ドラマ「海峡」

プリケ

2010年07月20日 21:16


海峡。。。
そこには、ただ海があるのみ。
しかし、そこには国境という
見えない<線>が引かれている。

この連休中、録画してあった
NHKドラマ「海峡」を観た。
戦中戦後を通して、
この<線>のせいで時代の波に
大きく翻弄される男性と女性。
愛だけでは、この<線>を乗り越えることは
容易ではなかった時代。
時が経ち、二人がその先に見たものは
何だったのか。

音楽は私の好きな渡辺俊幸さん。
いつもながら、ドラマを盛り上げる
大変素敵なメロディーを提供されている。
そう言えば、以前観た「遥かなる絆」も
同氏の音楽が効果的だった。
さらに、このドラマには、
さだまさしさんの曲も流れている。
タイトルは「かささぎ」。
その意味するところは、
ドラマの内容にも関連している。

誠に人間の運命というものは、
生まれてくる時代によって
大きく左右されるものだ。
このドラマに描かれていたのは
決して遠い昔のことではなく、
私の父や母の時代のことである。
そう考えると、このドラマがより一層、
切実なものとなってくる。
今、この時代に生きている意味を
深く考えさせられる内容だった。

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