声のトーンって大事
接遇マナー研修の時に
声のトーンについて
お話をする時があります。
同じあいさつをするにしても、
声のトーンによって受ける印象は
随分異なります。
たとえば、お通夜の席で、
「この度はご愁傷様でございます」
というのを高く澄んだトーンで言うと
どうでしょうか。
ここは低い声でボソボソと話し、
悲しみを表わす方がいいですよね。
先日、病院でエコー検査を受けた時のこと、
技師さん二人が看てくれました。
一人目の技師さんは、
優しい声でマイルド。
「ハイ、息を吸って~。ハイ、そこで止めて~」
うん、なんだか心地よい
ひと通り看終って、
二人目の技師さんにバトンタッチ。
今度は一人目の技師さんとは正反対で、
「ハイ、息吸って、ハイ、そこで止める!」
文章で書くと伝わりにくいですが、
二人目の技師さんのトーンには
患者に対する優しさや心遣いが
感じられませんでした。
なんや、こいつ
イライラしとるんとちゃうか
患者の不安感など
まるで感じていないトーンで、
とっても事務的というか、
心が感じられない
こらあかん
接遇マナーができてへん
これはクレームもんや
クレープと違いまっせ、
クレームどす
このように、同じような言葉でも
声のトーンの果たす役割は
とっても大きいと思います。
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