど副作用がなかったため
通院で2クール目以降に臨みました。
ところが通院での治療は
なかなか体力が必要で、
回を重ねるごとに負担が大きくなってきました。
3クール終了時点で、もう限界に達し、
主治医に相談して放射線療法に
移行してもらいました。
この決断をする際には、かなり悩みました。


【副作用は?】
これはかなり個人差がありますし、
その程度も人、様々なようです。
ちなみに、私の場合には
以下のようなものがありました。

・全身の倦怠感
・ちょっとした吐き気
・手足の指のしびれ
・便秘
・食欲不振
・味覚異常
・白血球、血小板の減少
・脱毛
・口内炎

このように書くとあらためて
本当に様々な副作用が
あったものだと思います。


【治療中に気をつけること】
白血球、血小板が減少しますので、
免疫力が低下します。
通常の人と比べて外からの攻撃に
弱い状態になっています。
したがって、人混みを避ける、
マスク着用、手洗いとうがいは
こまめに行うなどが必須となります。
庭いじりや植物、ペットとの接触にも
注意が必要です。
またお刺身や生クリーム等、
生モノを口に入れることは禁止です。
つまり感染予防を十分にするということです。


【治療が終了したら?】
がんの治療では完治ではなく
「完全寛解」という言葉を使用します。
これは検査上、がん細胞が
見つからない状態のことで
完治とは異なります。

定期的に血液検査やCT検査などを受けて
経過を観察していく必要があります。


以上がおおまかな説明になります。
私の場合は昨年の9月に発症し、
完全寛解に至ったのが今年の6月ですので、
約9か月間の闘病生活でした。
ありがたいことに、これは予想を
かなり上回っての早い完全寛解でした。

今後についてはどうなるか
まったくわかりませんが、
経過観察はしっかりと
していかなければなりません。


【一つだけ後悔したこと】
思いのほか仕事にも早く復帰でき、
ありがたいことだとつくづく思っていますが、
一つだけ後悔していることがあります。

それは生命保険にがん特約を
付けていなかったことです。
所得区分による自己負担限度額の
適用があるとはいえ、
やはりがんの治療関連の費用は
相当かかります。

今やがんは国民の2人に1人が罹る
病気と言われています。
将来のリスク対策として
がん保険は入っておくべきだと思います。
特に私のようなフリーランスで
活動する者にとっては
なおさらのことです。


【心がけておくべきこと】
最後になりますが、
とにかく、健康診断は
定期的に必ず受けること。
どこか身体に異常を感じた時は
自分勝手な判断をせず
早めに病院に行くこと。
自分だけは大丈夫などと
決して思わないこと。
これらが必要かと思います。
  


Posted by プリケ at 09:02Comments(2)プリケの闘病記