人生62年、転機となる出会いがあった

プリケ

2020年04月20日 00:00

62年の人生を振り返った時、
ターニングポイントとなった
人との出会いが何度かあった。

1.小学校5~6年生時の担任の先生

私は小さい頃、引っ込み思案で
人の前に出ることや
目立つことが嫌いだった。
そんな私を見た担任のS先生。
自分を表現させようとして、
先生との交換日記が始まった。

徐々に自分を表現できるようになった私は、
以前より少し積極的になれた。
卒業式の日、最後に校門を出る時、
心の中でつぶやいた。
「S先生、ありがとうございました」

<この内容の詳しい記事とその後>はこちら


今、人の前に出て話をする仕事ができるのは
このS先生との出会いがあったからこそだ。


2.メキシコ留学期間中に会った某商社の常務

メキシコに留学して約1ヵ月経った頃、
ホームシックにかかっていた。
気分を晴らそうとして私は日本料理店に行った。
一人寂しく食べていた時、
一人の日本人が声をかけてきた。
その男性は世界を駆け巡る
某商社の常務取締役。
商談で来ているとのこと。
「格好いいな」と思った。
3~4時間、様々なことを話しあった。

その後1年が経過し、私は帰国した。
帰国後すぐに就職活動。
頭の切り替えがすぐにできず、
戸惑いを隠せなかった。
その時、私はこの男性に留学時のお礼を
言うために会社を訪問した。

その時の常務の言葉。
「思う存分、就職活動しなさい。
精一杯動いてみて、どうしても駄目なら
私のところへ来なさい。うちで採用するから」
ひぇ~っ!相変わらず格好いい!!
こんな大人になりたい!!
と私は思った。

どこの馬の骨かもわからない一人の若者と、
メキシコの地でたった3~4時間、
話しあっただけなのに・・・。

世界中を駆け回る社会人に
大人の世界を見せてもらった。


3.お客様に「働くこと」の意味を教えていただいた

銀行に勤務して2年目、
私は「働くこと」の意味が
わからず迷走していた。
この仕事でいいのだろうか、
働くことの意味って何?
働いていても楽しくない等々。

そんな時、窓口に来店されたあるお客様。
何度か来店され、そのたびに様々な提案をした。
最終的に預金していただくことになった。

そのお客様からいただいた言葉。

「私はあなたが勤める<銀行>に
預金するんじゃないわよ。
<あなたに>預金をしたいの」

この言葉はその後の私の働き方に
大きな変化を与えてくれた。
その後、仕事で壁にぶつかった時、
必ず振り返る原点のような存在となった。


4.素晴らしい主治医との出会い

2年前、すい臓癌の宣告を受け、
人生初めての手術をしなければならなくなった。
命の期限を知らされた気がして、
落ち込みも半端ではなかった。

手術後も辛い日々が続いたが、
主治医は土・日関係なく
毎日部屋を訪れてくれた。

私:
先生、なぜ土・日も休まず
来ていただけるんですか。

主治医:
患者さんに土・日はないですから。

ザ・プロフェッショナル!!

この先生に命を預けようと思った。

以上、4名の方々が私の人生に
大きな影響を与えてくださった人々であるが、
その他にも素晴らしい出会いがたくさんあった。
これからも人との出会いを大切にしていきたい。


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