ほどなく訪れる【晩夏】
夏の思い出は、
他の季節に比べて、ことのほか濃い。
それゆえ、【晩夏】のひと時は、
どこかセンチメンタルでメランコリック。
私は夏は苦手だが、【晩夏】の雰囲気は好きだ。
その【晩夏】の気配を感じる時は。。。
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スコールのように降り注ぐクマゼミの大合唱が、
ヒグラシの声に変わる時。
夕暮れの太陽が優しく感じられるようになる時。
肉食系の力強い白い雲が草食系に変わる時。
避暑地の夜の夢が現実に戻る時。
旅先で出逢った人が思い出に変わる時。
浜辺の喧騒が無くなる時。
各地の花火大会が終わる時。
ガリガリ君が売れ残るようになった時。
昼間の甲子園球場に静寂が戻った時。
子供たちが宿題に追われるようになった時。
地蔵盆が各地で行われるようになった時。
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2011年・酷暑の夏。
今宵、京都は五山送り火。
またひとつ、「夏」が過ぎてゆく。
そして、【晩夏】がほどなく訪れる。。。
あなたはどんな時に【晩夏】を感じますか?
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